部屋には大量のデスノート......中学時代の壮絶なイジメも糧にし歌うミュージシャン

公開: 更新: テレ東プラス

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【配信終了日:5月7日(火)】動画はこちら

4月29日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜3時55分〜放送)では、高円寺で出会ったエミリさんのおうちにお邪魔しました。

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「売れないバンドマンをやっている」というミュージシャンのエミリさん。テレビ東京の番組『THEカラオケ★バトル』に7〜8回出場経験もあるのだそう。また、竹原ピストルと一緒にライブを行なったり、笑福亭鶴瓶のトークライブに呼ばれて演奏したりなど、精力的に活動を行なっているようです。

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家の玄関には、バンドで販売しているグッズがしまってありました。バンド名「HONEBONE」の文字があしらわれたキャップやTシャツがたくさん並んでいます。

作業部屋だという部屋には、ギターやマイクなどが置かれていました。エミリさんは即興で「深夜に変な男に捕まったよ 知らない間に家についてきた」と、当番組のスタッフのことを歌にしてくれました。バンドを始めたきっかけは、小さい頃から一緒に遊んでいた近所の友達の1人・川口くんが「音楽をやりたい」と言い出したこと。今はインディーズですが、「なめられたくない」という思いからPVはこだわって作っているそう。

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テーブルに気になる薬の束を発見。実は、エミリさんは子宮の病気を患っており、この薬がないと生活ができないのだといいます。それらの薬はとても高額で、今のエミリさんの収入はほとんど医療費に消えてしまうそう。

とてもシンプルなリビングではオシャレな壁が目立っていました。バンドの活動でも使っているお部屋だというので防音なのかと思いきや、湿気対策が施されているだけとのこと。

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高円寺ではよく、お笑い芸人の三四郎・小宮と一緒に飲んでいるそう。お酒の場でよく「お笑いとは」を語るという小宮からのメールを見せてもらうと、深夜3時過ぎに「今どこですか?」というお誘いの連絡が......。時間も気にせずに誘って来ることに「こういうところヤベェ奴なんですよ」と、エミリさんも困った様子。

壁に掲げられているお札についても話してくれました。『THEカラオケ★バトル』がきっかけで堺正章と食事に行ったとき、堺から「一陽来復」のお札(商売繁盛にまつわるもの)を教えてもらったというエミリさん。あまり信じていなかったそうですが、お札を買ってから大きな仕事が決まるなど、効果は抜群。今では「マジでこれは本当にヤバい」と大事にしているようです。

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ほかにもアルバムの帯にテリー伊藤からのコメントをよせていたり、たくさんの芸能人がエミリさんのバンドを支持しているようですが、エミリさんは「周りが応援してくれてるのに私が結果出せてないのが本当に悔しい」と話します。

現在、多いときには月に5本ほどのライブを行なっているというHONEBONE。NHKの番組では街を歩いて人のお悩みを聞き回り、即興ソングでアドバイスを返すということもしているそう。これはいい機会だと思ったスタッフが「実は僕、結婚しようか悩んでるんです」と悩みを打ち明け、エミリさんは「そんなこと言ってる場合じゃないんだぜ」「早く指輪を買えよ」と素敵な歌で背中を押してくれました。

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メンタル面のことについて書かれた本が並んでいることについて聞くと、エミリさんは学生時代にいじめを受けていたことを話してくれました。アメリカ人と日本人のハーフだというエミリさんは、周囲と違う容姿であることからイジメられていたのだといいます。中学生時代のイジメがひどかったようで、当時から書いているというデスノートまで登場。中には、落ち込んだ気持ちなどを表現したポエムやイラストがぎっしり。28歳になった今でも、このデスノートは更新し続けているそう。

イジメられた過去をストレートに書いた歌詞の曲がエミリさんにとって初めてちゃんと作った歌。この曲ができたことで相方の心も揺さぶられ、「リアルな気持ちを歌おう」というバンドの方向性が決まったそう。

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「絶対バカにしてる人もいっぱいいると思うんですけど、私は相方と自信を持って夢を叶えるぞという気持ちでやっている」と語るエミリさん。思うように売れない現状については、「自分たちの実力が追いついていない」と考えているようです。そんなエミリさんにとって音楽とは「無防備で人前に現れられる場所」。人に対して壁を作ってしまったり考えながら人と喋ったりする普段の生活とは違い、ライブは飾らずに素でいることで評価してもらえる場所だと、エミリさんは話します。

今持っている目標は、紅白に出ること。音楽活動を応援してくれている両親を1番良い席に座らせてあげたいのだそう。エミリさんのお母さんは、13年間ライブがあるたびに毎回観に来てくれるという、バンドで1番の大事なファン。素敵な夢を叶えるために、これからも活動頑張ってくださいね!

この放送は、現在「ネットもテレ東」で配信中です。ぜひチェックしてみてください!

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