フリーになり、やる気を失ったイッセー尾形「高校でも行って、演劇部の部長先生をやろうかと思ってた...」

公開: 更新: テレ東プラス

街の人への何気ないインタビュー映像をきっかけに、笑福亭鶴瓶とゲストがよもやま話を展開するトークバラエティ「チマタの噺」(毎週火曜深夜0時12分)。8月13日(火)の放送は、ゲストに俳優のイッセー尾形が登場。同い年の鶴瓶に今の自分を語った。

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【配信終了日:8月20日(火)】動画はコチラ

一人芝居の第一人者として世界的にも高い評価を受ける尾形。そんな「孤高の天才」の最近の悩みはアキレス腱炎だという。昨年11月に"真夏のアスファルトを走る役"で発症し、医者の言いつけは「とにかく伸ばせ」。凝り性の尾形は1ヵ月伸ばし尽くして、今では足が反り返るほどに柔らかくなったそう。「これ以上伸びないところまで伸ばした」と苦笑いする。

数年前に長年所属した事務所を離れ、今はフリー。長い間仕事をともにした演出家と別れ、一時はやる気を失ったが、夏目漱石作品に登場する脇役にスポットを当てた公演「妄ソーセキ劇場」で奮起。現在では他の文豪ネタも手がけ、大阪弁も取り入れた一人芝居は観客から好評だったという。「大阪弁はすごいエネルギー」と笑う尾形。以前は舞台稽古をしていたが「今はしていない」そう。もっぱら脳内リハで本番に臨む。

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お次は自身の引き際について。鶴瓶が「俺は噺家だから自分で辞められない。弟子もおるからね」と話を振ると、一人で舞台に挑む尾形は「最終的に(体が)いうことをきかなくなったら人形芝居をやろうと思っている」と明かす。

またフリーになったばかりの当時の心情について「高校でも行って演劇部の部長先生をやろうとか思っていた」とコメント。だが、自ら舞台を考える今の仕事は大きな刺激になっているそうで「お客さんの前に身をさらして判断をいただくのは一番自分が活性化する。いいシリーズ(文豪ネタ)を見つけたから、もう少し頑張ろうと思って」と頭をかく。

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そんな尾形の「気になるチマタ」は6〜7年前、香川県高松市で会った「ヘンな人」。過去に同市でライブを開催した際に、ふらりと立ち寄った古本店の店主が忘れられないという。

VTRではその「リバー書房」へスタッフが出向き、現在の様子を紹介。店長の十河正頼さん(67)は、約20年前に長年勤めた金融機関を退職し、高松市に古本店を開店。山積みされた本に囲まれ、毒舌を交えながら尾形との出会いを懐かしそうに振り返る。

最後は「2〜3年前に心筋梗塞で倒れた。次、来られたときに店が開いてるかどうか不安ですが、また高松へお寄りのときにはご来店ください」とスタジオの尾形にメッセージを送った。

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VTRを見た鶴瓶は「変人やわ。エエよね」、尾形は目を細めて「また行きたいですわ」と微笑む。その後も「イッセー尾形流の台本記憶術」など、同世代の2人の話は続いていく。

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