「カメ止め」監督が負けた......元いじめられっ子が悔しさをバネに話題作を監督:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

公開: 更新: テレ東プラス

4月15日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜3時55分)では、飯田橋で出会ったアベラヒデノブさんのおうちにお邪魔しました。

homeii_20190416_02.jpg
映像ディレクターのアベラさんは、自主映画も撮っているそう。アベラさんは、「家、ついて行ってイイですか?」の質問に快くOK してくれたものの、どこか様子がおかしい気が......。

「片付けても大差ないんで」と入れてくれたお部屋は、築40年の2K。ぱっと見きれいで片付いているお部屋ですが、ところどころ気になるものがあります。

homeii_20190416_03.jpg
大阪芸術大学出身のアベラさん。部屋の中には、大学の後輩や元カノの作品が飾られていました。これらの作品は制作した映画に使っていたそう。本棚には、映画に関するたくさんの本が並んでいます。

homeii_20190416_04.jpg
アベラさんが作った映画はすべてYouTubeにアップされていました。中でも「死にたすぎるハダカ」という作品は、福井映画祭2012長編部門グランプリ受賞などの経歴があり、取材当時で再生数は263万回以上になっていました。

この作品のクランクイン1週間前に主演俳優が「こんなおもんない映画出られるか!」と降板。代役として自分が出るハメになったエピソードを明かしてくれました。

homeii_20190416_05.jpg
スタッフが「まるで『カメラを止めるな!』じゃないですか」と言うと、アベラさんは「観ていない」と発言。「カメ止め!」の上田監督とは、過去に「企画が面白い方が映画を撮れる」というコンペで争い、アベラさんが勝ったといいます。

それもあって、「カメ止め!」がヒットしているのが悔しくて観に行けなかったそう。上田監督の話が始まると、よけいにお酒が進みます。

homeii_20190416_06.jpg
アベラさんのTwitterを見せてもらうと、ヘッダー画像を自慢されました。そこには、今をときめく俳優と一緒にアベラさんのお名前が並んでいます。以前、映画評論家が注目する俳優として雑誌で紹介されたようです。「ここにいる5分の4が活躍している。アベラヒデノブだけが『こいつ誰だ』って状態」と、アベラさんは落ち込みます。

homeii_20190416_07.jpg
スタッフが何かの資料を発見。アベラさんは、「今度やるドラマの資料なんですけど......」と話し、テレ東の深夜枠ドラマ25「日本ボロ宿紀行」で2話分監督を担当することが判明。同じテレ東の番組が偶然声をかけてしまったため、アベラさんは、最初「ヤバい」と思ったそう。これはヤラセじゃなくて、本当にたまたまです!

homeii_20190416_08.jpg
アベラさんは「サイタマノラッパーSR」にラップをする修行僧役で出演したこともあるそう。せっかくなので「未来」をテーマにフリースタイルラップを披露してもらいました。

「いじめられっ子でもその場では対戦相手と平等。いじめられっ子がヤンキーみたいな人に勝って優勝したり......」とフリースタイルの魅力を語ります。

homeii_20190416_09.jpg
実は、アベラさん自身も高校時代いじめが原因で学校を辞めたことを告白。いじめっ子に「アベラって俺がいじめてた奴や。今、こんな頑張ってんねや」と思わせることが、一番の復讐だと語ります。そのためにも「どうしても有名にならなきゃ」と考えているようです。

homeii_20190416_10.jpg
「現実生活を普通に過ごしているだけじゃ、笑い飛ばせないこともたくさんある」と話すアベラさん。世の中にはびこるいじめなどの悪い風潮を払拭するような映画やドラマを撮りたいと語ります。熱くなりお酒が進んだアベラさんは、将来について「ビートたけしの8倍、負けたない」(?)と呟きます。

取材から半年後、テレビで「カメ止め!」が放送された日にもう一度アベラさんのおうちを訪ねました。映画を観たアベラさんは「面白かったな......」としみじみ。その悔しい気持ちをバネにして、これからもっともっと有名になってくださいね!

この放送は、現在「ネットもテレ東」で配信中です。ぜひチェックしてみてください!

PICK UP