大粒で身もプリップリ! 旬のハマグリで豪快漁師めし:昼めし旅~あなたのご飯見せてください

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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4月30日(火)の放送は、平成最後の昼めし旅。「今日も平和にご飯を食べられることに感謝SP」と題して、茨城県大洗町でご飯調査! 大洗町は海水浴場や水族館など、ファミリーで楽しめる観光スポットがたくさんあり、新鮮な魚介グルメも豊富。この時期は、脂がのったマダイやとれたての生しらすが楽しめ、年間400万人の観光客が訪れます。そんな大洗町でご飯調査するのは、俳優の賀集利樹さん。

豪快酒蒸しと南蛮漬け!

早速、大洗漁港でご飯調査開始。朝獲りのしらすと白魚の選別作業をしていた、しらす漁師・大内庸敏さんと早苗さんご夫婦に出会いました。

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しらすはイワシの仲間の稚魚。白魚はサケの仲間で、7~8cmの大きさでも立派な成魚なのです。市場での値段は、1㎏あたり約800円のしらすに対して、白魚はなんと3500円! 同じ網にかかるそうで、丁寧に仕分け作業をしていた大内さん。賀集さんも、新鮮な白魚をその場でいただき、「おいしい!」と感想を。

引き続き港でご飯調査。ハナダイとマダイの漁が終わって港に帰ってきた高梨和典さん、乃綾さんご夫婦に話を伺いました。中学2年生の息子さん、秀翔くんも船に乗って漁のお手伝いをしています。

中古船を解体していた高梨さん一家。まだ使える網やケーブルをはずして、新しい船に付け替えるとのこと。

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7000万円かかったという新しい船も見せていただきました。小型漁船に定評のある松川造船の製造。エンジンは高性能のヤンマー製を搭載しています。船の名前は「鯖丸」。和典さんは6代目で、先祖代々この名前をつけるのが習わしとのこと。

新しい船を見せていただいたところで、例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」

無事交渉成立! 仕事が終わる午後4時にご自宅を訪ねました。なんと夕飯は秀翔くんが作ってくれるそう。小学校3年生から独学で料理をはじめ、今ではほとんどの料理を担当しています。

まずは、大洗でとれたハマグリを使って酒蒸しを作ります。

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フライパンにハマグリとお酒を入れ、フタをして煮込みます。中火で蒸したハマグリからは濃厚な出汁が出るので、余計な味付けはしません。5分ほどでできあがり。

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続いては、秀翔くんが作っておいたアジの南蛮漬け。ニンジン・玉ねぎ・ピーマンなどの野菜を切って、漬けダレも自分で作ります。さらに、アジはしっぽまで食べられるように骨と内臓を丁寧に下処理し、油でカリッと揚げました。

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そしてもう一品は、一晩煮込んだヒイカという小ぶりのイカの煮つけ。こちらは、醤油・砂糖・みりん・生姜で味付けをしています。

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こちらが高梨さん家の晩ご飯。

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和典さんの大好物、旬のハマグリの酒蒸しはおよそ5㎝の大粒で身もプリップリ!

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漁師仲間からいただいたヒイカはちょっと甘めの煮つけに。秀翔くんが受け継いだ、鯖丸流のアジの南蛮漬けも並びます。

旬の魚介をたっぷり使った、漁師町ならではの食卓になりました。

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うまみたっぷりのハマグリに「味付け、完璧だよ!」と親指を立ててGoodサインをおくる賀集さん。アジの南蛮漬けも、「おいしい」と噛みしめます。

おいしいお料理を、ありがとうございました。これからも親子で漁をがんばってくださいね!

「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。

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