5月25日(土)放送の「ゴッドタン」(毎週土曜深夜1時45分より放送)では、「お笑いを存分に語れるBAR」をお届け。
芸人にとって、テレビでは恥ずかしくて熱く語るのは恥ずかしいお笑いの話...。...今回はお笑いが大好きな、ハナコ(岡部大・秋山寛貴)、アンガールズ・田中卓志、東京03・飯塚悟志が、したくてたまらなかったお笑いの話を、思う存分語り尽くします。BARのチーママは、ある有名芸人をおじいちゃんに持つあいな。
バナナマンのコントはオチが秀逸!
最初のテーマは「このネタで飲める」。東京03・飯塚があげたのは、お笑い好きの中でも名作といわれているバナナマンのコント「Secretive person」。日村が親友の設楽が会話していると、日村の知らない設楽の事実がどんどん発覚していくというネタで、話を掘り下げていくと、設楽には彼女がいて、外国人で、スウェーデン軍隊の軍曹だということがわかり、「なんで言わないの?」というオチ。
飯塚は、このコントのすごいところは、隠し事でもなんでもなく"ただ言わないヤツ"という、日常のちょっとしたズレを大オチに持ってくるところだと熱く語ります。小木も、設楽が女の子を誘うために借りてきたトイプードルが腐って死んでいたことが発覚するコント「Loser」をあげ、みんなでバナナマンは「いいコントが多いんだよ」と盛り上がりました。
バカリズムは緻密ネタからくだらないネタまで幅広い
ハナコ・秋山は、バカリズムの「見よ 勇者は帰りぬ」。同僚の女性に「おっぱいを触らせてくれないか」とロジカルに交渉するネタ。秋山は、10分くらいかけ「なぜおっぱいを触らせてくれないか」という理由をホワイトボードにあげ連ね、最終的に触るというオチに持っていく流れの美しさを絶賛します。
すると飯塚は、「バカリズムはめちゃくちゃくだらないネタもいい」と、手品師が過去に行なった手品についてただトークするだけというネタ「手品の類」をあげます。バカリズムは緻密なネタからくだらないネタまで、その幅広さが魅力だという意見に、一同も納得でした。
東京03のコントで、飯塚を褒め殺し
アンガールズ・田中は、東京03のコント「小芝居」をあげるものの、みんなピンときておらず「これ見てないの!?」とびっくり。田中いわく「日本のコントで5本の指に入るすごい設定!」というこのネタは、角田と豊本演じる豊美が結婚することになり、今まで恋愛相談に乗っていた飯塚は、豊美の前では何も知らないフリをするため渾身の芝居をするというもの。田中は、笑いの肝も抑えつつ、実は豊美と飯塚が付き合っていたというまさかの急展開のオチで、「このゾクゾク感がいい」と絶賛しました。
ハナコ・岡部も、東京03のコントから「終業後」を紹介。不倫関係にある飯塚と豊美がオフィスで抱き合っている場面に同僚の角田が遭遇してしまうというネタ。驚きながらも部屋の中に入って来る角田の様子を見て、岡部は「ドアってあんなに面白いんだ」と思ったそう。劇団ひとりも「ドア開けさせたら1番面白いのは角ちゃん」と、角田とドアの親和性を熱弁しました。
また、田中が飯塚の叫ぶようなツッコミも好きだというと、劇団ひとりも笑いをとるためのツッコミではなく感情が乗っていると絶賛し、「これができるのは飯塚さんといかりや長介さんしかいない」と誉め殺し。飯塚は終始照れくさそうにしていました。
今、見るべき若手芸人のネタはこれだ!
続いてのトークテーマは「この若手芸人のネタで飲める」。秋山は同世代の芸人霜降り明星・粗品の名前を挙げます。トーク番組で胸毛を剃れといじられた岡部が「親からもらった体なんで」と断ったところ、粗品が「坊主やん」と素早くかつ面白くツッコんだことに、秋山は惚れてしまったそう。
劇団ひとりは、岡部の"喜劇役者っぷり"を絶賛。そんな岡部がいつも参考にしているのは東京03・角田と劇団ひとりで、コントをする前に「ひとりさんだったらどう演じるかなと考えている」と明かしました。
ハナコが面白いと思う若手コンビとして「かが屋」をあげ、秋山は「そんなところ面白がれるんだという設定のコントをする」と魅力を解説。
チーママのあいなは「ファイヤーサンダー」と「ジェラードン」に注目。
飯塚は、ファイヤーサンダーのネタ「ダイイングメッセージ」を紹介し、独自の世界観を生み出す設定を絶賛。田中はジェラードンのコント「深夜のオフィス」を紹介し、テープな設定を一気に引き上げる伏線回収が好きなポイントだと解説。そのほか、「空気階段」などの話題も出ました。
おぎやはぎのコントは革新的だった
また、飯塚は、おぎやはぎのコント「地球儀の選び方」についての考察を。地球儀を買いに来た小木が店員の矢作と一緒に独特な観点から地球儀を選ぶというネタで、当時は何か面白いこと1つだけで突き通すネタはあまりなかったため「おぎやはぎは革新的だった」と大絶賛。今度は逆に矢作が褒め殺しに照れることとなりました。
若い世代のハナコは、おぎやはぎは「荷物が多くなるから漫才を始めた」とのウワサを聞き、「ネタに対してはそんなに温度が高くない方だと思っていた」そう。しかし、最近、若手が「売れるためにはどうしたらいいですか?」と質問した際、矢作が「とにかくネタをやれ。俺たちはいっぱいやった」と答えたというエピソードを披露。さらに、飯塚が「小木さんなんて誰よりも練習するんだよ」と、意外な一面を暴露。ゆる~いイメージがあるおぎやはぎですが、実はネタには人一倍アツい思いを持った芸人だったようです。
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