普段行列などしないスペイン人が1時間待っても食べたいラーメン

世界で活躍する知られざる日本人を取材し、ナゼそこで働くのか、ナゼそこに住み続けるのかという理由を波瀾万丈な人生ドラマと共に紐解いていく「世界ナゼそこに？日本人～知られざる波瀾万丈伝～」（毎週月曜夜9時）。「テレ東プラス」では、毎回放送した感動ストーリーを紹介していく。

今回は、出会った日本人に片っ端から声をかけて、面白そうならついて行こうという新企画！東MAXこと東貴博がスタジオを飛び出し、スペイン・バルセロナでアポなし日本人探し。現地で人気のグルメなど、バルセロナ穴場情報も満載でお届け！

スペインで話題の古代アラブ風スパ

日本から23時間かけスペインに到着した東MAXは、休む間もなくさっそく日本人探しスタート！果たしてどんな日本人との出会いが待ち受けているのか？

しかし声をかけてみるものの、なかなかついて行ける日本人は見つからず......。そんな中、ロンドン在住の大塚智之さん（40歳）に遭遇。なんとロンドンから日帰りでお風呂に入りに来たと言うのだが、国境を越えてまで入りたいお風呂とは！？

サグラダ・ファミリアで智之さんのガールフレンド・ヨナサンさんと待ち合わせ。サグラダ・ファミリアは、スペインの世界的に有名な建築家・ガウディが建てた教会で、完成すれば世界一高くなる教会だ。そのド迫力に東MAXも「超かっこいいね！」と大興奮！

まずは、バルセロナに何度も来ているスペイン通の2人が、サグラダ・ファミリアに来たら必ず食べるという激ウマグルメで腹ごしらえ。高級イベリコ豚の生ハムを挟んだスペイン風サンドイッチに、「う～ん、うまい！」と東MAXも大満足。

穴場グルメを堪能した一行は、念願のスパ「AIRE（アイレ）」へ！古い倉庫を改築して作られた、まだガイドブックにも載っていないという隠れた激レアスポットだ。古代アラブ風の広々としたお風呂で、マッサージ、アロマテラピーなども受けられる。東MAXも「最高だねこれ！スーパースーパースーパー銭湯」と極上スパを満喫。

コロンブスの遺体がある教会？

次のおもしろ日本人を探してバルセロナの旧市街へ。そこで出会ったのは、大阪からコロンブスの遺体を見に来たという国際結婚の夫婦！実は、ここバルセロナは冒険家コロンブスがアメリカ大陸を発見した後、戻って来た港町なのだ。

日本在住13年というアメリカ人のジョンさん（40歳）、奥さんのあやかさん（31歳）に連れられて、サンタ・マリア・ダル・マル教会に到着。すごい荘厳な雰囲気！美術館のように美しい教会だが......。肝心のコロンブスの遺体はどこに？

現地ガイドに聞いてみると、この教会に遺体はないという。どうやらジョンさんの勘違いだったようだが、本人は「私は歴史の先生じゃない」とケロリとしたもの。「いつもこんな感じなの？」と東に聞かれ、苦笑いのあやかさんだった。

地元民の御用達！ピンチョスの美味しい穴場の店

続いては、バルセロナの中心にあるランブラス通りに。東京でいう原宿のような、若者に人気のスポットだ。そこで見つけたのは、名古屋在住の崎野公一郎さん（25歳）と東京在住の中山沙季さん（25歳）の、遠距離恋愛中のカップル。バルセロナに留学した経験がある沙季さんの案内で、お世話になったホストファミリーのところに遊びに来ているそう。

沙季さんに連れてきてもらったのは、ピンチョスの店「イラティ」。ピンチョスとは、パンの上に生ハムやイワシのオイル付けなど様々な食材を乗せ、つまようじを刺した料理。地元の人行きつけの穴場グルメだ。東MAXもワインとともにピンチョスを頬張り、「メチャクチャいい店じゃない？」と一人では知ることができなかった地元の人気店に大感激！

