JKの匂いになれると売り切れ続出の「DEOCO」。おじさんにも効果あるのか試してみた

公開: 更新: テレ東プラス

deoco_20190818_00.jpg画像素材:PIXTA

ロート製薬のボディクレンズ「DEOCO(デオコ)」の勢いが止まらない。「年齢とともに変化する大人女性のニオイケア」をコンセプトに、30代以上の女性をターゲットとして開発・販売された同製品であるが、男性にもファンが増殖しているのだ。

その理由は、製品に配合されている成分「ラクトン」にあるようだ。加齢とともに減少する、若い女性ならではの甘い体臭。その正体は、「ラクトンC10」「ラクトンC11」という、2種類の「ラクトン」という成分にある。これを補うニオイケア製品として「DEOCO」を世に送り出したところ、「これを使えば若い女性の香りをまとえる!」と、男性までも飛びついたというわけだ。

「DEOCO」の「若い女性の匂い」ってどんな香り?

では、「DEOCO」を使うことで、本当に若い女性の香りをまとえるのか?実際に40代の男性達に使ってもらったところ

「自分が女の子のニオイになった...とまではいかないけど、たまに甘い匂いがフワッと香ってくる」(40代男性)
「『おじさんがJKのニオイになれる』に関しては、他人が気づくほどの強さではないと思うけど、自分の中では少しその実感がある」(40代男性)

との答えが返ってきた。どうやら、「劇的に変化した!」というより、「自分だけがわかる程度の匂い」と感じている男性が多いようだ。

ロート製薬によると男性は女性よりも皮脂量が多く、年を重ねるとともに加齢臭のもととなる「ノナネール」という成分が増加するため、それをしっかりとケアするボディケア用品を合わせて使用すると良いようだ。男性の場合、「ノナネール」の量によっては、女性とは感じ方が違うのかもしれない。

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では、そもそものターゲットである女性たちは、自分の体臭についてどう感じているのだろうか? 40代の女性に尋ねたところ、「若いころと比べて明らかに自分のニオイは変化しているし、周囲に気づかれないか気になる。40半ばからそう感じるようになり、こまめに汗をふいたりコロンをしたりと気を付けるようになった」という。

そんな彼女にも実際にDEOCOを使ってもらったところ、こんな答えが返ってきた。

「女子高生時代、更衣室に充満していた制汗剤パウダースプレーのような香りだと思った。くどさがないし、大人になった今でも好感が持てる香り」
「自分で気づく程度の香りだけど、半日は持続するから今後も使い続けたい」

「最近は頭皮からもおじさん臭がするから、デオコシリーズとして頭皮用も開発してくれたらうれしい」という。ここはぜひ新シリーズの登場にも期待したい。

SNSには「#デオコおじさん」のハッシュタグが乱立

実際にDEOCOを実際に使用した男性たちは、SNSでその感想を発信し、遂には「#デオコおじさん」なるハッシュタグまで誕生した。購入した喜びや使った感想をツイートする男性が続出している。

男性たちはどういうきっかけでデオコを購入するのだろうか?「デオコおじさん」を公言する男性に購入のきっかけを尋ねたところ、「おじさんの友人にすすめられた」との回答が戻ってきた。

DEOCOはもはや社会現象なのだ。

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そもそも一昔前は、男性はニオイに無頓着なイメージさえあった。しかし、今や男性用ニオイケア製品もバラエティ豊かにそろう時代。デオコ購入者の男性にニオイケアについて尋ねてみると、

「以前から、自分のニオイにも人のニオイにも敏感。出社前にはリフレアを脇に塗っている」
「朝起きたらシャワーを浴びて制汗スプレーをしているし、夏場にはフェイス用汗拭きシートを使っている」

といった声が多々上がってきた。汗のニオイや加齢臭で周囲にイヤな思いをさせたり、自分自身が恥ずかしい目にあったりすることを極力避けたいということだろう。それゆえ、デオコを使うことによって、汗臭いおじさんとは対照的なイメージである「女の子のニオイになれる」の前評判に惹かれて、購入する人が後を絶たないのだ。

当初の目論見以上に大きな反響を得たデオコ。今年の夏も売れ行きは好調で、amazonでは値段が高騰中だ。ドラッグストアは売り切れの店舗が相次いでいるが、安定した供給とシリーズラインナップの充実で、今後もファンの期待に応え続けてほしい。

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