相内優香アナウンサーが本音を吐露「私って、誰かに頼って生きていくタイプではないのかも(笑)」

公開: 更新: テレ東プラス

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今回は「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(毎週月~金曜夜11時)や、「池上ワールド 池上彰の現代史を歩く~Walking through Modern History~」(不定期放送)などで活躍中の相内優香アナウンザーを直撃。現在は、テレビ東京バーチャルアナウンサー「相内ユウカ」としても活躍し、YouTubeオリジナル配信番組「相内ユウカにわからせたい!」も、ネットを中心に大きな話題となっている。

そして9月12日(木)には、配信内容を書籍化した『Vチューバー相内ユウカが経済ニュースわかるまで聞いちゃった。』(テレビ東京 ワールドビジネスサテライト編 税別1400円)が発売に。新たな魅力を放っている相内アナに、仕事からプライベートまで...たっぷりとお話を伺いました!

5種類の声を出して日経新聞を読んでいました

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――「相内ユウカの配信番組は本当にわかりやすい!」と多方面で話題になっています。ユウカの声にエフェクトをかけていないとのことで、本当に驚きました。

「そうなんです。よく"ボイスチェンジャーを使っているの?"と聞かれますが、ユウカの声は何の機械も使用していません。ユウカを見ると勝手に降りてきて憑依するというか...これって危ない発言ですかね?(笑) 違う人物を演じているような感覚で、毎回楽しませていただいています。

最初から、せっかく演じるのであれば、振り切っていこうと決めていました。《23歳の新人アナ》《毒舌》《お酒が好きで趣味はひとり酒》《お金が好き》など、自分で細かいキャラクター設定を考えました。私もお酒は飲みますしお金も好きですけど(笑)、基本的に相内ユウカは全くの別人格です。私の身近にいる"この人面白いなぁ"という人を少し当てこんだりもしています」

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――相内ユウカになる際、切り替えのスイッチなどはあるのでしょうか。

「配信番組を見ていただくとわかると思いますが、ユウカって"フフフ"と独特の声で笑うんですよ。収録時にその練習をすると、自然とユウカが憑依してくる感じです。"よし! 今日もユウカになれる!"と」

――これまで、アニメの声優などのご経験はあったのでしょうか? 違和感なく、とても自然に演じられていますよね。

「全くないですね。ただ、元々独学で5種類の声を出して日経新聞を読んでいました。その中のひとつの声が相内ユウカだったんです。日々訓練をしていたので、彼女の声でニュースや本を読むこともできますし、これがなかなか楽しい! "楽しいから仕事を頑張る!"という感覚型の人間なので、一見難儀な経済ニュースも難しいと捉えるのではなく、"自分のことに置き換えて理解してから伝える"というのをモットーにしています」

――ユウカは、解説キャスターの滝田洋一さん(日経新聞編集委員)、山川龍雄さん(日経ビジネス編集委員)と対峙しても、常に天真爛漫ですよね。

「フフフ♡(←相内ユウカの声で) 滝田さんと山川さんが本当にわかりやすく答えてくださいますし、『WBS』の放送時間内ではお伝えしきれないことがたくさんあるので、『相内ユウカにわからせたい!』ではたっぷりとお話してくださいます。そのおかげで最近は、配信番組の時間がどんどん長くなっています(笑)」

キックボクシングを始めてから、"強くなりたい!"という願望が...

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――そもそもアナウンサーを志したきっかけは?

「最初は中学生の頃に参加した朗読のコンテストです。『銀河鉄道の夜』を朗読し、応募したものが評価されたことが嬉しくて...。高校でも放送部に入部し、毎年放送コンテストの全国大会に出場しました。"声の仕事がしてみたい"という思いが生まれたのがすべての入口でした

――今までで一番印象に残っているお仕事はありますか?

