実際に暮らして分かった、バックパッカーやノマドがバンコクで”沈没する”10の理由

公開: 更新: テレ東プラス

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バックパッカーの聖地といえば、タイ・バンコクに位置する「カオサンロード」。バックパッカーや短期旅行者が最初に訪れる定番の場所と言われており、あまりの居心地の良さにその場に留まり続ける人も多いとか。このことを、バックパッカーの間では「バンコクに沈没する」と呼んでいます。

今回、約2ヶ月に渡りバンコクにロングステイする中で、「なぜ彼らが沈没するか」、その理由が体感できました。これを「バンコクで"沈没する"10の理由」と題して、紹介したいと思います。

【理由その1】常に身軽でOK!陽気な雰囲気も◎

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バンコクは1年中温かく、どの時期に訪れても身軽な格好で過ごせます。ちなみに、バンコクの季節は、大きく以下の3つに分かれています。

・暑季(3月~6月)......平均気温は35度。もっとも暑いときは最高気温が40度になることも。
・雨季(7月〜10月)......平均気温は33度。連日、スコールのような激しい雨が降ります。
・乾季(11月〜2月)......平均気温は30度。安定した晴天が続く、もっとも過ごしやすい季節です。

暑季は日中に5分も歩けば汗がしたたるほどの暑さですが、開放的な雰囲気で街がにぎやかなので、歩くだけで元気になれますよ。

【理由その2】女性1人でも安全な治安

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バンコクはアジアの中でも、治安の良い都市として知られています。今回のロングステイでも、危険を感じた場面はほとんどありませんでした。

夜遅くに人通りのない道を1人で歩いたり、見知らぬ人に付いて行ったりしなければ、基本的には安全に過ごせるでしょう。

【理由その3】交通費が圧倒的に安い

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バンコクには、BTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)の他、バス、タクシー、バイクタクシーなど、豊富な交通手段があります。

BTSの場合、3駅移動して26バーツ(約90円)と、料金は東京の約2/3です。しかも6時~24時まで4~8分間隔で走っているので、とにかく便利!

そして、日本に比べて料金が圧倒的に安いのがタクシー。バイクタクシーなら20バーツ(約70円)から、タクシーは初乗り35バーツ(約120円)なので、ちょっと駅から遠い場所や歩くのが面倒なときは、タクシーを使っても大した負担になりません。

【理由その4】宿泊費や食費も激安

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バンコクは日本や諸外国に比べると、宿泊費もお得です。駅沿いの便利な場所、かつ高級な雰囲気のホテルはそれなりのお値段ですが、カオサンロード付近の宿やゲストハウスなら、1泊1,000円以下で宿泊できます。

さらに、屋台や庶民派レストランでは1食200~300円で十分満足できるタイ料理が味わえます。さすがにタイ料理ばかりだと飽きてしまいますが、1日1食を屋台にするだけでも、十分な節約になりますよ。

【理由その5】いつでも日本食が食べられる

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もしかすると、日本人の旅行者がバンコクに沈没する一番の理由はコレかもしれません

バンコクの中心地・スクンビットには、至るところに日本食レストランがあり、日系のスーパーでは納豆や豆腐といった日本食材も手に入ります。価格帯は現地食に比べると高いものの、満足のクオリティの日本食が食べられるのは嬉しい限り。

ちなみに、今回のロングステイでは、バンコクの前にフィリピン・セブ島で3週間暮らしましたが、セブにはおいしい日本食が食べられるレストランが少なく、食生活でかなり苦しみました。

【理由その6】日本製のものが気軽に手に入る

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バンコクでは化粧品や日用雑貨、書籍など、気軽に日本製のものが手に入ります。日本で買うより多少高くつくものもありますが、現地での調達は十分に可能です。質が良くお買い得な現地製品も多数あるので、口コミ等を参考にしつつ、それらを使用するのもアリだと思います。

今回のロングステイでは日本から化粧品を持ち込んだのですが、実際にはそこまでする必要はありませんでした。

【理由その7】マッサージ天国

アジア各国にはマッサージ店が多くありますが、旅慣れている人の話では、中でもタイは安くてマッサージ師の腕が良いとのこと。

実際に何店舗か行ってみましたが、丁寧な施術で適度に刺激もあり、十分満足できるクオリティでした。バンコクでマッサージにハマって、通い詰める人も多いようです。

【理由その8】外国語が話せなくても暮らせる

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ごく簡単な日常会話しかできなくても、バンコクなら大丈夫。基本的にはカタコトの英語だけで過ごせますし、ややこしい説明が必要なときは、スマホの翻訳機能を利用すればよいでしょう。

ただ、タイ人はそれほど英語が堪能ではないので、時々「通じないな」という場面はあるかもしれません。とはいえ、観光ビザの範囲内で過ごす分には、カタコトの英語でも困らないはず。日本語が通じる病院もあるので、もし体調が悪くなったときも安心です。

【理由その9】日本人の友達を作りやすい

今回のロングステイでは、現地で15人以上の日本人の方と出会い、かなり交友関係が広がりました。

もちろん、どのくらい積極的に活動するかにもよりますが、バンコク......特にスクンビットは日本人が多いので、さまざまな場面で日本人と接触します。日本人同士の出会いを楽しめるのも、バンコクの大きな魅力でしょう。

【理由その10】ナイトライフが充実している

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夜になっても暖かく、外で気持ちよくお酒が飲めるバンコク。市内に点在するルーフトップバーは、眼前に広がる夜景を前に飲食を楽しめる、一度は訪れてみてほしいスポットです。

また、夜遅くまで開催されているナイトマーケットも品数豊富で最高でした。日本の1/2~1/3ほどの価格で、南国に似合うファッションアイテムや上質な雑貨が手に入りますよ。女性に大人気の激安ネイルアートもお試しあれ!

なお、男性向けのナイトスポットも充実しており、サービスの安さや質の良さから、日本人の旅行者や出張者も頻繁に訪れているようです。

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東京に戻ってバンコクでの暮らしを振り返ると、「やっぱりバンコク最高だったな」と改めて感じます。長い人生、一度くらい異国で好きなだけ沈没してみるのもアリではないでしょうか。まだ未体験の方は、覚悟してバンコクを訪れてくださいね。その魅力にハマってしまったら最後、帰りたくなくなりますよ!

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