その童顔からは想像できない、チャームポイントのホクロが映える豊満なバストが目を惹く彼女の名前は片岡沙耶。「1番インパクトがあるから」パンチを求めた末、勢いでグラビアアイドルの道を選んだという片岡沙耶さん。
セクシーなショットにも、清潔感が漂うのは「元子役」という経歴ゆえだろうか。ランジェリーデザイナーを志して、入学した文化服飾学院在学中、グラドルとして芸能活動を再開した。
ときには自分で作ったランジェリーや水着を身にまとい、撮影に臨む。クリエイティブすぎるグラドル・片岡沙耶の成り立ちにせまった。
子役から服飾専門学生、そしてグラドルとして再び芸能界へ
――自分で衣装をデザインできる異色なグラドルである片岡さんですが、もともとは子役として芸能活動されてたんですよね?
片岡沙耶(以下、片岡):そうなんです。当時はCMとか、映像をメインにやってました。
――そのあと芸能活動を休業して、文化服装学院のニットデザイン科に入学されて。
片岡:はい。専門学校なので、3年通いました。1年生のときに、あらゆるお洋服のパターンを学んで、2年生からニットデザイン科を選びました。
――なんでニットデザインだったんですか?
片岡:憧れてた先輩がいたのと......就職率がとてもよかったから......(笑)。ニットデザインって、これからの時代に求められている技術がたくさん詰まってるんですよ!
例えば、UNIQLOの「3Dニット」に使われている「ホールガーメント製法」を聞いたことがありますか? 継ぎ目のない無縫製ニットなんですけど。3年生のときは、この無縫製ニットのデザインに必要なプログラミングを勉強しました。細かい編みができる大きな機械に、プログラムを入力して、糸をかけてをやってました。
――グラビアアイドルはいつから?
片岡:グラビアはハタチからですね! 専門学校2年生のときに、初めてのグラビア撮影に行ったのかな。本格的に始めたのは、3年生がはじまったころからです。
巨乳を武器に。グラドル・片岡沙耶は戦略的に爆誕した
――堅実に就職率も気にされるような真面目な学生だった片岡さん。休業を挟んで、復活時にグラビアの道を選ぶのには、どういう心境の変化がありましたか?
片岡:芸能活動を再出発する上で、とにかく「インパクトがほしい」って思ったんです。ほんと、ただそれだけ!(笑)。「今、私が持ってる武器ってなんだろう?」と突き詰めて考えたときに、「これだ!」と思えたことがおっぱいが大きいこと(笑)。じゃあ、1番わかりやすいのはグラビアかなって。
グラビアアイドルって、DVDを出せばそれを記事にしてもらえたり、メディアに露出しやすいので。たくさんの人の目につきやすいかなと思ったんです。
――そんな戦略的な理由だったんですね! それって、「メディアに出たい!」がゴールなんでしょうか。他に目標があったり?
片岡:うーん、でも、ほんとうに勢いだけですよ。「片岡さん、また芸能界に戻ってきたらしいぞーッ」っていうパンチが欲しかっただけ(笑)。
――「グラビアアイドル・片岡沙耶」は勢いにまかせて爆誕したんですね。
片岡:そうかもしれない(笑)。いま、あちこちに芸能人や有名人がいる時代じゃないですか。そんな中でじわじわ〜っと出ていくよりも、「バーーン!!!」って出ていって、「誰だ、アイツ!?」って方がいいかなって思ったんです。
▲弾ける笑顔が印象的なさやぼー。
芸歴の長さに説得力が増す「パンチがないと引っかからない」
――なんというか「パンチ」と「インパクト」を大事にされていますね。
片岡:やっぱり、メディアに出る上で、なにかしらがないと「引っかからない時代」なので......(笑)。
――そういう「時代」を捉える感覚は、どこで養われたんでしょう?
片岡:うーん、文化に通うときに、同年代で発信力がある子たちを間近で見てきたので......。たとえば、文化服装学院の同期だと、モデルのemmaちゃんがいますね。
彼女に限らず、影響力の大きな人や、クリエーションがすごく上手な人たちが周りにたくさんいたので、刺激になったのかも。
――芸能をやってる子じゃなくても、Instagramで何万人もフォロワーがついたりしますよね。
片岡:まさに。バズる人ってなにかに特化してたり、個性的な「パワーワード」を持ってたりするんです。私はお洋服だったりいろんなモノが作れるし、おムネも大きいし、っていうところに自分の「パワーワード」を見出してきました。
▲そういって、自慢のお胸を触るさやぼー。
グラビア界隈で仕事をしてる人が「お!」って思ったり、ファッション界隈の人に「この子は何者?」って思われるようになりたい。グラビアもファッションも好きだから、どっちにも引っかかるような「新しいなにか」をずっと求めています。
ランジェラーの原点は二足わらじにあった
――グラビアで再デビューを果たしたハタチのころ、もうランジェリーを作ったりされてたんですか?
