売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ～スター近況(秘)報告」（毎週木曜 深夜0時12分放送）。5月23日（木）の放送では、「詐欺から裏オプ......最新犯罪スペシャル」をお送りしました。
「スマホだけで稼げる」は嘘！ 主婦を狙う罠
ITジャーナリスト・高橋暁子さんは、若者を中心に大人気の写真共有のためのSNS「Instagram」（通称インスタ）を悪用した副業詐欺の実態を明かします。
副業詐欺とは、広告などで「在宅スマホ・副業で稼げる」と謳い、利用者から多額のシステム使用料を徴収。約9000万円も売り上げていたにも関わらず、実際に稼げた人は1人もいなかったとして、消費者庁が注意を呼びかけた事例も。最近は、若い主婦層をターゲットにした、新たな手口の詐欺も横行しているようです。
「#主婦」「#子育て」などをインスタで検索すると、関連ワードに「#副業」「#お小遣い稼ぎ」と出てくるそう。そのハッシュタグがついた投稿を見てみると、高級ブランド品などが写った景気の良さそうな写真、そしてたまに子供の写真なども投稿している主婦らしき人が多いといいます。しかし、「スマホだけで1日で○○万円稼げます」と謳っているにも関わらず、その副業の詳しい詳細は全く載っていません。
高橋さんは、若い主婦たちが「スマホだけで稼げる」という怪しい言葉に疑念を抱かない背景に、「ポイ活」の存在があると話します。ポイ活とは、会員登録やアンケートに回答することで現金に交換できるポイントを貯められるサイトでお小遣い稼ぎをすること。ポイ活のようにスマホを使ってお金を稼げることが若い人たちの中では当たり前になっているため、「スマホだけで副業」という言葉に抵抗感が少ないという。
また、副業を紹介しているアカウントは、一般の主婦的な生活が垣間見える写真も投稿しており、業者っぽさを感じることが少ないそう。そんなアカウントを見て「境遇が近そうな私でも稼げるかも」と思ってしまった人たちがDMで詳細を聞くと、「特別なシステムが必要」などと理由をつけて費用を請求されるようです。
請求してくる金額は、「相手（ターゲット）が出せる上限ギリギリの金額」。ターゲットの投稿を見て、着ている服のブランドなどから金額を決めるのだといいます。実際の被害者が支払ってしまった金額は、1万円から100万円くらいまで幅があるそう。
高橋さんは、詐欺のアカウントを見抜く方法として、札束・子供の顔写真を使っていたり、「スマホだけでこれだけ稼げた」などの景気のいいことばかり書いているけど、副業の詳細は全く書いていないものを挙げます。さらに、「『詳細はDMで』『LINEで連絡ください』とあるパターンはだいたい怪しい」と教えてくれました。
このほかにも、JKを利用した「裏オプション」やパパ活女子を狙う詐欺の実態も追求！
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