ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」（毎週月～金曜 昼11時40分）。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

4月8日（月）の放送は、群馬県渋川市で昼めし旅。渋川市は、日本三大うどんとも言われる水沢うどん発祥の地。渋川市にある水沢寺を参拝する人々に地元産の小麦で打ったうどんを提供したのが始まりと言われています。やや太めで十分なコシと弾力がある麺は食べ応え抜群。さらに昼夜に寒暖差がある気候からフルーツ栽培も盛んで、いまはイチゴが最盛期を迎えています。そんな渋沢市でご飯調査するのは、プロレスラーの真壁刀義さんです。

肉厚シイタケの絶品ご飯！

ビニールハウスを発見した真壁さん。原木栽培で肉厚なシイタケを育てている森田椎茸園にお邪魔しました。中を案内してくれたのは、森田富雄さん。森田さんは、群馬県の品評会で最高賞を獲るほどの名人です。

管理を徹底することで、味も香りも抜群なシイタケに育つそう。途中で長男の克己さんにバトンタッチし、克己さんが担当する菌床栽培のシイタケを見せてもらいました。

国内で流通している9割はこの菌床栽培だとか。原木栽培と比べて育てやすく、森田農園では年間4t、菌床栽培のシイタケを生産しています。しかし、原木栽培で育てたシイタケのほうが味が濃くて香りも強く、火を通したときの縮みが少ないとのこと。「両方作っていると食べ比べたときに味の違いがわかる」と克己さんは話します。

こだわりのシイタケのお味、気になります......ということで、例のお願いを。

「あなたのご飯、見せてくださ～い」

奥様の紋子さんから「家の中を映さなければOK」ということで、お庭で食べることを条件に交渉成立！

こちらは、シイタケのネギ味噌焼き。
1.原木栽培のシイタケの石づきを切り落とす。
2.ネギを刻み、自家製の味噌とマヨネーズを加えてしっかり和える。
3.シイタケの傘の裏に2を詰めたら、オーブンで5分焼いて完成！

こちらが、森田家の昼ご飯。

さらに、群馬県の名物、水沢うどん。

サンマの甘辛煮と、その煮汁で炊いたモヤシの煮物も並びました。

シイタケのネギ味噌焼きをいただいた真壁さんは、「これ、すごいね。シイタケ自体がプリプリだよ。これ1個でご飯3杯いける」と大絶賛。

克己さんも「なかなか自分は（父親の育てたシイタケに）追いつけないですけど」と感服します。これからも親子でシイタケ作りを頑張ってくださいね！

お肉がメイン！ 大家族の元気メシ

町中をご飯調査していると、「こんにちは！」と声をかけられた真壁さん。声の主は、真壁さんのファンという横手郁美さん、瑠希哉くん親子でした。チャンスとばかりに、早速例のお願いを......。

「あなたのご飯、見せてくださ～い」

もちろん交渉成立！

瑠希哉くんのおじいさんがやっている「居酒屋 Leggenda」に向かいます。開店前に家族そろってお店でご飯を食べるそう。郁美さんは4人兄弟で仲が良く、郁美さんの両親、兄弟、子どもたちを合わせて、なんと12人もの大家族で食卓を囲んでいます。

お店の人気メニューは、上州麦豚を使った自家製ソーセージ。夜ご飯も、お肉がメインとのこと。

まずは、牛肉のステーキ。
1.柔らかくするため、玉ネギと一緒に寝かせておいた牛肉を、フライパンで焼く。
2.食べやすい大きさに切り分けて、醤油・味噌・砂糖などを混ぜ合わせた自家製ダレをたっぷりかける。

続いて、群馬の上州豚肉のひき肉にハバネロを入れて作ったピリ辛の自家製ボロニアソーセージ。こちらは切ってフライパンで焼きます。お店では、普段ハムカツにして出しますが、今日はそのまま焼いておかずに。

こちらが横手家の晩ご飯。里芋の煮物や、ホウレンソウのおひたしも並びました。

子どもたちが大好きな肉料理がたっぷり並んだ豪華な食卓。これからも家族仲良く、元気に暮らしてくださいね。

「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。