米5合分の重湯が主食 “大食い女王・アンジェラ佐藤”が極端に粗食なワケ

公開: 更新: テレ東プラス

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5月1日(水・祝)夜6時55分からは、「大食い女王決定戦2019 平成から令和へ・・最強女王達の頂上決戦!」を放送! これまで多くの大食いスターを生み出してきた名物番組が、昨年リニューアルし、復活。今年はテーマに「平成 vs 令和」を掲げ、魔女菅原、アンジェラ佐藤、ロシアン佐藤、もえあずという平成最強の大食い四天王に対し、全国から集められた「令和」の新世代女性モンスター8名が参戦!  "大食い女王"の称号を巡る争いが勃発する。

そこで「テレ東プラス」では、平成四天王・アンジェラ佐藤に直撃インタビュー。彼女の内に秘められたストイックな努力と苦悩、そして食にかける熱い思いなどを聞いた。

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1カ月前からトレーニングを開始

「おはようございます~」と明るくインタビュールームに入ってきたアンジェラ。噂に聞いてはいたが、すらっと長身、そして美しい! 大食いとは無縁の外見だ。

北海道出身の彼女。羽田空港から駆けつけてくれたこの日は、春先のわりに気温が高く、「今日、暑くないですか~?」とペットボトルのお茶をゴクゴク。一瞬にして500mlのお茶の3分の2が飲み干されており、女王の胃袋の大きさを目の当たりにする。

――気持ちのいい飲みっぷりですね!(笑) アンジェラさんご自身が大食いだと気づいたのはいつ頃なんですか?

「小中学生の頃から、村レベル・町レベルで『大食いだ~!』と言われていました。28歳の時に何気なく入ったお店に海鮮丼のチャレンジメニューがあり、"2kg(=約6人前)を15分で食べたら無料"というものでしたが、それに挑戦してみたら、8分で完食しちゃいました♪ その時、お店の関係者の方に大食い番組への出場を勧められたんです」

その5年後となる2009年の日曜ビッグバラエティ「元祖!大食い王決定戦」で、初出場ながら4位に食い込み、注目されることになった彼女。アンジェラ・アキ似の風貌から「アンジェラ佐藤」と命名された。

――有名になったことで、私生活にどんな影響がありましたか?

「これまでは、食べすぎてお店からクレームを受けることが度々あり、実は今も北海道には10軒ほど出入り禁止になってしまったお店があります(苦笑)。でも最近は、「たくさん食べて宣伝してね~」と声をかけてくださるお店が増え、徐々に周りが自分を認めてくれていると感じます」

――それだけ食べられる胃袋をもっていると、食費しかり大変なことも多いような気がします。

「私は普段から胃袋いっぱいに食べたいタイプなんですけど、食費は月3~5万円におさめています」

――ええっ!? いったいどんな工夫を?

「1日2食で食の勉強として様々なお店へ行きますが、トレーニングを兼ねてバイキングへ行くこと多いです。北海道では700円くらいでランチバイキングを食べられますし、夜はカレーバイキング800円で済ませれば、1日1500円で済みますよね。自炊の時は、お米を5合炊き、そのご飯を2ℓのお湯へ投入して重湯にしちゃうんです。でもそれだけだとお腹がもたないので、小麦粉や片栗粉、卵などを加えて固めたものを食べています。プラス、前の晩に茹でた乾麺を一晩寝かし、のびて量が増したものを食べたり...。本当はお米1升食べたいんですけど、それをしていると、10kgのお米が3日でなくなってしまうので...(涙)」

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――涙ぐましい努力...。でもとても質素なんですね。

「普段はできるだけ粗食を心掛けています。仕事柄、ピンからキリまでいろいろなものを食べさせていただくじゃないですか。でも、いつ何を食べても、『おいしい!』と感じられる気持ち、感謝を忘れたくないから...。素材の味に敏感でいたいので、普段は調味料も控えて舌をリセットさせる意味でも粗食にしています」

――大食いというと、「暴飲暴食」「危険」「美容の大敵」...というイメージが強いと思いますが、他に気をつけていることはありますか?

「できるだけ有酸素運動をするようにしています。あと、体重が増えてしまったら、ジンギスカンの食べ放題でラム肉をたらふく食べるようにしています(笑)。ラム肉は、お腹一杯食べても、翌日いい感じで1kgは落ちているんですよね。元々燃焼体質で痩せやすいのかもしれません」

――最近は、大食いの動画が人気だったり、会社の懇親会やイベントなどで大食い早食い大会が行われたりしているようですが...。

「まず大食いを仕事にしている人は、万全の準備をしてから挑みます。私の場合は最低1カ月前から本番に向けてのトレーニングを開始。時間をかけてじっくり胃袋を作り上げていきます。影ながら、皆さん体調管理はしっかりとしていると思いますので、一般の方々にはあまり無理をしないでほしいですね。とはいえ、"楽しく食べる"行為はとてつもなく素敵なことなので、ゲーム性を重視せずに食べることを楽しんでもらえたらいいなと思います」

たくさん食べても細くて美しい! 私生活も満たされている...??

