他界した両親、実家でひとり...48歳独身女性の”安心できる場所”

公開: 更新: テレ東プラス

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【配信終了日: 6月 25日(火)】動画はこちら

6月17日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜3時55分~放送)では、赤羽の炭火焼肉店「いくどん」で出会ったひさこさんのおうちにお邪魔しました。

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赤羽の「いくどん」でひさこさんに出会うのはなんと3回目。1度目は「部屋が汚いから」2度目は「この後用事があるから」という理由で取材を断られていましたが、「3度目の正直。これもご縁かなと思って」ということで今回はおうちに連れて行ってくれました。

「いくどん」の常連であるひさこさんは、お肉のことを「おやつ」と呼び、お酒ではなくジュースと一緒に楽しんでいました。

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大手通信系企業で働く派遣社員のひさこさん。48歳独身で、両親は他界しており、今は実家で1人暮らしをしているそう。昔営んでいた魚屋の上に賃貸のお部屋があり、中学生の頃からずっとそこで生活しているひさこさん。お部屋の掃除は苦手らしく、休日に一気に片付けるタイプだとか。

「中学生か高校生のときに買った」というユーミンのレコードを発見し、モノマネをしながら歌ってくれたひさこさん。さらに、ブルース・リーの音声が入ったサントラ盤も登場しました。小学生の頃にお兄さんとブルース・リーごっこをしていたといいます。

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「安上がりなので自炊派」というひさこさん。台所には昔から立っているそうで、SNSにアップする用に撮影したという自慢のお料理を見せてくれました。写真を見せるうちに、「作ってあげたい」とムネ肉を使ったキャベツと卵の炒め物を振舞ってくれました。お肉を毎日食べているひさこさんいわく、「野菜を入れたらカロリーゼロ」。スタッフと同じお箸を使い、間接キスをしてしまったひさこさんは「今日寝られないかも」とドキドキ。

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幼い頃はお母さんのことが嫌いだったというひさこさん。「父が短気な人だったから、何かある前に母が先に娘に手を上げていた」と、子供の頃はわからなかったお母さんの気持ちを今になって理解しているそう。お兄さんが結婚して家を出た頃から、お母さんと仲良くなりはじめたといいます。

ひさこさんは、「(母は)かっこいいことを言う」と語ります。月収が良かった頃のひさこさんは、稼いだお金を遊ぶために派手に使っていたそう。後から、「周りの子みたいに、ブランド品を買い揃えておけば良かった」とお母さんに話したところ、「あなたは人には買えない思い出を買った」とひと言。そんなことを言えるお母さんのことが好きだったようです。

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ひさこさんとの出会いの場になった赤羽の「いくどん」の話題に。ひさこさんにとってあのお店は「安心できる場所」だといいます。「いくどん」で桜姫鶏を食べると、小さい頃に食卓に出た骨付きの鶏肉をお父さんが分けてくれたことを思い出すと語ります。

独身で両親もいないひさこさんは「(自分は)孤独だと思っている」と話します。そんなひさこさんを、いつでも受け入れてくれる「いくどん」が心の支えになっているようです。

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ひさこさんが自分のために作ったという、生前のお母さんの写真集を見せてくれました。晩年、お母さんが「こんな風になるためにあんなに必死に働いて生きてきたわけじゃないのに」と話していたため、ひさこさんは"冥土の土産活動"を始動させます。

あまり先が長くないであろうお母さんが"食べたいもの"や"やりたいこと"を、ひさこさんがお手伝いしていたそう。"冥土の土産活動"を始めてから、お母さんは「すごい幸せ」と語っていたようで、亡くなるときも「ありがとう」と言ってくれたといいます。

「親孝行は親のためじゃなくて自分のため。人徳の徳として返ってくる」と話すひさこさん。出会いがあればパートナーも欲しいと考えているそう。50歳を目前にしたひさこさんは、まだまだ輝き続けることでしょう! ぜひ赤羽の「いくどん」に遊びに行ってみては?

この放送は、現在「ネットもテレ東」で配信中です。ぜひチェックしてみてください!

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