背が低い、お尻・お腹・二の腕が気になる...お悩み別「着やせコーデ」のポイント

公開: 更新: テレ東プラス

朝晩は涼しくなり、ファッションがますます楽しくなる季節がやって来ました。秋のファッションに身を包み、颯爽と街へ......と思ったら、あれ? なんか太って見える!?

専門家が役立つ生活情報を提供する生活情報番組「なないろ日和!」(毎週月~木午前9時26分~放送中)から、今回は人気イメージングディレクター・髙橋みどりさんに、お悩み別「着やせコーデ」のポイントを教えていただきました。

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服選びの基本は自分に合ったサイズとカラー

年齢を重ねると、どうしても若いときよりお尻やお腹周りに肉がついてしまい、着たい服よりも体型を隠せる服ばかり選んでしまいがち......ですが、それは間違い! 気になる部分を隠すのではなく、大事なのは「自分に合ったサイズやカラーの服を見つけること」と髙橋さん。

《自分に合った服を見つけるポイント》
【サイズ】
自分にちゃんと合ったサイズを見つけるには、必ず「試着」すること。体重は変わらなくても、年齢とともに肉のつき方は変化していますし、またブランドやデザインによっても自分に合うサイズは異なります。いつも同じサイズを購入するのではなく、面倒がらずお店で必ず試着をしてから購入を!

「いつもは9号の服を着ている方も、デザインによっては11号にした方がほっそり、カッコよく着られることも。ピッタリとしたサイズより少し大きめに着たほうが今っぽく見えます。
試着を遠慮したり恥ずかしがったりする必要はありません! ピッタリのものが見つかるまで、サイズを変えて試着しましょう」(髙橋さん、以下同)

【カラー】
基本的には、濃い色は締まって見え、柔らかい色は膨張して見えます。ただし、濃い色だけでは暗い印象になるので、小物や靴などで差し色をプラスして。
また、髪色も重要。髪色を含めた全体のバランスを考えながらスタイリングすると、自分に合う色の幅も広がります。

「自分の着たい服を着るのが一番! 着たい服の色に自分の髪色も合わせていきましょう。着たい服を持参して美容師さんに相談すると、相性のいいカラーリングを教えてくれます。髪色を明るくすると、今まで難しいと思っていた色の服もステキに着られるようになります」

nanairo_20190908_02.jpg画像素材:PIXTA

「着やせコーデ」3つのポイント

まずは自分に合ったサイズとカラーを見つけたうえで、「着やせ」のためのポイントとは?

【ポイント1】鎖骨・手首・足首を上手に出す
女性は体型がいくら変わっても、美しくてほっそりしているのが「鎖骨・手首・足首」。この3つを上手に出すと全体的にスッキリしたイメージに。
「鎖骨を隠すと首が太く顔が大きく見えてしまうので、丸首のものよりVネックがオススメ。そして、手首と足首は、少し丈を短くして見せるだけでも印象は変わります」

【ポイント2】上下のバランスと縦のライン
トップスとボトムのボリュームのバランスを取る、縦のラインを作るなど、全体のシルエットが大事。
「上にボリュームがあるときは下をスッキリ、下にボリュームがあるときはトップスをインするなどして上半身をコンパクトにしてバランスを取りましょう。デザインや柄で縦のラインを作ることもポイント。"揺れる"素材やデザインも、着やせの視覚効果があります」

【ポイント3】Vラインを作る
Vネックはもちろん、ネックレス、肩に羽織ったカーディガンの袖などで「V」を作ると、顔回りや首元がスッキリ!
「コクーンっぽい丸いシルエットの服が好みの場合は、首元にネックレスなどでVラインをつくるとほっそり見えます」

お悩み別「着やせコーデ」

体形の悩みは十人十色。タイプ別のポイントをうかがいました。

【脚が太い】
「ワイドパンツを上手く利用して、太い部分は隠しましょう。ストライプやセンターにラインがあるパンツなど、縦のラインを強調するものがオススメ。下にボリュームが出るので、トップスはスッキリしたもので合わせるのがポイント」

【お腹&お尻が大きい】
「隠すのは逆効果! ボリュームのメリハリをつけてバランスを整えましょう。サイズの合っていない大きめのものは余計に太って見えるので注意。また、なにかを羽織る場合は、揺れたり透け感があるものを選ぶと軽やかに見えます」

【胸が大きい】
「Vネックの服や、ネックレスなどで首回りにVゾーンを作ることで、スッキリ見えます。Vネックといっても深さや角度はいろいろ。顔の大きさや首の太さの見え方の違いを知り、自分に合った1枚を選びましょう」

【二の腕】
「肩のカッティングで二の腕はほっそり見えることをご存知ですか。Tシャツも袖の長さは千差万別なので、試着して最適なデザインを選びましょう」

【背が低い】
「目線を上に持っていくのがポイント。帽子やサングラス、大きめのイヤリングなどの小物で印象が変わります。
また、流行のロングスカートをはきたいけれど、どれも長すぎて......という方は、シューズで丈を調整したり、自分仕様にアレンジを。きっと似合ものが見つかると思います」

アレンジによって悩みも解消できるファッション。何よりもまず、自分に合ったサイズとカラーの服を選べるようになることがオシャレのコツなんですね。この秋は、隠すファッションを止めて、自分らしくキレイに魅せるファッションを楽しみましょう!

取材協力:イメージングディレクター・髙橋みどりさん。バーニーズ ニューヨークの日本進出を支え、「エストネーション」の起ち上げメンバーとして活躍。現在は、商品や店舗のプロデュースをはじめ、セミナー講師、テレビ出演などを行う。「働く女性のワードローブ おしゃれの教科書」(講談社)、「大人の『人モテ服』」(光文社)など著作多数。
オフィシャルサイト

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