いつもは頼もしい先輩がお母さんの前では...!? 秘蔵エピソード満載 和田雅成×荒牧慶彦スペシャル対談

公開: 更新: テレ東プラス

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2.5次元舞台で活躍する人気俳優が集結する、木ドラ25「テレビ演劇 サクセス荘」(テレビ東京ほか 毎週木曜深夜1時放送)。一旗あげたいと成功(サクセス)を夢見る若者が住むアパート「サクセス荘」で、個性豊かな10人が繰り広げる物語。予想不可能な展開と、息の合った掛け合い、そしてクスッと笑えるストーリーが話題となっています。

今回はキャスト陣の中から、舞台共演も多い和田雅成さんと荒牧慶彦さんの対談をお届け。ここのところほぼ毎日一緒にいるという二人からは、楽屋での優しい気遣いや、毎年必ず一緒に行くというあるコトについての話、さらには和田さんの実家に荒牧さんが訪れた時のエピソードなど、貴重なトークが飛び出しました。

アドリブを拾うも、なぜかみんなに無視される!?


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――今回は"リハは1度だけ""本番一発勝負"のテレビ演劇。いつもの舞台での演劇とは違いますか?

荒牧「まったく違います。舞台は1ヵ月弱の稽古期間がしっかりあって、みんなでひとつの作品をつくり上げていくもの。今回は、相手が何を言ってくるのかもつかめないまま撮影していく怖さがあります」

和田「怖さがスゴイ! 舞台は自分が見ている景色や、物語の流れでセリフを覚えていくことも多々あるのですが、今回はワンシチュエーションなのでそういう変化もない。それぞれが覚えてきたものを出しあう機会が1度だけのリハーサルしかないので、緊張感が半端ないですね。そんな中で、みんなアドリブをブッ込んで来たりしますから」

荒牧「僕はカードを投げる派(アドリブを出す側)ですが、まーしー(和田)はそのカードを解消していく係なので(笑)」

和田「みんな好き勝手に投げてくる(笑)」

荒牧「投げられるだけ投げようと思っているんで」

和田「ただ、それを一生懸命拾ってたら、なぜかみんなに無視されたりして(笑)。せっかく拾ったのにそこから広げないの?みたいな感じになって」

荒牧「1回の収録につき5~6人のキャストがいるので、カードを投げたはいいけど、もう次の人が別の話を振って話は進んでいていたりすることもあって。そうなるともう流すしかない(笑)」

和田「そういうとこだよね(笑)。なんか置いて行かれたって思うときあるもん」

荒牧「でもボケたくはないんでしょ?」

和田「それは一切ない! その場で起こったことにツッコミを入れたくなるタイプなんで」

荒牧「(その役回りに)なるべくしてなったという感じだよね」

荒牧は英国貴族そのもの!? 和田は"お尻ソムリエ"!?

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――和田さんは"お笑い芸人"を目指しているゴーちゃん、荒牧さんは"英国貴族"を目指しているサー役ですが、お互いの芸人っぷり、英国貴族っぷりはいかがですか?

荒牧「まーしーは、関西出身だし面白いしツッコめるから違和感ないよね。それに比べて僕は、英国貴族って......」

和田「いや、英国貴族まんま。まっきー(荒牧)はちょっと高貴な感じがあるから」

荒牧「ウソでしょ!? 僕、日本生まれですよ? 今回、役づくりのために英国貴族ってどんなんだろうって調べたら、大抵シルクハットを被っていたり、髪の毛がクルンとなっていたりして、全然僕と似てない」

和田「いや、見た目じゃなくて、物腰が柔らかだったり、紳士な内面だったりするから(笑)」

荒牧「せっかくアドリブがOKの現場なので、もっとナチュラルなお芝居ができればと思ったけど、まぁいっか(笑)。いろんなキャラや役割があるので、自分の役割をしっかりやれば絶対面白くなると思うので」

和田「アドリブといえば、第1回でみんなが僕の膝に座っていくっていうシーン、あれ全部アドリブなんですよ」

荒牧「僕も参加したいなと思ったけど、入居希望者の役なのでいきなり膝に座れないなと思って、タイミングを計って座ったんだよね」

和田「ちなみにどうでもいいことなんですが、その少し前に、みんなのお尻を触って誰のかを当てるという、"お尻ソムリエ"的なことをやっていて。なので、僕の膝に急に座ったから、これはサーの分もやらなきゃと思ってモミモミして(笑)。まぁこのキャラも僕が勝手に生み出した設定ですけど」

――緊張はありながらも、かなり自由度の高い現場のようですね(笑)。第1回の収録後トークでは「反省しかない」とおっしゃっていましたが、放送をご覧になっていかがでした?

荒牧「正直、自分の目で確かめるまで、本当に大丈夫?と不安だったんですよ。手応えを感じられていなかったので」

和田「生の反応がある舞台と違って、収録現場ではスタッフさんのリアクションがないんです。僕らがボケてもツッコんでも何の反応もないので、ウケているのか面白いのかさえ分からなくなっている。だから収録後でも手応えを感じられないんです」

荒牧「正直、これまで観客の皆さんにどれだけ助けられていたのかってことに気づきましたね。リアクションをダイレクトに感じられるってこんなにありがたいことなんだと感じて。もちろん編集したものを見たら、面白いものに仕上がっていて安心しましたが」

和田「第1回はそういう意味でも本当に手探り状態で。でも、こうすればもっと活かせるという部分に気づいたので、今後ますます面白いものをつくっていけそうだなと思います。ちなみに、第1回の前にパイロット版を作ったんですが、撮影終了後、髙木俊さんと玉ちゃん(玉城裕規)と飲みに行った時も、『あそこはもっとこうできるね』と反省会をしました。ちょっとずつブラッシュアップして、いいモノをつくっていきたいです」

荒牧は見た! 実家での和田の知られざる姿!?

