映画の街「ハリウッド」は”聖なる森”じゃない。

公開: 更新: テレ東プラス

hollywood_20190723_01.jpg画像素材:PIXTA

アメリカ合衆国フロリダ州の都市であり、映画の街として知られるハリウッド。

温暖でほとんど雨が降らないという気候や、変化に富んだ地形が、西部劇などの映画製作に適していたことから、多くの映画会社が居を構えることになったのだそうです。

ちなみに、ご近所であるビバリーヒルズは、俳優やミュージシャンなどエンタメ業界のスターたちが住む高級住宅街として知られていますね。

「聖なる」は勘違い?

hollywood_20190723_02.jpg画像素材:PIXTA

さて、そんな映画の街「ハリウッド(HOLLYWOOD)」ですが、その地名の意味や由来をご存じですか?

日本語ではハリウッドを「聖林」と書くのですが、実は誤訳。聖なる林で大作映画が生み出されるというのはなんとも神秘的ですが、「HOLLY」は正しくは「ひいらぎ」という意味で、正しくは「ひいらぎの森」となります。「聖なる」は「HOLY」でLがひとつ足りないんですね。

地名の由来は、カンザス・シティの不動産業者ウィルコックス夫妻の妻が友人の別荘の名前からとって、この地を「HOLLYWOOD」と名付けたと言われています。もともとはいちじく果樹園だったそうで、別にひいらぎが生い茂る森だったわけではないそうです。

いちじく果樹園から、世界最大の映画の街へ。そんな歴史を思うと、あの映画もこの映画もまた違って見えてきそうです。

PICK UP