年の差51歳の恋にも意欲!? 57歳で役者デビューした世界的ダンサー田中泯

公開: 更新: テレ東プラス

chimata_20190724_001.jpg【配信終了日:7月30日(火)】動画はこちら

街の人への何気ないインタビュー映像をきっかけに、笑福亭鶴瓶とゲストがよもやま話を展開するトークバラエティ「チマタの噺」(毎週火曜深夜0時12分~)。7月23日(火)の放送は、ゲストに田中泯が登場。

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世界的ダンサーであり、役者としても活躍する田中。現在74歳でまだまだ現役の田中は、朝起きたらまず自分の体に異変がないかどうか総点検するのだと話します。

3年前、道端でうっかり溝にハマってしまったときから今でもずっと肩が痛むという鶴瓶に、田中も「両肘がまっすぐ伸ばせない」という古傷を抱えていることを明かします。昔、海外で飛行機に乗る前にお酒を飲みすぎてしまっため空港で搭乗拒否されてしまい、現地の警察に両側から抑えられ捻られてしまったのだそう。その話を聞いた鶴瓶は「自業自得やん」と、もっともなコメントを。

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田中が初めて演技の仕事をしたのは、57歳のとき。それまで「踊りはライブで観せるもので、映像や写真に残すものではない」と考えていましたが、スクリーンに映る自分の演技を見て「踊っている」と感じたのだといいいます。それまでダンスで積み上げてきた自分が、演じる姿を見せるのも「ライブ」だと思ったことがきっかけだったそうです。鶴瓶と共演した映画『アルキメデスの大戦』はまだ観ていないという田中に、鶴瓶は「最後のライブ、ええでっせ」と絶賛しました。

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社交ダンスに関するトークから、男女がペアになって踊ることで、古くから踊りと性が密接に関わっていたという話に。鶴瓶からは、思わず「スケベっていいですねぇ」と心の声が!?

また、「セリフを覚えるのが苦手。同じ話は二度とできない」という田中。ダンスも毎回デタラメで、同じものは踊れないのだそう。鶴瓶も同じ落語は二度とできないといい、2人の共通点を発見。

田中は「デタラメやってないと、気がつくことがない」ため、「こんなことやっていたのか」と自分でも思えるときが一番楽しいといいます。長い文章から短い単語まで様々な人の心を動かせる言葉の表現があるように、型にはまらずに何かを表せる踊りをやりたいと、思いを語りました。

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現在は、山梨で農業生活を送っているという田中。作った野菜は自分で食べるだけでなく、仕事で出会った人に買ってもらったりもしているそうで、田中が作ったじゃがいも、通称「みんじゃが」は周りからも人気なのだとか。しかし、仕事で家を開けている間は知り合いが畑仕事をしてくれていると知った鶴瓶は、「それじゃ"みんじゃが"じゃないじゃないですか」とツッコミを。

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また、83歳で現役の美容師として働く女性への「死ぬまでこの仕事をしていたい」という言葉を聞いた2人は、"仕事"と"生きること"について語ります。鶴瓶は、以前出会った方の「(仕事をしながら)死ぬまで生きたい」という力強い言葉を忘れることができないのだそう。田中は「みんなが同じボリュームで『生きる』と言っているうちは自分の中でも動けない。そういうときは『もっと生きたいんだ』と言えば面白くなると思う」と考えを述べました。

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田中が初めて役者の仕事をした年齢57歳は、踊りの師匠・土方巽が亡くなったのと同じ歳。57歳になったとき、偉大な師匠に比べ「一体、俺、何やってんだろう」と未熟さを痛感したという田中。そんな中、映画オファーがきたことで、「これは師匠がやれと言っているのかもしれない」と感じ、引き受けたのだそう。その映画の監督である山田洋次は、田中にとって恩人だといいます。

現在放送中のドラマでは、田中は、橋本愛に想いを寄せられるという役を演じています。実年齢だと51歳違うロマンスに、鶴瓶は少々羨ましい様子。田中も、「ちょっと運命が違ったら、俺もこうなっていたかもしれないな」と思える役じゃないと、仕事を引き受けないのだそう。「だから、その気があるということ」と、若い女優との距離感を上手く図っていると明かしました。

この日紹介したチマタは、「蒲田の社交ダンススクール」、「中野で出会った肩身の狭い喫煙家」、「民家のような美容室で働く83歳」。現在、「ネットもテレ東」で配信中です!

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