少年院を出所したばかりのアイドルが語る、絶対にマネしてはいけない「JKビジネス」の実態

公開: 更新: テレ東プラス

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【配信終了日:7月25日(木)】動画はこちら

売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時12分放送)。7月18日(木)の放送では、「人生が180度激変した人スペシャル」をお送りしました。

少年院を出所したアイドルが語る自らの罪

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少年院を出所したばかりの衝撃アイドル・戦慄かなのさんは、「自分のようになってほしくない」という思いで、自らの経験を語ってくれました。

戦慄さんは、16歳のときにJKビジネスに手を染め、月ウン百万円もの巨万の富を手にするも、それが明るみになり少年院へ。2年間にも及ぶ尊い時間を更生についやしました。現在は大学に通いながらNPO法人を立ち上げ、当時の体験を講演会などで語っているそう。

そもそも、なぜ非行に走ってしまったのか? シングルマザーの育児放棄により、小さい頃から万引きで盗んだものを食べ、妹と2人で生活していたという戦慄さん。さらに、入浴や歯磨きも教えてもらえなかったため、学校では不潔が原因で壮絶なイジメをうけることに。彫刻刀を膝に刺され、逃げるために3階の美術室の窓から飛び降り、骨折したこともあったそう。

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「家にも学校にも居場所がない。でも妹を食べさせていかなければ......」その思いから、戦慄さんは窃盗集団に入ってしまいます。アルバイトができない小・中学生を手下にして稼いでいるグループで、元締めの大学生から課せられたノルマを達成すれば報酬としてお金がもらえるという仕組み。しかし、戦慄さんの万引き中のミスがきっかけで元締めが逮捕され、グループは解散。

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その後、JKビジネスブームが到来! 現在はJKビジネスは摘発の対象ですが、5年前までは繁華街の路上で客引きをする女子高生がたくさんいました。しかし、女子高生たちの給料は歩合制のため、客引きをしている間は給料が発生しません。そこに目をつけた戦慄さんは、女子高生たちをスカウトし、「女子高生に会いたい」という男性との仲介役に回ったのです。100円ショップで買ったパンツを女子高生に穿かせ、男性に8000円で販売していたそうです。

当時、戦慄さんは16歳。アルバイトができる年齢でしたが、「いかに短時間で稼げるか」という効率重視の考えに走ってしまったのだといいます。その結果、1日で約10万円もの稼ぎを得ていたそう。

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JKビジネスに没頭し家に帰らなかった戦慄さん。母親が捜索願を出し保護されたことで、ビジネスが明るみに出てて、少年院へ送られることに。始めは10ヶ月の更生プログラムでしたが、施設での態度から満期の2年過ごすことに。

16歳からの尊い時間を少年院で過ごすことに対し焦りを感じ、「このままでは少年院を出られない」と思った戦慄さんは、少年院で秘書検定やワープロ検定、高卒認定、漢字検定準一級など資格を取りまくり、出所後に大学へ進学。今年1月にはNPO法人を設立し、アイドルの仕事のかたわら、代表理事として育児放棄や児童虐待に悩む子供達や少年院の就労の支援に繋げられる活動も行なっています。

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