岡本太郎が残した人類へのベラボーなメッセージ

公開: 更新: テレ東プラス

shinbinokyojin_20190629_01.jpg
2000年4月に放送を開始した「美の巨人たち」がリニューアル! 「新美の巨人たち」(テレビ東京系列 毎週土曜 夜10時)として生まれ変わった。

番組には、又吉直樹貫地谷しほり井浦新要潤ら、個性豊かなアートトラベラーが毎週登場。従来通り、毎回1つの作品に焦点をあてて深く掘り下げていくと共に、作品を見に行くまでのプロセスや作品と向き合った時の反応なども放送していく。ナレーションは市川実日子が担当。

「人類は進歩していない」太陽の塔に隠された真実

6月29日(土)の放送では、完成から49年...今も立ち続ける大阪のシンボルは万博後なぜ残されたのか? 造形の凄み、蘇った内部の凄さ。太郎が遺した言葉から又吉直樹がひも解く『太陽の塔』真の姿に迫ります。

ずっと立ち続けて49年...70mの高さを誇り、名前の通り太陽のエネルギーに満ち溢れている『太陽の塔』は、1970年大阪で行われた日本万国博覧会のために作られたもの。作者は規格外の芸術家・岡本太郎です。耐震上の問題で長らく閉鎖されていた内部も、改修工事を経て昨年およそ半世紀ぶりに公開されました。

万博のテーマ展示プロデューサーに就任した太郎ですが、「進歩と調和」というテーマに、「人類は進歩なんかしてない」と真っ向から反対します。そして作り上げたのがこの"ベラボーなもの"太陽の塔でした。

正面中央には巨大な「太陽の顔」、最も高い場所には「黄金の顔」、背面には「黒い太陽」。さらにある場所に「第4の顔」があるのですが、一体どこに...? その造形に隠された秘密とは? そして内部に聳える「生命の樹」その神々しいまでの美しさに誰もが目を見張ることでしょう。

そもそも、この作品は一体何なのでしょうか。彫刻? 建造物? モニュメント? それこそが最大の謎であり、現在まで残されたことへの答え。永遠の問いかけに迫るのは、芸人・又吉直樹さん。作品が放つ凄みに圧倒されながらも対峙した又吉さんが抱いた思いとは? 謎を解くカギは岡本太郎が発した数々の言葉にありました。果たしてそれは?

PICK UP