自由に使える文房具が5000点! リニューアルした「文房具カフェ」に行ってみた

公開: 更新: テレ東プラス

bunbogu_cafe_20190616_00.jpg
文房具好きのオアシスとして知られる、表参道の「文房具カフェ」。カラバリ豊富なペン、アンティーク調のノート、原宿カルチャーを感じるポップなマスキングテープなど、思い思いの文房具を手に取って使用できる。

このカフェが2019年4月にリニューアルを果たした。これによって店内にラインナップされた文房具は、なんと5000点以上に。さっそくお邪魔してきました!

見渡す限りのペンの山。これぞ究極の文房具ワールド!

表参道駅から徒歩4分。「フライングタイガー」のさらに奥、地下にひっそりと隠れるように「文房具カフェ」はある。

階段を下りると、視界がパッとカラフルに。ウッド調の空間が、ものすごい量の文房具に囲まれていた。これは壮観だ!

bunbogu_cafe_20190616_01.jpg

bunbogu_cafe_20190616_02.jpg

bunbogu_cafe_20190616_03.jpg
「物販コーナーにあるもの以外、すべて自由に使ってください。プロ仕様のペンから懐かしのあの文房具まで取り揃えています。文房具ファンや美大生の方はもちろんのこと、子連れのご家族、カップル、ご年配の方など、老若男女を問わずに楽しまれていますよ。なかにはツイッターのフォロワー同士で集まって、好きなアニメのイラストを描いて盛り上がる方もいらっしゃいます」

そう語るのは、店長の市川さん。この日も店内は、イラストを制作している美大生風の女性、高校生カップル、筆ペンを巧みに操って達筆な文字を書いているご婦人方など、さまざまな人で賑わっていた。文房具の懐の深さに驚かされる。

bunbogu_cafe_20190616_04.jpg

bunbogu_cafe_20190616_05.jpg

bunbogu_cafe_20190616_06.jpg
「リニューアル後の見どころは、5000種類以上の文房具を実際に使えることです。世界一文房具に触れられる場所を目指して、一気にラインナップを強化しました」

店内はまさに文房具の宝箱だった。キュートな鉛筆、高機能なペン、懐かしのクレヨンやクレパスもある。もちろん筆記用具だけでなく、ハサミや定規、のり、コンパスなども種類豊富だ。なかには用途のわからないアイテムもあり、文房具ファンでなくても興味をそそられる。

bunbogu_cafe_20190616_07.jpg

bunbogu_cafe_20190616_08.jpg
目玉の一つは、高品質なカラーマーカー「コピック」。プロも使用するリッチなペンで、全358色を使えるのは、文房具ファンにとって夢のようなシチュエーションだとか。透明感のある繊細な色味で、グラデーションや混色も表現できた。マーカーってもっとビビットなものだと思っていました......。

bunbogu_cafe_20190616_09.jpg
さらに、壁にはズラリと並んだマスキングテープが! これだけあったら、好みの一本を探すだけでも楽しい。バースデーカードやメッセージカード、アルバムづくりにも重宝しそうだ。

bunbogu_cafe_20190616_10.jpg
こちらは変わり種で、カリグラフィー用のペン。カリグラフィーとは、時計の文字盤などに使われている、書体をおしゃれに見せる手法のことだ。「過去にはこのペンを使って、美しいアルファベットを書いている60歳くらいのお客さまもいました」と市川さん。このように、知られざる文房具と出会えるのも文房具カフェの楽しいところだ。

bunbogu_cafe_20190616_11.jpg
席に着くと、テーブルの上にも工夫を発見。コースターやランチョンマットが、上質紙を使った塗り絵になっている。ちなみに、この日は消しゴムはんこ作家であり、イラストレーターでもあるmizutamaさんとのコラボレーション期間で、塗り絵も限定デザインだった。過去には人気のアニメ作品ともコラボするなど、さまざまなアプローチによってお店を盛り上げている。

食べながらも文房具を感じて! ユニークなドリンク&フードが

文房具カフェでは、ドリンクやフードも一味違う。文房具をモチーフにした、目でも舌でも美味しいメニューを揃えているのだ。

「お店づくりで大切にしているのは、食事を待っている時間、食べている時間、食べ終わってからの時間、どこを切り取っても楽しめること。料理はお腹いっぱい食べられる量を、見た目や味にもこだわって提供しています」

bunbogu_cafe_20190616_12.jpg

bunbogu_cafe_20190616_13.jpg
こちらは「文房具カフェの色鉛筆レモネード/レモンスカッシュ」。フレッシュなレモネードまたはレモンスカッシュに、お好みで注げる2種類のシロップをつけたドリンクだ。色鉛筆を模したマドラーも実にキュート。

シロップは「ブラッドオレンジ&ライチ」「キウイ&ブルーハワイ」「巨峰&パイナップル」から選べるが、今回はブラッドオレンジ&ライチをセレクトした。ライチのシロップからは蜜のような甘みを感じる。

bunbogu_cafe_20190616_14.jpg
メインディッシュには「文房具カフェのお絵描きオムパスタ」をチョイス。文房具カフェらしく、卵のシートにケチャップでお絵描きを楽しめるパスタだ。卵の下にあるのは濃い口のナポリタンで、ブカティーニと呼ばれるマカロニのようなパスタを使っている。ズッキーニやパプリカといった野菜の、シャキシャキとした食感がよいアクセントになっていた。

bunbogu_cafe_20190616_15.jpg
せっかくなので、mizutamaさんのイラストを真似て描いてみた。ケチャップの容器にもこだわっているのか、先細りした形状でペンのように描きやすい(笑)。

bunbogu_cafe_20190616_16.jpg

bunbogu_cafe_20190616_17.jpg
デザートにオーダーしたのは「bcペンシルオリジナルチュロス」。サクッと焼き上げたチュロスに、チョコレートやメープルといった6種類のトッピングがついている。いろんな味を試していると、あっという間に完食してしまった。友人や恋人と一緒に食べ比べるのも楽しいだろう。

文房具づくめの時間を過ごせる文房具カフェ。憧れのペンを思う存分に使ってもいいし、懐かしのアイテムを見つけて思い出に浸ってもいい。文房具は、誰にとっても「自分ごと」になり得る存在。文房具カフェに来れば、思い思いの楽しみ方が自然と見つかるだろう。

文房具カフェ
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4丁目8−1
営業時間:11:00 - 22:00(火曜定休)
03-3470-6420

※この情報は、2019年6月16日時点のものです。最新情報をご確認の上、お出かけください。

PICK UP