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――お話を聞いていて、お二人の仲のよさが伝わってくるのですが、お互いが思う魅力はどこだと思いますか?

荒牧「別の現場ですがいつも楽屋が一緒で、そこでよく二人で寝ているんですよ。大抵、まーしーの方が準備などがあって先に支度に行くんですが、そのときいつも僕にそっと毛布を掛けてくれて。目が覚めたときに毛布がかかっていると、『あっ、まーしーがかけてくれた』と。そんな優しいところが魅力じゃないですかね」

和田「いつも寒そうにしているから(笑)。ほら風邪引いちゃいけないし」

荒牧「こういう照れ隠しもいいですね。本当に優しいです」

和田「まっきーは、見た目からそのまま魅力的な人。この『サクセス荘』でも、優しさや気遣いが随所に見られると思いますよ」

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荒牧
「本当に仕事で一緒のことが多いからね」

和田「今も、舞台の練習休みに『サクセス荘』の収録をしているから、ほぼ毎日一緒(笑)」

荒牧「さすがにプライベートまで一緒にいることはあまりないですが、この間、舞台の大阪公演で休演日があったときは一緒にアウトレットに買い物に行きました」

和田「僕の実家にも来ましたから」

荒牧「家でのまーしーを見ましたよ。いつもは頼もしい先輩というイメージでしたが、お母さんの前では甘えているというか。ちょっとかわいいなって思いました(笑)」

和田「そんなこと言わなくていいのに(笑)。今度はまっきーの家にお邪魔したいですね」

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――もし「サクセス荘」のように、サクセスを夢見る若者が集まるアパートがあったら入居したいですか?

和田「絶対嫌!!」

荒牧「僕も、自分の家で夢を目指していきますよ。みんな夢を目指しているから刺激をもらえたりするとは思いますが」

和田「サクセス荘の住人の場合は、それぞれ夢が違うから、ライバルではなく、近くにいる目標にできる人って感じですかね。そういう人が身近にいるのは大きいとは思います」

荒牧「僕が今活動している2.5次元はまだ新しくできたジャンル。これからいろんな方が有名になって幅広いジャンルで活動することで、それとともに自分の幅もどんどん広がっていくと思うんです。サクセス荘に住んでいるメンバーは、それを演じている僕らの関係に似ているのかも。役者として負けたくないという部分もあるけど、"ライバル"ではなく"同士"っていうか。これからも彼らの協力は必要。道なき道を進んでいる途中ですから」

和田&荒牧流"サクセス"の秘訣!

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――今、身近なことで"サクセス"したいなと思っていることは?

和田「今日、気持ちよく寝ることです。『サクセス荘』の撮影前は不安だらけなんですよ。それは収録日が決まったときから始まって、収録が終わったらやっと解放される。役を十分染み込ませないと怖くて現場に立てないから、台本もずっと読み込んでいて。だから、終わった後のお風呂と布団は本当に最高!! 今日これから収録なので、今夜は心地よく眠りたいです」

荒牧「4年くらい前からまーしーと『名探偵コナン』の映画に行っているので、来年も一緒に行けたらな......と思っています。今年も初日に観に行きました。お互い忙しかったので、現地集合&解散でしたが(笑)」

和田「こんな冷めきったカップルないよなって感じだけど(笑)。でも一緒に観るというのが大事なので、来年も行きましょう!!」

――お仕事において、"サクセス"するために努力していることってありますか?

和田「好きであり続けること。好きなことは、やっているとつながっていくと思うんです。今、僕らは舞台で殺陣の練習をしていますが、これだって好きにならないと上達しない。好きであることが一番の近道だと思います」

荒牧「もちろん好きであり続けることも大切ですが、冷静な状況分析も大切かなと思いますね。今の自分は何が足りなくて、どうすればいいのかを判断し、次の目標のためのステップを自分の中でつくり上げていくことが"サクセス"の秘訣だと思います」

――その努力の先に見据える、ご自身の"サクセス"した姿とは?

和田「今は『これ!』とは言えないですが、好きなことをやり続けることです。僕は、この仕事のことを好きじゃないと思い始めたら辞めたほうがいいかなと思っていて。好きでい続けることが最大の目標です」

荒牧「さっき2.5次元が道なき道を模索しながら進んでいると言いましたが、本当にそうで、目標とか先に見えるものが分からないんですよ。手探りで歩んでいった結果、どんな景色が見えるのか。それが役者なのか、そうじゃないのかは分からないですし。そのためにも、一つ一つの仕事をきっちりとやっていきたい。そしてその先に見たことのない新しい景色をたくさん見つけていきたいです」

今週の放送は料理バトル!?

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今をときめく2.5次元俳優たちが魅せるシチュエーションコメディ、木ドラ25「テレビ演劇 サクセス荘」。8月1日(木)深夜1時から放送の第4回は?

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第4回「開幕!クッキングコロシアム」
回鍋肉を作るケント(黒羽麻璃央)とチャップ(定本楓馬)の赤チーム、麻婆豆腐を作るミスター(高橋健介)とノブ(高野洸)の青チームに分かれ、料理バトルが開幕!レシピなし、制限時間は15分。果たしてどちらのチームが勝つのか?

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木ドラ25「テレビ演劇 サクセス荘」最新話は、「ネットもテレ東」で配信中!

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