カラッカラに乾燥したドライフルーツは、ダイエット中のおやつとしても優秀!そのままだと賞味期限が短い果物も、余ってしまったら干してしまえば長期保存できるのでは......。でも、本当に上手くいくのでしょうか?
ということで、今回はドライフルーツづくりに挑戦してみました。無理をしてでもそのままで食べるべきか、はたまた手をかけた方がいいのか?とにかくやってみましょう!
作り方はひたすら干すだけ
ドライフルーツの作り方は、果物を切って、干して、乾かすだけ。果物は水分が多いので、薄切りにするなどして、太陽に当たる面積を増やしてみました。
甘い香りに誘われて虫や鳥などが来やすいので、外に干す場合はざるなどを使うよりも、全体を覆う干しネットを使用する方がよいでしょう。
今回は百円均一ショップで購入した野菜干しネットを使用し、バナナ、りんご、いちごを切って数日間干してみました。
干してから4日経過。さて、どんな仕上がりに...?
野菜干しネットを使って果物を干すこと4日間。その仕上がりが以下の物です。
■りんご
薄切りにして干したところ、きれいに水分が抜けてくれました。そのまま食べると濃厚~!水分がないので生のさくさくとした食感は全くなく、もぎゅもぎゅとしていて、また違った噛みごたえがあります。普段食べているりんごとは全く違いますね。
そのまま食べてもいいですが、ヨーグルトに漬けても美味しいですよ!
クレープのトッピングとして使ってもおいしかったです。
■いちご
いちごは水分が多いですが、1日干すだけでもかなり乾燥しました。干している間もいい香りですし、きれいな赤をキープしてくれて大成功!見た目がきれいにできると気分がアガりますね!見た目がかわいいので、ラッピングして贈り物にしてもいいかもしれません。
りんごと同じようにヨーグルトと合わせてもおいしいですが、そのまま食べても最高です。いちご特有のみずみずしさはないものの、香りや甘みが凝縮されたように感じます。生のいちごは噛むとぷちっとはじけるような食感がありますが、ドライいちごは噛むというよりも、口の中でじんわりなめるように食べる感じです。
■バナナ
バナナは変色しやすいからか、かなり黒くなってしまいました。食べてみると、味が濃くておいしい!......ただ、やっぱり色が悪いので、正直なところ食欲がわきませんね。バナナのドライフルーツは、市販品の方がいいかもしれません。
バナナもりんごのようなもぎゅもぎゅとした食感でした。ドライフルーツはしっかり噛んで味わうことで満足感が得られるものだと思うので、この食感はドライバナナが成功した証と言えるかもしれません。味が濃く、ひとつ食べただけでも満足感が得られました。
ドライフルーツは家でもできた!
スライスして、干してという手間はかかるものの、長期保存できるのが嬉しいドライフルーツ。天気のいい日に干すだけで簡単にできるので、「もうドライフルーツは買わなくてもいいかも!?」とすら思えました。季節に応じていろいろな果物で試してみたいですね。
ちなみに、オレンジやみかんの皮を干してカラカラに乾かしたものは、手作り入浴剤としても使えます。ドライフルーツと入浴剤が一度にできるので、こちらもぜひお試しください。
【参考資料】
干し野菜百科(濱田美里著/河出書房新社)
干し野菜パパっとレシピ(金丸絵里加著/実業之日本社)
しっかり干しておいしく長もち 干し野菜のラクうまレシピ(な すんじゃ著/家の光協会)