「路地裏の知られざる名店や、オープンしたばかりの期待の新店、地元の人たちに愛されているお店など、まだまだ知られていない美味しいお店がこの世界にはたくさんあるはず」。そんな思いとともにテレ東プラス編集部が気になったお店に伺い、その様子をご紹介して行きます。今回は、日本最大級の繁華街・新宿歌舞伎町に2019年3月オープンしたダイニングバーをお邪魔します。
週末には生演奏も楽しめるダイニングバー! 新宿歌舞伎町「麦ノ音」
やってきたのは、JR新宿駅東口から徒歩約8分の「麦ノ音」。運営会社は、歌舞伎町でホストクラブ6店舗を展開する業界大手のSmappa!Groupです。
同社はこれまでに、本屋「歌舞伎町ブックセンター」(現在休業中)や、アート集団「Chim↑Pom(チンポム)」と共催の飲食店「人間レストラン」のほか、美容系サロンやデイサービスなど、さまざまな事業を手掛けてきました。
「麦ノ音」のコンセプトは、ミュージシャンによる生演奏を聴きながら、国産クラフトビールや自家製ソーセージ、寿司などを楽しめる複合型飲食店(ミクストラン)。これまで新宿歌舞伎町エリアには、上質な音楽とグルメを堪能できる店があまりなかったことに着目し、「麦ノ音」を開店させました。
間接照明によるおしゃれな雰囲気の店内には、カウンターとテーブルを併せて約70席用意。
また店内にはドイツの音響機器メーカー「d&b audiotechnik(ディーアンドビー・オーディオテクニック)」のスピーカーを設置。再現性の高いナチュラルな音はオーディオ再生時の解像度が高く、生演奏の際も細かなニュアンスを最大限に伝えることができるそう。他にも1960年代製のアップライトピアノやDJセットなどもあります。
クラフトビール好きも楽しめる充実のラインナップ
「麦ノ音」では、ブルワリーから直送される国産のクラフトビールを6タップ用意。今までに、世界のビールコンペティションで連続受賞している「伊勢角屋麦酒」や、北海道産のホップを100%使った「忽布古丹醸造」、越後名水にこだわった「スワンレイク」のクラフトビールなどを提供してきました。
「クラフトビールに詳しい方も楽しんでもらえるよう、新しいブルワリーのビールや、希少価値のある珍しいビールなどを全国から取り寄せています。ラインナップは随時変わります」と同店のプロデュースする渡辺悠太さん(写真上)。
他にも、缶ビールやボトルビールもそろえ、常時50種類以上のビールを提供。また運営元のSmappa!Groupには20人以上のソムリエが在籍しており、彼らがセレクトした日替わりグラスワインやボトルワインも100種類以上そろえています。
「ミシュランガイド2018」に選出された自家製ソーセージも味わえる!
フードメニューのおすすめは、「ラッツィのオーガニックソーセージ」(1,500円)。これは「ミシュランガイド2018」においてビブグルマンに選出された熊本県のレストラン「ソーセージ・フェスト」から取り寄せる自家製ソーセージのこと。
「ソーセージ・フェスト」を手掛けるのは、東京にあるオランダ王国大使館大使公邸で8年間マネージャーを務めた経歴を持つチェコ人のラディスラブ・ハイジマンさん(写真上)。
塩・胡椒・ニンニク・ハーブのみでシンプルに味付けされたオーガニックソーセージは、香り高く、ジューシーで独特な歯ごたえがあります。プレートには、キャベツのサワークラフトや自家製ピクルスなどが添えられていて、クラフトビールが進む味わいに仕上がっています。
ソーセージ以外にも「ラッツィの燻製ベーコン」(1,200円)など、クラフトビールに合うメニューをそろえています。
「生演奏の音楽やクラフトビール、自家製ソーセージなど飲食店ならではのおもしろい体験を演出していきたい。また海外からの観光客の方にも楽しんでもらえれば」と渡辺さん。
音楽も食事も楽しめるダイニングバー「麦ノ音」。新宿歌舞伎町エリアに、新たな風を吹き込むかもしれません。
【店舗情報】
麦ノ音
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-12-15 新宿第7ビル B1
電話番号:03-6273-9543
営業時間:17:00~4:00
※ライブスケジュールは公式ホームページをご確認ください
定休日:不定休
URL: https://mugioto.com/
※価格はすべて税込
※この情報は、2019年6月20日時点のものです。最新情報をご確認の上、お出かけください。