トマトジュースで吐血? 堀井新太が公共バスで”ほのぼの人助け”

公開: 更新: テレ東プラス

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会社再建に心血を注ぐ熱き弁護士の姿を描くドラマBiz「リーガル・ハート~いのちの再建弁護士~」(毎週月曜夜10時、BSテレ東は毎週金曜夜9時放送)。命に関わると判断した案件は、報酬度外視! 依頼者を最後まで護り抜く情熱家の再建弁護士・村越誠一を反町隆史が演じ、新境地を見せている。

そこで「テレ東プラス」では、「村越誠一法律事務所」で事務員を務め、主人公の村越を明るく笑顔で支える池田伸司役の堀井新太を直撃。反町の印象から現場エピソード、役者としての"今"まで...とことん話してもらった。ここではインタビューの模様を、あますことなく伝えていく。

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反町さんとバス釣りに! 撮影が始まる前はまったく想像できませんでした

――まずは、主演を務める反町さんの印象から教えてください。

「僕は、『ビーチボーイズ』や『GTO』を観て育ったんですよ。だから最初にお会いした時は、"爽やかでカッコイイ!"と感激しました。そしてありがたいことに、現場では大変可愛がっていただきまして...。ロケ中、何回か『伸(役名が伸司なので)、行くか!』と誘ってもらいました。すごく嬉しかったです!」

――反町さんの趣味でもある"バス釣り"にも行かれたと伺いました。

「そうなんです! プライベートでも誘っていただいて...。僕は初めてでしたが、ものすごく楽しかったですね。早朝に、反町さんが運転してくださる車の助手席に乗って釣りに行くという...この上なく贅沢な(笑)。こんなこと、このドラマが始まる前は想像もしていなかったんですよ。釣り方やバスの生態なんかも教えていただきましたが、6時間粘って結果はボウズ。バス釣りって難しいですね、反町さんに申し訳なかったです(笑)。難しいからこそハマるっていうのがよくわかりました。ちなみに僕はボウズでしたが、反町さんはさすがの腕前でしたよ。またいつか挑戦してみたいです!」

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僕はリーダーになりたいサポートタイプ。決断力がないんです(笑)

――堀井さんが演じる伸司は常に一生懸命な青年というイメージですが、自分と似ていると思うところはありますか?

「一生懸命やりすぎちゃって空回りしちゃうところなんて僕そのもの(笑)。僕自身、どうしても気負いすぎちゃうと上手くいかなくなることが多いです。今回の現場でも、頑張りすぎてミスって、その後ひっちゃかめっちゃかなるなんてことがありました。反町さんをはじめ、橋爪功(米倉正臣役)さんや小池栄子(永井茜役)さんと出演者の方々が皆さん助けてくださるので、本当にありがたい現場でした。こんなにスゴイ人たちに囲まれて芝居できたということが何よりの財産です」

――伸司はサポートタイプですが、堀井さんはリーダータイプとサポートタイプのどちらだと思いますか?

「リーダーになりたいサポートタイプですね。この2つの違いって決断力があるかないかだと思うのですが、僕にはそれがなくて...。僕、自分が考えていることをすぐに実行に移せるタイプだったら、今頃社長になっていると思うんですよ(笑)。"あ~! それ俺の方が先に考えていたのに~"っていうものが多いんです」

――それはスゴイですね! 例えばどのようなものを?

「わかりやすいところでいうと、動画の配信ですかね。かなり前から"それぞれのコンテンツでお金を集めるよりも、会員制にしてお金を集めてそれを各作品に分配する方がいいんじゃないかな"と、そう思っていたんですよ。今、それが少しずつ主流になってきていますよね。日本は島国だから、もっとコンテンツを売っていかなければいけないとも思っていて...。海外にドラマの版権を売って、その代わりその作品に日本人が出るようになればいいなと思うんです。そうなればみんながもっと海外での経験が得られるし、日本の俳優にも広がりが見えるんじゃないかって...。意外かもしれませんが、日々こんなことばかり考えているんですよ(笑)」

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数ではなくしっかり信頼を築き、素晴らしい作品をつくりたい

――今年でデビュー9年目に入りました。昔と比べて、仕事に対する考え方は変わってきましたか?