強烈キャラの一人旅男性と行く悪魔の橋

ガウディがデザインした世界遺産・グエル公園にやってきた東MAX。しかしチケットは完売しており入れず......。朝8時前ならチケットなしでも見られるということで公園を後にしようとすると、ちょっと不思議な日本人を発見！

25か国を一人で旅してきたという大西健司さん（47歳）、ヨレヨレのスーツでただならぬ雰囲気。翌朝待ち合わせて公園を回ると、初めて来たはずなのに、なぜかガイドのようになんでも教えたがる大西さん。意気投合した東MAXは、後日「悪魔の橋」を見に行くという大西さんに同行することに。

特急で2時間かけてタラゴナという駅へ。そこからさらにバスで20分、「悪魔の橋」に到着！今から2000年以上前、山の水を街へ通すために作られた水道橋で、あまりに短期間で完成したため悪魔の仕業と噂になり、悪魔の橋と名付けられたという。

現在は世界遺産となっている悪魔の橋。かつて水が流れていた場所を歩いて渡れるということで、早速2人も歩いてみることに。これは、なかなかの高さ！高い所が得意じゃないという大西さんを東MAXがおどかし、笑い合うという一コマも。

さらにどうしても見たい遺跡があるという大西さんについて行くと、そこは遺跡と地中海が一望できる絶景ポイント！「本当いいところに連れて来てくれましたよ」と東MAXも感謝しきりだった。

行列のできるラーメン屋オーナーの友人はスゴイ人！

さらなるおもしろ日本人を求めて歩いていると、東京から来た夫婦に遭遇！ホテルの受付のスペイン人に勧められてラーメン屋に行ってきたとか。早速案内してもらうと......なんと店の外にまで大行列が！普段行列などしないというスペイン人が、1時間待っても食べたいラーメンとは！？

スペイン人に大人気のラーメン店「HIRO(ヒロ)」のオーナー・吉行大樹さん（38歳）。通称はヒロさん。実はバルセロナで初の日本のラーメン店を開いた人物なのだ。

一番人気は豚骨味噌ラーメン。麺は自家製麺、日本から取り寄せた信州味噌を使うのがこだわりだ。ラーメンにはうるさいという東も「めっちゃ美味い！」と絶賛。この濃厚な豚骨スープ、これまでラーメンを食べたことがなかったスペイン人に大ウケ！この店が火付け役となり、バルセロナにラーメンブームが起きたのだそう。

そんなヒロさんに、スゴい日本人知りませんかと尋ねると、紹介されたのはバルセロナである壮大な計画に挑む伊庭野大輔さん（39歳）。実は伊庭野さんが働いているのは、東京スカイツリーなどを手がけた、日建設計という日本最大の設計事務所。

現在、伊庭野さんが手掛けているのは、メッシ率いるサッカーチーム・FCバルセロナのスタジアム改修。世界に名だたる設計事務所8社のコンペを勝ち抜き、日建設計が選ばれた。総工費は驚きの440億円！世界一とも言われるFCバルセロナのスタジアムが、なんと日本人の手によって、生まれ変わろうとしている。

スペインでおもしろ日本人について行ったら......絶景と絶品グルメ、そしてスゴい日本人に出会うことができた！

そして7月29日（月）夜9時放送の「世界ナゼそこに？日本人～知られざる波瀾万丈伝～」では、「どこ行くんですか？日本人＆世界で感謝される日本人2時間SP」をお届け。番組初登場のデヴィ夫人がイタリア・ローマでアポなし日本人探し！出会った日本人について行くと......ローマ通を豪語する夫人も知らない穴場のグルメ店や大感動の絶景が！行く先々で爆笑の夫人節もさく裂！また、9.11アメリカ同時多発テロの現場で、外国人で唯一、立ち入り禁止区域での救助活動を許された知られざる11人の日本人も紹介。