春巻きやパスタに! 甘くておいしいフルーツトマトの絶品料理:昼めし旅~あなたのご飯見せてください

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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7月17日(水)の放送は、愛知県豊橋市で昼めし旅。国内屈指の農業地域として知られ、ぷりぷりとした食感のスナップエンドウやみずみずしいトマトの生産が盛んです。7月18~21日は豊橋祇園祭を開催。豊橋発祥! 江戸時代から続く迫力満点の手筒花火が祭を盛り上げます。そんな街でご飯調査するのは、お笑いコンビ・流れ星ちゅうえいさんです。

トマト農家ならでは! フルーツトマトたっぷり料理

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オープンしてまだ1カ月半という「道の駅とよはし」にやってきました。

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とろろごはんの上にカレーうどんをかけたご当地グルメ「豊橋カレーうどん」や、出荷量日本一を誇るうずらの卵を使ったプリンなどが人気です。

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お話を伺ったのはトマト農家の朝倉洋平さん。フルーツトマトを煮つめたピューレを作った道の駅で販売しています。道の駅の近くにあるトマト農園を見せていただくことに。こちらで行われているのは、土を使わずに水や液体肥料を作物に与えて育てる養液栽培。土がないので害虫や病気が少ないそう。また水や肥料の量、温度などをコンピューターで制御しており、どのトマトも均等に同じ甘さに育てることができます。

フルーツトマトを触るとべたつきがあり、これは糖分が表に出るため。最盛期だとハウス内がイチゴのような甘酸っぱい匂いになるとか。

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とれたては酸味が強いということで、収穫して2~3日たったものと食べ比べ。とれたても十分甘いとのことですが、熟したトマトを食べると「酸味が抜けて甘さだけが残った感じ」とその甘さに驚き! トマトが苦手な人でも食べられることが多いそうですよ。甘いフルーツトマトを味わったところで、例のお願いを......。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」

「トマトしか出てこないですよ」と交渉成立。まずは春巻の皮の上にカットした大葉、ベーコン、チーズ、フルーツトマトを乗せて巻き、油で揚げます。

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一品目、フルーツトマトの春巻きの完成。フルーツトマトは特にチーズとの相性が抜群。お次は、フルーツトマト10個以上を使った濃厚なトマトピューレでパスタを。

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まずはオリーブオイルでみじん切りにしたニンニクを炒め、エビ・イカ・アサリを投入。さらに白ワインを入れて蒸し焼きにしたら、トマトピューレをひと瓶全部入れていきます。
コンソメを少々加えて味を整え、茹でたパスタにモッツァレラチーズをたっぷり入れて完成。

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他にも、生ハムとフルーツトマトのサラダ。

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デザートには、甘みの強いフルーツトマトを少なめの砂糖とレモン汁で煮込んだヘルシーな特製ジャムを添えたヨーグルトも。

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スイカやトウモロコシ、きゅうりの漬物も加えたこちらが朝倉家のお昼ご飯。ちゅうえいさんもフルーツトマトの春巻きをいただきます。「中華版ピザみたいな感じ。うんまい!」と絶賛。フルーツトマトのジャムは「(トマトというより)何かしらのフルーツの味」とビックリ。食事にもスイーツにもなるフルーツトマトの可能性に驚きの食卓でした。これからもトマト作り、がんばってくださいね!

豊橋の伝統の味! 濱納豆の創作料理

「豊橋名産 濱納豆」の看板を見つけたちゅうえいさん。140年続く「國松本店」四代目となる代表取締役の國松勝子さんにお話を伺いました。

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濱納豆とは、「味噌の納豆」。およそ1300年から中国かえら伝わったという大豆の発酵食品で、大豆を蒸してから冷まし、麹菌をかけて発酵させて作ったもの。手間暇かけて作られる濱納豆は調味料代わりやお酒のおつまみとして、またお茶漬けに添えて食べるのがおすすめだそう。さまざまな旨みが凝縮された濱納豆に魅せられたところで、例のお願いを......。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」

濱納豆料理の試作も兼ねたお昼ご飯を見せていただけることに。

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つぶした濱納豆に豆板醤、みりんやごま油などを入れた調味料「濱醤」を使ってひと品。

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鶏肉を皮がパリッとするまでフライパンで焼き、濱醤をかけていただきます。続いて三河湾でとれた新鮮なボラをおろしていきます。

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オリーブオイルの上にボラをバランスよく並べたら、豊橋産のうずらの卵にラディッシュ・ミニトマト・アスパラもたっぷりと。濱納豆を細かくすりつぶし、タマネギやコンソメを入れてアガーという海藻由来の凝固成分で固めたジュレをかけたら、ボラのカルパッチョの完成。

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そのほかにも、あまったボラの刺身で豊橋産の大葉と濱納豆をくるんだひと品も。

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こちらが國松さん家の昼ご飯。ちゅうえいさんも濱醤をかけた鶏肉をいただきます。「鶏も濱納豆も噛めば噛むほどおいしいから、うまいけど飲み込みたくない」と高評価。濱納豆のジュレをかけたカルパッチョは、「ジュレも想像してなかっただけに驚きがすごかったけど、合う!」とこちらも大絶賛でした。これからも濱納豆の伝統を守っていってくださいね!

「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。

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