ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。
7月25日(木)の放送は、群馬県桐生市で昼めし旅。今回は「青春メシ」と題し、桐生市のスポーツ強豪校・桐生第一高等学校に通う青春真っ盛りの高校生たちにご飯調査。タレントの中山エミリさんが突撃します。
運動部の生徒たちに愛される弁当屋
元気よく学生たちが出迎えてくれた桐生第一高等学校。多くの運動部が全国大会に出場しており、野球部は1999年の夏の甲子園大会優勝、春夏合わせて14回出場しています。プロ野球選手になった生徒も多いとか。他にも柔道部、バスケ部、ラグビー部、陸上部などが全国優勝を目指して日々汗を流しています。この日の授業は午前中まで。さっそく聞き込みを開始します。
何人かの生徒からお弁当屋「大将」が運動部に大人気という情報をゲット。陸上部の山口翔くんに案内してもらいました。
昭和58年創業の「おけらとじゅんじの店 ほっかほっか大将」には、「ハギ」やら「山口」やら、謎のお弁当がたくさん。なんと、これは生徒の名前なのだそう。
「第一高校のじゅんじくんという子が『こんなお弁当を作って』と言ったのが始まり」と、店長の石間さん。そこから生徒のリクエストに応えて作るお弁当のメニューが誕生したそう。もちろん、お弁当「じゅんじ」もあります。
中山さんが注文した「ハギ」は、鶏むね肉の唐揚げがメイン。そこに揚げちくわが加わり、ごはんにはマヨネーズと明太ソースがたっぷりかけられてボリューム満点。
お店秘伝の甘じょっぱいソースが食欲をかきたてるそうです。
ちなみに、山口くんが注文した「ハギ」のウルトラ(写真右)はふつうサイズの倍ほどのボリューム! なんと重さは1.2㎏。これでもかと盛られたごはんはおよそ2合です。育ち盛りの生徒たちの食欲に驚く中山さんでした。
学校から歩いて15分の桐生市陸上競技場で練習がある山口くんは、競技場にお弁当を持参します。「ハギ」をいただいた中山さんは、「こってりに見えるけど優しい味付け。どこを食べてもハッピーな気持ちになる」と大満足。山口くんは円盤投げで、夏のインターハイ優勝を目指しているそう。ボリューム弁当をパワーに変えて、練習がんばってくださいね!
元ラガーマンの親父メシ! 大盛ソースかつ丼
続いて、ラグビー部の青春メシを調査するべく生徒たちに話を聞く中山さん。昨年1年生で花園に出場したFWロックの板橋弦大くんの自宅で夕飯を見せてもらえることに。お父さんの俊幸さんも元ラグビー選手で現在はコーチ。弦大くんはお父さんの影響で4歳の時にラグビーを始めたそうです。そんなラグビー一家の夕飯は、どんなものなのでしょうか?
本日の料理担当は俊幸さん。冷凍のヒレカツを使って桐生の名物・ソースかつ丼を作るとのこと。
まずは冷凍ヒレカツを揚げます。とんかつソースと酒とみりん、砂糖を大きめの鍋に豪快に注ぎ、10分ほど煮たてたらソースのできあがり。揚げたヒレカツをソースにくぐらせ、どんぶりによそったごはんの上にのせればソースかつ丼の完成です。
かつは4枚、ご飯は1合。ラガーマンとしてもっと体を大きくしてほしいという父の願いをこめたお手製のソースかつ丼です。
こちらがボリューム満点、板橋さん家の晩ご飯。
ササミときゅうりとえのきの和え物は、野菜嫌いの弦大くんのためにお母さんが作ったもの。
俊幸さんと弦大さんはいつもおかずの取り合いになるそう。「育ち盛りが2人いるんですね(笑)」と中山さん。板橋家では、30㎏のお米も一カ月もたないとか。
将来は父親の母校である大東文化大に進学したいという弦大さん。「結果で恩返しがしたい」となんとも頼もしい言葉がありました。
家族のサポートでさらなる活躍を誓った弦大さん。これからもラグビーをがんばってくださいね!
「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。