花は見る者を癒し、楽しませてくれるが、毎日の水やりなど管理するのは大変...。だが、水やりの手間が省けるなら、負担はかなり楽になるのではないだろうか。そんな願いを叶える花壇が誕生した。
こちらの花壇を開発したのは、東京・葛飾区。太陽光の電気を使って花に自動で水をやる立体花壇だ。暑さ対策でミストを出しているため、目で涼を楽しむだけでなく、実際に涼しさを感じることができる。
「ミストの水がかなり細かくて、近くに手を当てても全然つかない」と北村まあさキャスター。花壇自体が回るようになっており、日当たりのばらつきもないという。
その仕組みは、ソーラー電池を使ってタンクの水をくみ上げ、自動で水やりをしてくれるというもの。
ミストの水はというと...別のタンクから出していた。実はまだ開発中で、ミストの水も将来的には花壇と一体化させるという。
この花壇、開発したのには理由があった。葛飾区役所環境課の宮地智弘さんによれば「夏の暑い時期は水やりが大変で、(ボランティアの)お年寄りの方々は苦労していました」とのこと。区役所の中庭の管理はボランティアの方々が行なっているが、水やりは腰に負担がかかるだろうと考え、葛飾区の企業と連携して開発したそう。
ミストだけはパナソニックの技術だが、「太陽光のシステム」「タンク」「デザイン」すべて葛飾の技術の結晶。少ない水で効率よく水やりするためには、パナソニックのミスト技術がどうしても必要だったという。それでもやはり"地元の力があってこそ"ということで夢は広がる。
「東京オリンピックが開催される時には、花と東京の夏の暑さを和らげるミストと、両方のおもてなしでたくさんの方をお迎えしたいと思っています」と宮地さん。
今後は葛飾区だけでなく、全国の花壇でこのシステムが導入されていくかもしれない。これからの夏は、美しい花壇のそばで涼をとる人が増えそうだ。
【商品名】
フラワーメリーゴーランド
【商品の特徴】
ミストで涼しくなる機能が付いた自動で花に水をやる花壇
【企業名】
葛飾区環境部環境課
【住所】
東京都葛飾区立石5‐13‐1
【価格】
未定
【発売日】
2019年秋ごろ予定
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