ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」（毎週月～金曜 昼11時40分）。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

6月5日（水）の放送は、神奈川県湯河原町でご飯調査。夏目漱石や芥川龍之介など、数多くの文豪に愛された湯河原町は関東屈指の人気温泉地。これからの時期はサツキが見頃を迎えるほか、ゲンジボタルの幻想的な風景も楽しむことができます。そんな湯河原町でご飯調査するのは、元AKB48の梅田彩佳さん。

とれたて新鮮！ 真鶴の海の幸ざんまい

梅田さんが訪れたのは、干物や鮮魚を取り扱っている「かねか水産」。

脂がたっぷりのったアジなどを干物にしています。直接お店を訪れたお客さんには販売もしているそう。

早速ですが、例のお願いを......。

「あなたのご飯、見せてくださ～い」

従業員の森谷泰之さんに伺ったところ、「社長に聞いてみます」と電話で確認を取ってくれました。ちょうど、今日とれた魚でご飯を食べるところだそうで、早速、社長の加藤義明さんの自宅に伺います。

この日は天気が良かったので、海が一望できるテラスで食事をします。真鶴港でとれたばかりのアオリイカとアジで、ご飯作りスタート！

まずは、アジを開いて細切りにします。みじん切りにした新たまねぎと生姜・三つ葉を加えて混ぜ合わせると、アジのたたきの完成。

続いては、アジの骨で出汁をとった汁に、アジと生姜・ネギ・味噌で作ったアジ団子を入れます。そこにアオリイカの卵を投入。アオリイカはこれから産卵期を迎え、卵はこの時期ならではのとても貴重な食材です。

こちらが、加藤家のお昼ご飯。

新たまねぎを混ぜたアジのたたき。

アオリイカの卵とアジの団子が入ったすまし汁。

新鮮なアオリイカの刺身。

自らの工場で作った自慢のアジの干物など、海の幸尽くしの豪華な料理が並びました。

アジの干物を食べて「干したほうがおいしい」と義明さん。「干物は毎日食べても飽きない」と裕子さんもうなずきます。

アオリイカの卵を食べた梅田さんは、「おいしい！ 噛み応えがあって。とっても濃厚」と絶賛。

アジのたたきは、生姜がいいアクセントになっているそう。

これからもおいしい干物を作り続けてくださいね！

家族や友人と囲む、にぎやかバーベキュー！

軒先に並んだ大量のみかんにつられて、みかん直売所の「石澤商店」にやってきた梅田さん。

店長の石澤秀樹さんにお話を伺うと、湯河原町は9割以上の農家がみかん農家という、みかんの一大産地。石澤商店でも、地元でとれた年間約100種類ものみかんやオレンジを取り扱っており、その時期ならではの珍しい品種を販売しています。

今が旬のゴールデンオレンジを試食した梅田さんは、「甘い。果肉がゼリーみたいにプルプル！」と感動。

おいしいオレンジをいただいたところで、例のお願いを......。

「あなたのご飯、見せてくださ～い」

夕飯は遅くなってしまうということで交渉は失敗。代わりに紹介していただいた知人の二見祥之さんのお宅に伺います。二見さんは町内で酒屋とコンビニを経営しており、自宅が事務所を兼ねているとのこと。

広い中庭に出ると、お孫さんたちの遊び部屋にゲストハウス、さらに湯河原温泉の源泉をひいた足湯も！ 足湯はご近所の方にも開放していますか。

中庭では、ご家族だけでなく、従業員や近所の方、お友達と一緒にご飯を食べることも多いそう。この日は、お孫さんやご近所さん、先ほどの石澤さんも招いてバーベキュー！

こちらが二見家の晩ご飯。

地元の干物屋さんで買ったアジの干物とサバのみりん干し。

自家製のキムチに、味噌とごま油で味付けしたチゲ鍋など、各々が持ち寄った食材や料理がズラリと並びました。

気心の知れた仲間と外でワイワイ食べる夕飯は楽しそう。これからもみなさん仲良くお幸せに！

「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。