キス我慢の演技を越えた!? 劇団ひとりが拷問に耐え熱演:ゴッドタン

公開: 更新: テレ東プラス

4月13日(土)放送の「ゴッドタン」(毎週土曜深夜1時45分より放送)では、「第1回 芸人マジ芝居選手権」をお届け。

新マジシリーズとして、作・演出を自分で考え演じる企画が始動。審査員にアンジェリカ源藤アイリ森みはる、さらに特別審査員として、俳優・鈴木浩介を迎えます。ルールは、審査員たちが牛乳を口に含み、芝居大好きな芸人の演技を見るというもの。全員が演技を見て笑ってしまい牛乳を吹き出したら強制終了となります。

役所広司に憧れるハナコ・岡部の大げさすぎる演技

godtan_20190415_02.jpg
最初に挑戦する芸人は、ハナコ・岡部大。相方の菊田と秋山が見守る中、芝居が始まる前から岡部は役者モード。好きな俳優を問われて、劇団ひとり東京03・角田の名前を挙げます。最近は主にコントで犬を演じることが多いという岡部は、「圧力に屈しない熱い男」を芝居のテーマに掲げているそう。

タイトルは「明日への絆」。芝居が始まる前に審査員は鈴木1人になってしまいますが、一体どんな芝居を見せてくれるのでしょうか?

godtan_20190415_03.jpg
舞台は、100年続く老舗呉服屋の社屋兼工場。経営が傾く中、社長の岡部と社員の前原は、打開策として競泳水着の開発に挑んでいる真っ最中でした。目標の撥水率に到達し、喜ぶ岡部と中本。いきなりの熱さに、鈴木も思わず笑ってしまい芝居は終了。

まるでランニングシューズを作ることに精を出していた役所広司ばりの芝居を見せてくれた岡部。「笑顔で役所広司さん大好きです!」と話すその愛に免じて、もう1度挑戦することに。

godtan_20190415_04.jpg
実験に成功した様子を見ていた銀行員・仲本は岡部の会社への融資を約束。しかし、そこに仲本の上司が登場し、岡部に「融資はできない」と断言。どうやら岡部の呉服屋のライバル社と手を組んでいたようで、融資できない理由を仲本のせいにしその場を立ち去ろうとします。上司の演技もかなり大げさで、岡部を食ってしまうような迫力。

godtan_20190415_05.jpg
開発を応援してくれていた仲本をバカにする上司に詰め寄る岡部。大きな声でクサい芝居をする岡部と脇役の役者たちに、審査員は全員笑ってしまいました。矢作から、「派手になりすぎて下手になってきちゃってる」と指摘されると、岡部は「あの人がすごい......」と、上司役の役者の演技に圧倒されて負けないように頑張っていたことを打ち明けました。

元役者志望のジャンポケ斉藤「サンキューグッバイ」

godtan_20190415_06.jpg
続いては、ジャングルポケット斉藤慎二。凛々しい表情で登場した斉藤でしたが、鈴木から「呼吸がおかしい」と指摘され照れ笑いしてしまいます。

もともと俳優志望の斉藤は、お笑いを始める前は短大に通って演技の勉強をしていたそう。そんな斉藤が演じる芝居のテーマは、「葛藤と戦う大人の恋愛」。

godtan_20190415_07.jpg
斉藤が手がけた「サンキューグッバイ」が始まります。斉藤演じる主人公・哲也が、お互い惹かれあっている関係の涼子に「西園寺さんにプロポーズされちゃった」と打ち明けられるシーンからスタート。アメリカンな動きで芝居を続ける斉藤が気になります。

涼子が西園寺のプロポーズを受ければ、実家が営む工場の借金がなくなり、工場は潰れなくて済むようです。哲也は、涼子がプロポーズを受けるよう、わざと涼子を罵倒。それでも諦めない涼子に、哲也が優しく語りかけます。「真実はみんなを傷つけるナイフなんだ」というダサい名ゼリフが放たれ、タイトルの伏線を回収したところで芝居は終了。すべて演じきることができました。

役者きどりの劇団ひとりが海外ドラマ(?)で新境地開拓

godtan_20190415_08.jpg
最後は劇団ひとり。おぎやはぎから「キス我慢などでラブシーンを演じることが多いですが、何か気をつけていることは?」と問われた劇団ひとりは「実はラブシーンってすごく楽で......」と役者っぽい余裕のある返答。さらに「相手の女優さんのことは本当に好きになる」と、すっかり役者きどり。

劇団ひとりが演じる芝居のテーマは、「CIAが舞台の海外ドラマ」。 "シーズン3の19話目"をイメージして作ったとのこと。「シーズンの一番最初から出ていたエリート部下が実は裏切り者だった」という、ファンの間では神回とも言われている(?)ストーリーが展開されます。

godtan_20190415_09.jpg
劇団ひとり作・演出の「Chicago dogs」がスタート。爆弾の起爆装置を作るテロリスト集団のアジトへ乗り込んできた、劇団ひとり演じるCIA諜報員・川島。そこに、CIAでありながら川島を裏切っていたエリート部下が登場し、川島に銃をつきつけます。起爆装置の完成に必要な材料のありかを知るために、川島を拷問にかけるテロリストたち。しかし、川島はどんなに厳しく痛めつけられても絶対に口を割りません。その間、劇団ひとりのクサい芝居は続きます。

ボコボコにされながら、部下からヒントになりそうなネクタイピンを奪ったところで、芝居は終了。スタジオからも、「続きが見たい」という声が挙がるほどの完成度でした。

ハリウッドスターばりの熱演を見せた劇団ひとりだが、審査員から「主役じゃないですか?」と問われると「川島は主役ではなく8番手」とまさかの回答。矢作から「邪魔する芝居をして、監督に何か言われないですか?」と指摘され、「もうちょっと言うこと聞いてやってりゃいいんだよ」と監督に怒られたことを明かしました。

今回の放送は、「ネットもテレ東」で限定配信中です。

PICK UP