夢はデンマークで畳BAR! 伝説のスターYOU、ハリウッドスターが愛した酒樽へ:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

you_20190513_01.jpg
日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行なう「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜 夜6時55分放送)。今回は「新たな伝説の指さし旅へイク!夢の日本留学編完結SP」ということで、日本留学期間も残りわずかとなったあのYOUたちが、新たな軌跡を残すために再び指さし旅へ! どんなハプニングが起こるのか、今回は1時間どど~んと旅の密着をお届けするぞ!

you_20190513_02.jpg
東大留学中のアレキサンダー(以下アレック)が、立命館大学留学中の親友ジョナサンの自宅を訪れ、3カ月ぶりに再会したふたり。今回YOUたちが合流したワケは、留学を終えるジョナサンの帰国が決まったので、その前にふたりで石川県穴水町に暮らす"両親"に会いに行きたいから。4年前の指さし旅で出会って以来、何度もお世話になっている「磯寿し」の磯野さん夫妻。彼らが住む穴水は、YOUにとって愛すべき第2の故郷なのだ!

you_20190513_03.jpg
さっそく京都駅から2年ぶりの穴水へゴー! 夕方、サプライズでお店に里帰りすると、磯野さん夫妻は変わらず大歓迎してくれ、お店も貸切に。お父さんがふるまってくれた旬の刺し身やズワイガニの美味さは、やっぱり格別だった。大満足のあと、一緒に東北の指刺し旅に行かないかと夫妻にもちかけてみると......。

you_20190513_04.jpg
寒いところが苦手なお父さんはNGだったものの、「子どもと同じ景色を見ておきたい!」というお母さんが一緒に行けることに。しかも、お母さんは地元の能登半島を出るのが初めて、という記念すべき旅。さっそくロンリープラネットを開き、心臓パコパコになりつつお母さんが指刺し。行く先は「田沢湖ユースホステル」に決定!

you_20190513_05.jpg
8時間かけて雪が降りしきる田沢湖駅に到着。しかし、3人を待っていたのは、ユースホステル廃館という残念な事実だった。どうすべきか悩んだものの、田沢湖を見て帰りたいということで、今夜は駒ヶ岳温泉に一泊。急きょ決めた宿だったが、素晴らしい雪景色を見ながらの露天風呂もあり、最高のシチュエーション!

you_20190513_06.jpg
雪見風呂のあとは、食事処でご主人オススメの秋田の純米酒「神代」をいただいたり......

you_20190513_07.jpg
緊急事態に見舞われつつも、肝っ玉の据わった穴水の母のおかげで、秋田名物のお料理にも舌鼓。

you_20190513_08.jpg
夜もふけて、部屋でお母さんに将来について聞かれたYOUは、「(2人で)畳BARをデンマークでやりたいんです」と夢を語った。フロアにしいた畳の上で日本酒が楽しめる店で、日本酒の買い付けのためにも日本語を勉強しているそう。実はひそかに日本酒の勉強もしていたアレックは、日本酒のソムリエともいうべき「唎酒師」の資格も取得していた。YOU、すごい!

you_20190513_09.jpg
翌朝は待望の田沢湖へ。澄んだ水の美しさと絶景に、しばし息をのむ3人。ここに来て本当によかった。目的を果たしたところで、さっそくまた次の目的地を探すため、指刺し! 次の場所は佐渡島の赤泊(あかどまり)! 新潟県は東北ではないというDのツッコミもありつつ、次はロンリープラネットに従って佐渡へ! そしてここで、仕事のためお店に戻らなくてはいけなくなったお母さんと別れの時。「また食べにおいで」と温かい言葉を胸に、ここからはまたふたり旅のスタートだ。

you_20190513_10.jpg
この日は、秋田駅から佐渡島の両津港を目指し、深夜12時近くになってようやく宿を確保というハードスケジュール。そして、翌朝は大雪の中で宿を発ったものの、赤泊行きのバスは4時間後までなし。凍えそうな一行は、苦肉の策でレンタカーを借りて赤泊港まで行くことに。Dの運転でどうにか到着できた日本海の冬景色は最高に素晴らしく、雪の中、YOUたちは若者らしく?いきなりダッシュ(笑)

you_20190513_11.jpg
ロンリープラネットによれば、赤泊には有名な酒蔵があるという。ここ北雪酒蔵は1872年創業の老舗酒造会社。畳BARが夢というYOUたちなら、絶対に見ておきたい場所だ。取材許可を取って入れていただくと、北雪は名優ロバート・デ・ニーロも惚れ込んだ日本酒として有名だということがわかった。そして当番組のファンという職人さんのはからいで、酒造りまで見せていただけることに! YOUたちは本当にラッキー。

you_20190513_12.jpg
北雪は、山田錦の質の良いデンプン質だけを使うため、35%にまで削って作られることや、仕込みは開放発酵することなど、貴重な知識をたくさん教えていただいた。

you_20190513_13.jpg
さらに北雪ではおもしろい貯蔵や熟成法を実践しているということで、そちらも見学。その方法とは、酒に24時間大音量の音楽を聴かせる超音波熟成法。細かい振動を与え続けることで、お酒を美味しく熟成させることができるんだって。いつか自分たちの音楽で日本酒を熟成させたい!という目標がYOUに生まれた瞬間だった。

you_20190513_14.jpg
両津港に戻ったふたりは、最後の指さしを! 次の目的地は、会津若松は田季野(元祖 輪箱飯の料亭)にイク。と、その前に腹ごしらえをしようと入ったレストランで、釜飯を注文したアレック。あろうことか釜飯を炊くのに失敗し (笑)、35分も待つことになったけど、そのぶん最高に美味かった。
夜7時に新潟駅に戻り、今夜は宿難民にならないようホテルを見つけ、新潟に一泊。

you_20190513_15.jpg
翌朝出発し、お昼ちょうどに会津若松駅に到着。田季野はすぐそこだ。店内に入ると、女将もロンリープラネットに店が紹介されていることに大喜びしてくれた。食前酒に、塩を舐めながらの日本酒をサービスしていただき、丸ごとネギ入りのお蕎麦や、600年前の木こりのお弁当箱を再現した輪箱飯などの伝統料理を堪能。残りの時間もぎりぎりまで会津を見て回った。名残惜しさで、じっとなんかしていられないよね。

you_20190513_16.jpg
5日後、ついにジョナサンが帰国。次いで2ヶ月後の4月2日にアレックスも帰国。地元では日本語が使えるバイトをして、もっと勉強をしたいと目を輝かせた。ここでふたりの留学&指さし旅が終了! ということで長かった密着も終了。デンマークで畳BARを開くためにがんばって! そしてまたきっと、近いうちに日本に戻ってきてね!

PICK UP