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――大食いでデビューし、今年で10年目に入りましたが、有名になって何か変化はありましたか?

「実は...まったくモテなくなっちゃったんですーーー!!! 食費にすごくお金がかかるんじゃない? と思われるみたいで...(笑)。『キャバクラのお姉ちゃんよりもお金かからないよ~。食事はバイキングに行けば安上がりよ♪』と言って歩いてるんですけど、まったくだめですね。完全に結婚適齢期を逃しました」

――そうなんですね~。でも、アンジェラさんがおいしそうに食べる姿って幸せを呼ぶというか、私はパワーをいただいていますよ(笑)。

「本当ですか!! ありがとうございます! でも、"食"という漢字は"人を良くする"って書きますよね。食欲を満たせばきっと、心の底から喜びが湧き上がってくるはずです。だから今後も食を通じて地域を活性化させたり、元気を分け与えたりすることができれば嬉しいなと思います」

――食を通じて日本に活力を与えたい...アンジェラさんらしい素晴らしい展望ですね! 最後に、5月1日(水・祝)夜6時55分に放送される「大食い女王決定戦2019~」の見どころを教えてください。

「大食いって、実はマラソンと同じなんです。自分の実力をどの段階でどこまで出すか、駆け引きを伴う心理戦! ガガッと調子よく食べていた人が急にピタッとスピードが落ちて箸が止まってしまった、天を見上げて苦しそうな表情をし始めた、とかいろんな場面が登場しますが、それが果たして真実なのか演技なのか...? そんなことを推理しながら見るととっても面白いですよ。私も今回は、衝撃的な展開に驚きを隠せませんでした。みなさん、楽しみにしていてください!」

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騙し騙され、食うか食われるか...。人間の悲喜こもごもが垣間見られる「大食い女王決定戦2019 平成から令和へ・・最強女王達の頂上決戦!」(5月1日 水・祝 夜6時55分放送)。予想を超えた衝撃の結末を、どうぞお見逃しなく! 

【アンジェラ佐藤・プロフィール】
女性フードファイター、タレント。北海道札幌市在住。
学生時代はジュニアアルペンスキーのレーシングチームに所属をし、スキーやトレーニングに明け暮れて大食いとは無縁な日々を過ごしていた。24歳の時に大きな交通事故に遭い、半年間もの療養期間が必要となったことで、スキーからは自然と遠ざかってしまう。
2009年、日曜ビッグバラエティ「元祖!大食い王決定戦~爆食女王 炎の約束~」に初出場し4位。同年9月の「元祖!大食い王決定戦~最強の名を継ぐ者たち~」では全ラウンド一位で完全優勝を果たす。大食いのみではなく、食のスペシャリストを目指すべく、食を通じて日本を元気にする活動「食活(たべかつ)」の一環として、食のギネス記録への挑戦を決めた。また現在は、ライスボールプレイヤーである「おむすび・きゅう」川原悟店長とコラボし、斬新なおむすびメニューの開発にも携わっている。

公式Instagram:https://www.instagram.com/angela_satou/
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCq2533HlNSclqhWL0ijtFFA

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【番組概要】「大食い女王決定戦2019 平成から令和へ・・最強女王達の頂上決戦!」

【「令和」の新世代モンスターVS 「平成」の大食い四天王 頂上決戦 新世代女王が「平成」の四天王に挑戦状を叩きつける!】

女性大食い最高の栄誉"大食い女王"。この称号をめぐる争いに、新たに全国から女性大食いモンスター8名が参戦!新世代の女王を目指す。そしてその新女王の前に立ちはだかるのが、魔女菅原・アンジェラ佐藤・ロシアン佐藤・もえあずという平成最強の大食い四天王。新世代女王は、このレジェンド4人から1人を指名して勝負を挑み、勝ったものが真の女王の栄誉を得る!果たして下剋上はなるのか!?それとも四天王がその座を守るのか!?

【デカ盛り道場破り】

平成の31年間で発掘したテレビ東京が誇る大食いスターたちが "まだ誰にも破られていない" 前人未踏のデカ盛りチャレンジメニューに挑戦!3連覇女王・もえあず、男子最強・マックス鈴木、マックスも認める実力者・ラスカル新井が、次々と挑戦状をたたきつける。超高カロリーデブ飯デカ盛り、どんどん高くなるかき揚げ丼など、制限時間内に完食することはできるのか!?

【大食いで日本を元気に!】
この夏に商店街が消滅!?群馬県で100年続く老舗も後継者不足で閉店の危機に!2018年女王・アンジェラ佐藤がたくさん食べて街を元気にする。

HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/oogui/archive/oogui2019_05/

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