夏の暑さを吹き飛ばす! 自動で水やり&ミストが出る花壇:WBS

公開: 更新: テレ東プラス

花は見る者を癒し、楽しませてくれるが、毎日の水やりなど管理するのは大変...。だが、水やりの手間が省けるなら、負担はかなり楽になるのではないだろうか。そんな願いを叶える花壇が誕生した。

toretama_20190619_01.jpg
こちらの花壇を開発したのは、東京・葛飾区。太陽光の電気を使って花に自動で水をやる立体花壇だ。暑さ対策でミストを出しているため、目で涼を楽しむだけでなく、実際に涼しさを感じることができる。

「ミストの水がかなり細かくて、近くに手を当てても全然つかない」と北村まあさキャスター。花壇自体が回るようになっており、日当たりのばらつきもないという。

toretama_20190619_02.jpg
その仕組みは、ソーラー電池を使ってタンクの水をくみ上げ、自動で水やりをしてくれるというもの。

toretama_20190619_03.jpg
ミストの水はというと...別のタンクから出していた。実はまだ開発中で、ミストの水も将来的には花壇と一体化させるという。

この花壇、開発したのには理由があった。葛飾区役所環境課の宮地智弘さんによれば「夏の暑い時期は水やりが大変で、(ボランティアの)お年寄りの方々は苦労していました」とのこと。区役所の中庭の管理はボランティアの方々が行なっているが、水やりは腰に負担がかかるだろうと考え、葛飾区の企業と連携して開発したそう。

toretama_20190619_04.jpg
ミストだけはパナソニックの技術だが、「太陽光のシステム」「タンク」「デザイン」すべて葛飾の技術の結晶。少ない水で効率よく水やりするためには、パナソニックのミスト技術がどうしても必要だったという。それでもやはり"地元の力があってこそ"ということで夢は広がる。

「東京オリンピックが開催される時には、花と東京の夏の暑さを和らげるミストと、両方のおもてなしでたくさんの方をお迎えしたいと思っています」と宮地さん。

今後は葛飾区だけでなく、全国の花壇でこのシステムが導入されていくかもしれない。これからの夏は、美しい花壇のそばで涼をとる人が増えそうだ。

【商品名】
フラワーメリーゴーランド

【商品の特徴】
ミストで涼しくなる機能が付いた自動で花に水をやる花壇

【企業名】
葛飾区環境部環境課

【住所】
東京都葛飾区立石5‐13‐1

【価格】
未定

【発売日】
2019年秋ごろ予定

※その他、先週の「WBS」"トレンドたまご"では、以下のトレンドを紹介!

●ぬか床ロボット"ヌカボット"
ぬか床の状態を音声で教えてくれるロボット

●ウロコ穴の木製建材"URO-CO"
ベニヤ板にウロコ状の穴を開け、弾力性を持たせた木製建材

●帰宅を促す音楽"「Sound Design for OFFICE」帰宅を促す音楽"
聞くと帰りたくなる曲

●めくれる椅子!?"PAGES"
めくることで好きな柄に座れる椅子

詳しくは「ビジネスオンデマンド」へ!

PICK UP