お客が大量買い「30個!」「50個!」の声が乱れ飛ぶ、激うま”チキンボール”に隠された秘密

公開: 更新: テレ東プラス

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現代日本人の身近に起こるさまざまな社会現象をテーマに、"今"を捉える知的エンターテインメント「たけしのニッポンのミカタ!」(毎週金曜夜10時)。8月23日(金)夜9時からは、「下町から角界まで!真夏のスゴ技レジェンドSP」を放送。ゲストに貴乃花光司矢作兼おぎやはぎ)、市川紗椰を迎えて"見たこともない、スゴい技を持ったレジェンド"たちを紹介していく。

そこで「テレ東プラス」では、番組の中から「チキンボールの早揚げレジェンド」を先取りでピックアップ!

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東京・北区にある十条銀座商店街で、突如「やぁ~」の掛け声が。その声をたどってビルの2階の部屋の扉を開けると、そこには刀を持った男性が...。「抜刀道」の練習中という大杉雄造さんは、なんと1000万円超の真剣を手に、抜刀道6段のスゴ技を見せてくれます。「今回の街のレジェンドの技はコレ?」と思ったら、実は大杉さん、「商店街で商売をやっていて、そちらでもスピードが要求される」とのこと。

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商店街に戻ると、行列を発見! その行列ができた先をたどっていくと...そこには鶏肉を扱った総菜店「鳥大」が。大杉さんが2代目を務めている創業56年の人気店だそう。こちらのお店に、「商店街を利用する人なら知らない人はいない!」というレジェンドさんがいるというのだが、果たしてそれが、刀を振っていた大杉さんなのだろうか? 軒先でチェックしていると、お客さんから「50個!」「30個!」との声がかかる。来店者が大量買いしていく商品は...チキンボール!

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チキンボールは1個10円で1日に15,000個も売れる人気商品。これを作る技こそが、"街のレジェンド"たる所以だという。

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厨房の温度はなんと50度。この灼熱地獄の中、素手で大量の鶏むね肉のミンチのボールを手にする大杉さんを発見。ちなみにこちらはチキンボール800個分の量になるそう。華麗なる手さばきで大杉さんの手元から繰り出される鶏のミンチ。0.5秒に1個の早業で、チキンボールが油の中に放り込まれていく。

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無造作に投げ込んでいるように見えるが、手首のスナップをきかせて回転しながら放ることでボール状にまとまり、油に入っていく...まさに計算された技なのだ。なぜここまで速さにこだわるのか? それには大きな理由がある。1つのフライヤーに100個ずつ、2つのフライヤーに200個入れて作るため、揚げむらをなくすにはこの速さが必要になってくるそう。

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揚げたてのチキンボールを試食したスタッフいわく、「外はカリッとしていて中はしっとり♪」の食感でお味はもちろん◎。

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食感の秘密はおから。「おからを隠し味で入れると、肉がしまらない」(大杉さん)とのことで、冷めてもジューシーさが損なわれないのだ。

驚きの早業を持つレジェンドがこの店にはもう1人いるという。それが、店頭に立つ大杉さんの奥様のトングさばき。50個など1度に大量に購入するお客さんが多いために身につけたレジェンド技で、奥様は、まるで何かの楽器を演奏しているかのようにリズムよくトングを扱い、チキンボールが心地よく袋の中に入っていく。しかし! この店はまだレジェンドがいたのだ。そのラスボスの正体が...。

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初代店主・大杉宣郎さん、御年75歳!! なんと初代はフライヤーを見ることもなく、鶏のミンチを油に放り込むという"ノールック技"を披露してくれた。チキンボールの生みの親で、この道56年ゆえにできる技だそう。東京の下町で受け継がれる伝統...1つ10円の愛情あふれるチキンボールに、レジェンドの技がこめられていたのだった。

番組では他にも、魚の身を切る精密機械レジェンド、発泡スチロール製の「箱」を高く積むレジェンドなどを紹介。さらに人気シリーズ「天然食材ハンター 沖縄夏の陣」では、野人と呼ばれる天然食材ハンターが、初めて沖縄の天然食材ハンティングに挑む。鎧をまとったような「プレコ(ナマズの仲間)」や巨大ガニの「ノコギリガザミ」を手づかみで捕獲。さらに木に登って採ったのは、巨大なシダ植物の新芽「ヒカゲヘゴ」。体長1メートルを超えるオオウナギ釣りにも挑戦する。

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