まるでフルーツ? 新潟のブランド野菜”深雪なす”の豚モツ炒め:昼めし旅~あなたのご飯見せてください

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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8月28日(水)の放送は、新潟県魚沼市で昼めし旅。日本有数の米どころとして知られ、これから実りの時期を迎える名産のコシヒカリは28年連続で最高評価特Aランクに認定される極上の味。そんな魚沼市でご飯調査するのは、タレントの上原りささんです。

甘さが引き立つなすと豚モツ炒め

なすの畑で作業していた農家の坂本淳さんと星野愉さんに出会いました。2人が育てているのは魚沼のブランド野菜「深雪なす」。

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もぎたての深雪なすをご厚意でいただくことに。「甘い! えぐみが全然ないですね」と驚く上原さん。深雪なすは一般的ななすより果肉がギュッと詰まっており、みずみずしくフルーツのように甘いのが特徴。絞るとぼたぼたと汁がこぼれるほどジューシー! 魚沼の一部地域でしか生産されていないとても貴重な野菜で、"幻のなす"と言われ、関東に出荷される際には、ひと箱1万円以上で売られることもあるそう。

おいしいなすをいただいたところで、坂本さんに例のお願いを......。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」

無事、交渉成立! 畑の近くにあるご自宅へ。この日は家族ぐるみで仲良くしているお友達家族も加わり、バーベキュースタイルでお昼ご飯を。

まずはとれたての深雪なすを食べやすい大きさにカット。続いてニンニクを薄くスライスし、油をひいたフライパンで焼いていきます。そこに茹でてある豚モツを加えます。

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実は魚沼ではモツ焼きがソウルフード。かつて養豚場が多くあったため、豚モツを食べる文化が浸透したそう。深雪なすとの相性は抜群です。

豚モツは火を通しすぎるとかたくなるため、いったん取り出して先ほど切った深雪なすを炒めます。熱を加えることで深雪なすの甘みが一層引き立つそう。そこへ豚モツを戻し、甘口の焼肉のたれで味付けをします。

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作っている間、上原さんはなすの浅漬けを味見でいただき、「おいし~!!」と思わず足をバタバタ(笑)。
「これにおにぎりがあれば、ほかはいらないでしょ?」と坂本さん。

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こちらが坂本家のお昼ご飯。

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深雪なすと豚モツ炒め。

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同じく深雪なすでウィンナーと大葉をはさんだはさみ揚げ。

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そしておにぎり。お米はもちろん魚沼産コシヒカリです。

ご厚意で、上原さんもいただきます。

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豚モツ炒めをいただき、「なす、(モツと炒めることで)より甘みが増していますね」と上原さん。

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はさみ揚げは、「おいしい! 自然な甘みがウィンナーの塩気と合いますね」と笑みがこぼれます。そして、さらにおすすめされたのが、かぐらなんばん味噌。

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辛いピーマンのような「かぐらなんばん」という野菜に、味噌・大葉・生姜・めんつゆを混ぜたもの。おにぎりに塗って食べると「子どもたちもすごく好きな味付けだなって。ごはんがすすむ!」と上原さん。

おいしい深雪なす料理の数々に、上原さんも「今まで食べたなすの中で一番おいしかった」と大満足。これからもおいしいなすを作り続けてくださいね!

新鮮夏野菜カレー&冷やし揚げ浸し

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続いて、農産物直売所を訪れた上原さん。地元の農家さんが作った新鮮な野菜が並んでいます。交渉は失敗したものの、お隣のJAの事務所でご飯を見せてくれそうな人を紹介してもらうことに。紹介していただいたのは、事務員の酒井直子さん。さっそく、例のお願いを......。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」

無事、交渉成立! お仕事が終わる頃、ご自宅に伺うことに。直売所で買った野菜で夏野菜カレーを作るとのこと。

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1.ひき肉を炒める。
2.タマネギ・ニンジン・しめじを投入してさらに炒める。
3.ナスとズッキーニも入れる。
4.水と香りづけのローリエを入れてしばらく煮込む。
5.半分に切ったミニトマトを加えて酸味をプラスし、甘口のカレールーを入れてとろみが出たら完成。

カレーを煮込んでいる間、夏野菜でもう一品。

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1.なすとピーマンは素揚げにする。
2.深皿にチューブ生姜と氷を盛り、めんつゆを流し込む。
3.熱いうちに揚げた野菜を盛りつける。

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こちらが酒井家の晩ご飯。上原さんもご厚意でいただきます。

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揚げ浸しを食べ「あっ、とろける。柔らかくておいしい!」と上原さん。

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カレーも「野菜の甘みが出てる!」とニッコリ。おいしいご飯をありがとうございました!

「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。

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