総重量約10トン!2軒同時に家財道具全部出す! 家の中にあるモノを全て可視化するとどうなる!? 8月20日(火)夜6時55分からは、「家のモノ全部出して!? 3日でお家ダイエット」を放送。不要品売却と番組精鋭プロ集団のアドバイス&スゴ技炸裂で2度とお家を太らせない! たった3日間で行ったお家スリム化の様子をカメラが追います。
いつの間にかモノであふれてしまっている家の中。「スッキリさせたい!」と思ってもなかなかうまくいかないもの。そんな皆さんのために、番組では2家族の家の中のモノを全部出して、なぜ家の中が"太ってしまったのか"原因を究明していきます。
そこで今回「テレ東プラス」では、築23年3階建て3LDKにお住まいの「岸田家」の"お家スリム化"の様子を、特別に先取りでご紹介。
夫の遺品が捨てられない...
2年前にご主人が亡くなり、現在1人暮らしの岸田友子さん(57歳)。
長男が結婚して同居する予定もあり、「3回忌を機に片付けたい」と話す。スタッフが下見に伺うと、まず玄関の大きな靴箱はテニスシューズ、テニスラケット、社交ダンスシューズ、下駄など、1人暮らしとは思えないほどの量で埋め尽くされていました。多趣味な岸田さん、他にもゴルフバッグ&シューズやボウリング用マイボールを収めたバッグが玄関に置いてあります。
2階に上がってリビングやキッチンを見渡すと、意外と片付いていましたが、長男が遊びに来た時に出そうと思っていた食材の数々がかなりの量!
実はきれい好きだったご主人が食道がんで亡くなって、家の中が徐々に太ってきてしまったそう。23年前に注文住宅を建てた岸田さん。こだわりは人が集まる広いリビング。現在そのリビングには、入ってすぐに仏壇が置いてあります。その理由を尋ねると、「置くところがなかったから」とのこと。毎日お化粧しながら挨拶をしたり、ご飯を食べながらご主人がいる仏壇を見たり、通りすがりに手を振ったりしています。
3階にあるご主人の部屋へ案内してもらうと、遺品がまだたくさんある様子。「ずいぶん捨てたんですけど、まだまだ...」と話す岸田さん。ご夫婦で一緒にやっていたゴルフ道具や釣り用の長靴、100枚を超えるCDのほか、どうすればいいのか分からないモノが...。
どうやら仕事の書類のようですが、電気設備の会社を経営していたご主人が亡くなり、事務所を閉めた際に持って来てしまったとのこと。万一必要になってもいけないので捨てることができないそうです。
さらに同じ3階には岸田さんの衣裳部屋もありました。「畳んで収納するのが苦手」とのことで多くの服がハンガーラックにかかっている状態。そして売ろうと思っているというイッセイミヤケの服が無造作に(笑)どんどん出てきます。その数なんと40着以上!
1階の納戸は、引っ越して来た時に詰め込んで以来開けていないので23年間使っていないも同然。岸田さんは一人息子の龍生さん(26歳)とも相談し、今回この企画に同意してくれました。
お家が太ってしまった原因を診断!
株式会社「お家デトックス」代表で、収納アドバイザーの大橋わかさんによると、「見た目をきれいに整えることではなく、使いたいものが使いたい時にさっと出てくる」のが収納だそう。大橋さんに、"岸田家が太ってしまった原因"を診断してもらうと...。
まず、キッチンカウンターがしまえないモノであふれている様子を見てあることに気づきます。岸田さんはポンと色々なモノを置きたい人。できれば「ゼロアクションで物事を済ませたい人なんだ」と分析。キッチンカウンターの上にモノがあふれている原因は「戻す位置がない、戻すのが面倒」だから。すべての収納場所が埋まっているせいで、色々なモノを戻すのが大変になってしまっているのです。確かに収納場所を見せてもらうと、まるでテトリスのようにモノがきっちり詰まっていました。これでは新たなモノをしまったり、出したモノを戻すのは大変そう。
さらに大橋さんが"贅肉"と呼ぶのは収納場所を埋め尽くしているタッパー。料理が好きな岸田さんは、たくさん作ってはタッパーに入れて人にあげています。でもタッパーは返されてしまうので、増える一方。大橋さんによるとタッパーが増える原因として種類がとても豊富で安いことが挙げられるとのこと。冷凍ご飯用、新春用、重ねて入れられる、などバリエーションが豊かで、みんなつい「これがあったら便利!」と気軽に買ってしまうそうです。
大橋さんいわく、遺品に関しては思い出も一緒に捨ててしまうような気持ちになってしまい、なかなか捨てられない人が多いとか。最初は捨てると言っていた人も一つ一つ見ているうちに思い出が蘇ってしまい、結局は捨てられなくなるようです。
まずはすべてを運び出す、ということで、運び出しのプロ「SGムービング」協力のもと家の中のモノをテレビ東京のスタジオに運び入れると...。岸田家から運び出した総重量(トラック台数)は、2.930トン(2トントラック1.5台分)! スタジオはあっという間に家族のモノで埋め尽くされます。
「家のモノを全て出す」というこの行為、一見荒療治に見えますが、実はこれこそが3日間でお家ダイエットを成功させる秘訣だそう。「一目でぱっとわかるんですよね。自分が家の中にこれだけのモノを持っているんだってことが」と話すのは空間プロデューサーの安東英子さん。使っていないモノが一目瞭然に見えることで取捨選択の判断のスピードが上がるのです。
長男の龍生さんや姪っ子のかおりさんも加わり、岸田さんが判断しかねるモノもどんどん仕分け、売れそうなものは「メルカリ」に出品し、かなりスッキリ!
そしてお家ダイエット3日目。いよいよ家に仕分けして残ったものを運び込みます。
ここで大橋さんからリバウンドしない食器の収納の極意をご紹介。
【食器類を前後に収納する場合、手前を低くしておくと奥に何が入っているのが一目で見えるので出し入れが楽!】
【引き出しは全開しなくても取り出せるように、同じ種類の物は縦に収納すると良い】
コップ類は引き出しに入れることで落として割る確率も減るので、一石二鳥だとアドバイスします。
最終的に岸田家がどのように生まれ変わったのか...。また中学生~社会人までの子ども6人と両親で暮らす、8人家族・大柄家(総重量7.075トン)のお家ダイエットは成功するのか...?
お家のリバウンドを防ぐ極意もまだまだたくさんご紹介します! 詳しくは、今晩6時55分放送「家のモノ全部出して!? 3日でお家ダイエット」で、ぜひチェックしてください。