「変わりましたね。昔は常に"色んな作品に出ていたい"と思っていましたが、今は、"数ではなくスタッフさんとしっかりと深い信頼関係を築くことのできる作品に参加したい"と思うようになりました。本当にいいものをつくっていきたいな...と思います。あと、1つの作品が生まれるまで、どれほど多くの方が関わって、たくさん時間が使われているかということを認識するようになりました。そこが分かってからは、より作品に対して熱い思いを持つようになりましたね」

――役者として、日々努力していることは?

「何事にも一生懸命打ち込むことです。やっぱり役者って見られる職業なので、人に好かれないといけないと思います。そうなるためには努力することが大切。この人と仕事がしたい、と思われるようになりたいですね」

作品から出演者を好きになる気持ちがわかりました

――色んなことに興味津々な堀井さんですが、最近ハマっていることを教えてください。

「海外ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』にハマっています。でもこの間、シーズン3を全部観てしまって、もう楽しみがなくなっちゃった(笑)。SFホラードラマなのですが、魅力は何より、子どもたちがかわいいということです。あまりにかわいくて、SNSをチェックしちゃいましたから(笑)。でもそうしたら、まだ15歳のミリー・ボビー・ブラウンがハイブランドの発表会に行っていたりして、なんか笑っちゃいましたね。ドラマを見て、その人に興味が沸いたらSNSをチェックする...そういう心理がよく理解できました」

――さて、「リーガル・ハート~」の根底にあるテーマは"人助け"です。堀井さんは最近、人助けしたことはありますか?

「実はこの間、バスに乗っている時、揺れてトマトジュースがこぼれてしまったんですよ。そうしたら隣に座っていたおばあちゃんが、僕が吐血したと勘違いをしてバスを止めようとしてくださって...(汗)。僕も慌てて『トマトジュースだから大丈夫です』と伝えようとしたら、今度はおばあちゃんの鼻から鼻血が出てしまったんです。いろいろ驚いてしまいましたが、とにかく落ち着いておばあちゃんにティッシュを渡し、状況を説明して介抱しました。勘違いから始まった人助けとでも言いましょうか(笑)。ドラマのような大きな人助けではないですが...」

――そんなこともあるんですね! でも、堀井さんにもおばあちゃんにも何事もなくて本当に良かったです(笑)。ドラマは中盤戦に入りましたが、最後に見どころを教えてください。

「反町さんが演じる主人公の村越は、常に諦めずに生きてきた人。諦めない努力というのが本当にスゴイし、素晴らしいんです! こういうことこそが、社会人にとってすごく大事なことだと思います。月曜日にドラマを観ていただき、村越から大きなパワーをもらって、1週間を頑張っていただけたらと...そう思います」

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そして今晩10時放送! ドラマBiz「リーガル・ハート~いのちの再建弁護士~」。気になる第5話の内容は...。

米倉正臣(橋爪功)は、自身が再建を担当していたホテル経営者で同級生の立木義徳(小野寺昭)が自殺したことを知り、絶句する。米倉は、銀行が体のいい貸し剥がしを始めてきたとの相談を受け、次の日、立木と会う予定だった。村越誠一(反町隆史)らと立木家を訪れた米倉は、立木の遺書を村越に見せる。そこには銀行の厳しい条件変更の記録と、息子・健(和田正人)への思いが綴られていた。健が亡き父の後を継ぐことに戸惑う中、役員である伯父・立木繁(寺田農)が意外な案を持ち出し...。

現在、第4話を「ネットもテレ東」で配信中!(配信終了:8月19日月曜夜10時53分)

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