着物を愛するYOUが、京都で十二単を初体験:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行なう「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時55分~)。今回は「日本に魅せられたYOUが長年の夢を叶えちゃったSP」ということで、おもしろYOUを求めて空港で突撃取材を敢行。果たして今回は、どんな面白YOUと出会えるのか?

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「初体験!キタよ!!!YOUが日本で初体験したいことは?」コーナーで密着するYOUを探すため、インタビューの聖地・銀座へ。こちらは初体験してみたいことを聞いて、選ばれた1人の願いを番組が全力で叶えるという密着だ。

まず声をかけたのは、イギリス出身で着物が好きすぎて、日本在住も30年以上になるYOU。そんなYOUの願いは「十二単を着たい」。十二単とは、平安時代の貴族女性が着た豪華な正装だ。

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2人目はアメリカから来たYOU。来日3年目のイケメンYOUがしてみたいことは、「キャバクラに行きたい(彼女にはナイショ)」。まずいかな~と迷いつつ(笑)、かけひきのスリルに興味深々。

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3人目は、イギリスから初来日したYOU。大学でアニメサークル出身のYOUの希望は、「大好きな漫画家に会いたい」。「銀魂」の空知英秋先生のファンで、もし叶うなら自分を描いてもらいたいそう。

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4人目は、3ヵ月間日本語の勉強をしにベルギーからやってきたYOU。6歳から合氣道をやっているYOUがしてみたいことは、「本部道場で修業したい」。

以上、4人の中から初体験が叶うのは...?

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ジャジャーン! 選ばれたのは「着物YOU」!
さっそく報告のためにシーランさん宅を訪れ、サプライズは伏せたまま、150枚以上ある自慢の着物コレクションを見せていただいた。すると、映画「キングコング」の襦袢から春画の羽裏まで、個性的なものがたくさん。大学で英語を教えるかたわら、着物についても独自で研究していて、ほぼ毎日着物で過ごすほどの熱愛ぶりだそう。ここで「十二単を着たい」という願いを叶えにきたことを明かし、密着をお願いすると、快諾してくれたので密着決定!

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密着の当日、頭にあしらわれたミニ帽子がオシャレなYOUと、さっそく新幹線で京都へ向かった。もちろん、費用はすべて番組が払って全力サポート。

京都駅で降りて車で向かったのは、伝統的な技法を受け継ぐ日本有数の十二単専門店「弥栄(いやさか)」さん。福呂社長に迎えていただいた店内には、社長自ら仕立てを行うというたくさんの十二単が並べられている。太い絹糸と、長い針を使って装束仕立てされた本格的な着物の数々に、YOUは大感激。

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その中でYOUが着るのは、重ねの色味が「樺桜」と呼ばれ、「源氏物語絵巻」に登場する十二単を復元した、豪華なもの。

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YOUが今回初体験するのは、化粧・カツラ・着付けのフルコースだ。まずは伝統的な「水化粧」(水で溶いたおしろい)を施され、額に「殿上眉」を描いてもらい、気分はすでに平安貴族。

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続いて待望の着付けへ。着付けの間はYOUを「お方様」と呼び、本来は一切顔を見ることも話をすることもない、というのが正式なお作法。さっそく1枚目の単衣(下着の役割)と2枚目の五衣(5枚が1つになったもの)をYOUに合わせていく。ちなみに十二単といっても、実際に着るのは5~8枚。十二分(たくさん)という意味から、こう呼ばれるようになったんだって。

仕上げに大垂髪と呼ぶカツラをつけ、全行程1時間程で着付けが完成! どこからどう見ても豪華絢爛な平安貴族に変身したYOUは、自身の姿を見て「想像以上にスゴい」と感激した。

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続いて、十二単を着た時は上品に蹴るように歩くものだと教わるが、なにしろ総重量が20㎏もあって身軽にはいかない。「重くて暑くて...」と本音もこぼれたが、YOUなりに一歩ずつ前進した。

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最後に記念撮影をして、全ての体験は終了。気になる支払総額は、な~んと17万円也!

着替えを終えると、晴れ姿の写真を見たご主人からメッセージが! いったいどんなメッセージが届いたの?

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愛するご主人からは「スタニング(素晴らしいより素晴らしい)!」と、最高の褒め言葉が届いたそう。幸せいっぱいのYOUを見られたところで密着終了。初体験の夢が叶って本当によかった。これからも着物の素晴らしさを、教え子にも母国にも伝えてくださいねー。

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