片岡:うーん、そのころはまだ、とにかく学校の課題をこなしていた段階ですね。
そもそも、私が文化に入学したのは、ランジェリーのデザイナーになりたかったからなんです。文化の生徒を対象にトリンプ主催のランジェリーデザインコンテストがあって、それに出たくて。
結局、グラビアをはじめたら忙しくて出られなかったんですけどね(笑)。
でも、忙しいなかで、「グラビアをやっている私」と、「ランジェリーデザイナーになりたい私」が、どっちもいて。2つがうまくリンクしはじめた手応えを最近感じてます。
▲溌剌とした受け答えのうらに、ランジェリーデザイナーとしての聡明な顔がチラリと覗く
採寸して、パターンを起こして、50着分の舞台衣装
――片岡さんはグラドルと並行して、スタイリストのお仕事もされていると伺いました。先日出演された舞台『魔法少女(?)マジカルジャシリカ』では、衣装製作をされたとか?
片岡:そうなんです。ジャシステ(『魔法少女(?)マジカルジャシリカ』ステージの略)では、キャスト26人のうち20人分の衣装製作を担当しました。アクセサリーまで全部! 「イヤリングをつけてもいいかも」ってポロッと言ったら、全部採用になっちゃって。大変だった。本当に大変だった!(笑)。
――すごい量ですね! 製作期間はどのくらいだったんですか?
片岡:キャストが決まってから採寸するので、どのくらいだったかな? 最速で仕上げたものだと、2週間くらいでした。
――パターンから起こして2週間ですか?
片岡:はい。男女のペアで、同じデザインで男性用と女性用のパターンを作らないといけなかったので、大変でした。よくよく見ると、荒いところもあるんですけど、舞台だから、「見えない、見えない......」って(笑)。
――ここ1年で舞台衣装は何着くらい作られたんですか?
片岡:1回の舞台で20着くらいで......リメイクもあるので、0からパターンを起こしてというのは、50着くらいなのかな? 思い返せば、けっこうたくさん作ったかもしれない(笑)。
――スタイリストさんって、衣装を組み合わせる方と0から作るパタンナーやデザイナー的な方がいるじゃないですか? 後者なんですね!
片岡:そうですね(笑)。ジャシステは出演もしたんですけど、私はすっごく「おっぱいの役」でした!
――おっぱいの役(笑)。
片岡:お世話になってる仲のいい劇団さんで、「衣装作るなら、私もちょっと出たい!」って入れてもらったんですけど。台本を見ると、超おっぱいキャラで(笑)。これはもう、おっぱいを強調するしかないと思って、衣装がめっちゃおっぱいでしたよ! 衣装さんなのに、1番布が少なかったです。
――チャームポイントの胸元のホクロが! おっぱいもお腹も脚も全部出てる!
片岡:みんなからツッコミを受けました。こんな格好で舞台に立ってたんだって自分でもびっくりする(笑)。
最初は後ろの方にいて、歌いながら出てくるんですけど、その瞬間、お客さんが「......えぇ!?」って(笑)。「なんかすごいの出てきた!」ってなってました。
――舞台上でもしっかりインパクトを残したんですね(笑)。
片岡:集合写真はこんな感じです。色味はすごく気を遣いました。全体のバランスをみて、それぞれのキャラクターを色で分けてみたり。
――(笑)。十分多忙だと思いますが、タレント活動以外にもデザイナーになりたいっていう気持ちは今もありますか?
片岡:そうですね、下着のプロデュースはすごくしたいかも。ルームウェアもまた作りたいなぁ。レースの透け感だったりとか、女性がきれいに見えるように工夫するのがすごく好きで。
自分が撮ってもらうだけじゃなくて、グラビアをやってる可愛い子のきれいなおっぱいをみるだけで、もう、幸せ(笑)。
文化服飾学院で過ごした時間が、現代社会で「埋もれない」アプローチを彼女に模索させ続けることになった。自分の持つスキルと素材を的確に分析するクレバーな側面と、「やっぱり、インパクトがないと!」と語るいたずらっぽい笑顔に、取材班はメロメロだ。
後編も、ここ1年で、「衣装さん」として50着以上の舞台衣装を作ったという凄まじいエピソードから、アツすぎるおっぱいトークを展開。パンチが効いた「さやぼー」節炸裂です。
【プロフィール】
片岡沙耶/神奈川県出身。7月18日生まれ。"さやぼー"という愛称で親しまれドラマやバラエティ番組に多数出演中。文化服装学院卒業の経歴を活かし水着などの制作のほか舞台の衣装なども手掛けている。4月27日に「片岡沙耶トレカ2」を発売。バンダイよりプロデュースしたブラカップ付きキャミソールを販売中。http://bit.ly/2IzVfvF
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