ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。
7月2日(火)の放送は、茨城県牛久市で昼めし旅。牛久市のシンボルといえば、やはり牛久大仏。ギネス世界記録にも認定されたその高さは自由の女神のおよそ3倍。奈良の大仏が手のひらに載ってしまうほどの大きさです。そんな牛久市をご飯調査するのは、「おかあさんといっしょ」で体操のお兄さんとして活躍していた「よしお兄さん」こと小林よしひささん。
野菜のうま味たっぷり! だし香る煮物&旬のシャリシャリすいか
野菜の直売所を見つけた小林さん。そこで出会った橋本久子さんとご主人の和雄さんにお話を伺いました。月に一度、千葉県松戸市に住むひとり娘とお孫さんの家に遊びに行くのが楽しみだという久子さん。お孫さんとよく「おかあさんといっしょ」を見ているそうです。好感触なので、さっそく例のお願いを......。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」
もちろん快諾! お昼ご飯は昨日作った煮物です。
ニンジン・シイタケ・昆布・さつま揚げ・がんもどき・こんにゃくが入った煮物は、お孫さんも喜んで食べるそう。あまり肉を入れず、シイタケと昆布を入れてうま味たっぷりに煮込むのがポイントです。
こちらが、橋本さん家の昼ご飯。
卵多めの特製マカロニサラダに、パプリカとズッキーニ、ハムの炒め物も並びます。
牛久の特産品、シャリシャリ食感のすいかはデザートに。
煮物をいただき「おいしい。家庭の味というか、お母さんの味ですね」と小林さん。初物のすいかも「歯ざわりがシャリシャリしていて、おいしいですね。みずみずしい!」と大満足。
お昼ご飯は毎日ふたりで食べるという橋本さんご夫婦。これからもお孫さんの成長を楽しみに、夫婦で長生きしてくださいね!
一度食べたらやめられない! おばあ直伝味噌ピーナッツ
続いてお邪魔したのは、昭和のはじめ頃に創業したお茶屋さん「澤田茶園」。お茶の栽培から加工・販売までを家族で行っています。
畑では、お茶のほかに「ナカテユタカ」という甘みの強い落花生も栽培。四代目の奥様、澤田由紀さんとお母さまの幸子さんにお話を伺いました。澤田さんの畑では、一番茶の収穫は5月で終了し、7月中旬までは二番茶の収穫があります。
こちらでは一般的な煎茶の倍の時間蒸した「深蒸し茶」を販売。深蒸しにすることで茶の渋みが柔らかくなり、豊かな香りと甘みが出ます。一番茶を飲んで「濃厚なおいしいお茶ですね」と小林さん。
おいしいお茶をいただいたところで、例のお願いを......。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」
「じゃあ夜にでも」と交渉成立! 澤田さんのお宅は、幸子さんご夫婦と四代目の臣男さんと由紀さん、その娘・息子の6人家族。現在中学生の子どもたちは、まさに「よしお兄さん」の体操を見て育ったといいます。
この日のメニューは家族みんなが大好物の肉じゃが。野菜はすべて家庭菜園で収穫したものを使います。
豚肉をフライパンで炒め、じゃがいも・ニンジン・たまねぎを投入。麺つゆで20分ほど煮込んだら完成!
続いて用意したのは自家採れのピーナッツ。5分ほど油で素揚げしたら取り出し、味噌と砂糖にお酒を少し入れて溶いたものと一緒にフライパンで炒めます。しっかりとからんだら味噌ピーナッツの出来上がり。
こちらが澤田さん家の晩ご飯。
甘じょっぱいタレがからんだ味噌ピーナッツ。
ナスは味噌ととうがらしで炒め、ちょっと辛めの味付けに。晩ご飯は子どもたちが帰ってきてから、家族全員でいただきます。
味噌ピーナッツをいただき「そこまで甘すぎず、味噌がきいている感じ。揚げているので香ばしいですね」と小林さん。
じゃがいもたっぷりの肉じゃがのお味は、「じゃがいもの形が残っていて、味が染みておいしいです!」と絶賛。
これからも家族仲良くお元気で! ありがとうございました。
「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。