「池上彰さんと番組をご一緒させて頂くことが多いのですが、『池上彰の現代史を歩く』では世界の歴史をたどる機会に恵まれ、今まで20ヵ国以上取材させていただきました。その中でも、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つの宗教の聖地があるイスラエル・エルサレムは、人々の"祈り"が作り出す目に見えない念のようなものが漂っていて、今でもとても印象に残っています」

――今後挑戦したいお仕事があれば教えてください。

「個人的なことになりますが、今、自動車の運転免許取得に挑戦しています。自動車関連の取材をする際、今までは免許がなかったので助手席にしか乗れませんでしたが、免許を取得した暁には、業界を盛り上げるためにも、たくさんの自動車メーカーを取材したいと思っています。初心者マークを前後に貼りつつ(笑)、たっぷり取材したいです」

――それでは"相内ユウカ"としての展望は?

「今回『相内ユウカにわからせたい!』が書籍になるというチャンスがやってきました。これを機にいろいろな人とコラボレーションしたいです。『WBS』の多くのコメンテーターの皆さんが『番組に出たい!』とおっしゃってくださっているので、経営者や大学教授、政治家の方々とコラボレーションできたら面白いのではないか、と思っています。

相内ユウカが架け橋となり、さまざまなところに繋がりが生まれています。今後も彼女の活躍の幅は広がっていきそうなので、会社の枠を超えて、いろいろな人たちをつないでいけたらいいですね。リアルでは不可能なことがバーチャルで実現できればいいなと思います」

――プライベートはどんな風にお過ごしですか?

「最近は自動車の教習所に通っているのと、先輩の須黒清華アナウンサーに教えていただいて、週1回キックボクシングに通っています。オフも分刻みにスケジュールを入れて常に動き回っているタイプなので、アクティブかもしれません。キックボクシングをするようになり、次第に"強くなりたい!"という願望も生まれてきて...」

――強くなりたい! それはなぜなのでしょう?

「最近、"自分は誰かに頼って生きていくタイプではないのかも?"という感覚になってきてしまって...(笑)。誰の責任にもしたくない、自分の責任で人生を選んでいきたいので、そのために頑張って生きていくにはどうしたらいいのかな? とすごく考えておりまして...」

――それは世の中の多くの女性が、一度は考えるテーマですよね。

「相内ユウカのお仕事をすることで、少しずつ経済ニュースを深堀りしていくことに繋がり、それが蓄積されて相乗効果になっているのかもしれません。おのずと自分自身の人生について考える機会が増え、同時に多くの人たちに、もっと将来について考えて欲しいと思うようになりました。今は自分の好みでニュースをチョイスできる時代ですが、日々の経済ニュースにもっと関心を持っていただきたいですし、相内ユウカがその流れを変えるようなきっかけなればいいなという気持ちをこめてお届けしています」

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――今日はキャリア大学(※1)の講義の一環として、テレビ業界を志す学生を前に登壇されました。学生と触れ合ってみての感想は?

「今回学生の皆さんに、VTuberとして番宣番組を作ってもらいましたが、デジタルに馴染みがある世代だけあり、飲み込みが早くて本当に驚きました。VTuberのコツもあっという間に習得し、特色を活かして数分で各番組の見どころをしっかりと紹介していたので、"スゴイな~"と思いました。とても面白かったです!」

異色のバーチャルアナウンサーとして活躍しながら、"1人の女性として強くなりたい"と、力強く語ってくれた相内アナウンサー。枠にとらわれない今後の展開が楽しみでなりません。皆さんもぜひ、相内アナウンサーに注目して下さいね。

※1 キャリア大学とは...。

ワークショップやそこで働く社員の方々との交流を組み込んだ参加型・体験型授業。サマークラスとして、大学1、2年生向けに各社夏休みに1日開催する。テレビ東京では、ニュースや経済番組がどのように制作されているのか、現場見学やワークショップ、講義などをおくり、番組制作の過程を体感できるプログラムを提供。


9月12日(木)に『Vチューバー相内ユウカが経済ニュースわかるまで聞いちゃった。』(テレビ東京 ワールドビジネスサテライト編 税別1400円)が発売されます。

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配信番組「相内ユウカにわからせたい!」が早くも書籍化。秘蔵の初期資料や相内優香アナウンサーとの撮り下ろし写真など、ファンブック要素も満載です!

ご購入はコチラから!

1017()7時より、丸善日本橋店にて、「『Vチューバー相内ユウカが経済ニュースわかるまで聞いちゃった。』刊行記念イベント 相内優香・滝田洋一・山川龍雄トークライブ」を行います。

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