純・肉食系男子の珍道中! 諸国を旅する”相棒”役の和田正人×松尾諭、プライベートでの相棒は!?

公開: 更新: テレ東プラス

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BSテレ東×「水戸黄門」チームの異色タッグで送る"相棒(ブロマンス)時代劇"、土曜ドラマ9「やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛」が、4月6日(土)夜9時よりスタート!

江戸時代最大のベストセラー小説『東海道中膝栗毛』(作:十返舎一九)を原案に、男二人旅を描く"諸国漫遊時代劇"。元役者のお調子者"喜多さん"こと喜多八を演じるのは和田正人。芸術家気取りのエロおやじ"弥次さん"こと弥次郎兵衛を演じるのは松尾諭。毎回、旅先で出会う"いい女"たちの気を引くため、公儀隠密になったり、お化けになったり、フンドシを被ったりと、何でもやっちゃう弥次さん喜多さん。そんなかけがえのない"相棒"を演じる2人の役者の相性やいかに!? 撮影中のエピソードトークや【相棒度チェック】で、2人の関係性を掘り下げてみました!

まるで漫才!? 相棒感バッチリ

――2人で諸国を旅する弥次さん喜多さんという"相棒"を演じるお2人ですが共演は初めてですか?

松尾「2回目です」

和田「前回はガッツリ絡むという感じではなかったですが」

松尾「そのとき2、3回飲んだぐらいですかね」

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――では全然知らない仲というわけではなかったんですね。

松尾「知らない仲ではないだけに、今回は『ちょっとドキドキするなぁ』みたいなのはありましたね」

和田「ないでしょ(笑)。本読みがものすごく雑に終わった印象があって(笑)。それぐらい周りから見ても(コンビ感が)『OKです!』という感じだったんじゃないかな」

松尾「つまり、本読みが雑やったと。それを言いたかった?」

和田「いやいや(笑)! 雑やなと感じてしまうぐらい早く終わった......つまり監督たちにも『あ、この感じやったらイケるな』というのが早々に見えたかなと思ったんです」

松尾「すでに"できた感"があったっていうことが言いたかったのね」

和田「そうです」

松尾「めっちゃ時間かかるぞ、この対談(笑)」

――和田さんは元役者のお調子者"喜多さん"、松尾さんは芸術家気取りのエロおやじ"弥次さん"を演じます。お互い役柄に合ってると思いますか?

和田「ピッタリですよね。女の尻ばっかり追いかけて、目先の金に目がくらんで......」

松尾「自己紹介してる?」

和田「違う、弥次さんのこと(笑)。松尾さん演じる弥次さんは、いい加減な役なんですよ。周りに振り回される役なので、筋書きに沿って、そこに身を置くだけで役がどんどん膨らんでいく。余計なことを考えずとも、いい加減にやるぐらいがちょうどいい役だったのかなと思います。松尾さんは、そういうの得意なタイプなので」

松尾「"良い"加減、ですよ」

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――そうですね、"良い"加減です(笑)。では松尾さんからご覧になって和田さんの演じる喜多さんは?

松尾「いや、言ってええんかなぁ......」

和田「言葉はちゃんと選んでね」

松尾「じゃあ、ノーコメントで」

和田「コメントせぇ! 取材や!」

松尾「和田くんはそのまんまでしたね。お調子者で、ちょっといい男なんですよ。確かに、和田くんって"ちょっと(強調して)"いい男じゃないですか」

和田「それはホメてんのか?(笑)」

松尾「ホメてる。じゃあ"イケメン"って呼ぶよ? イヤやろ?」

和田「やだ、やだ、気持ち悪い(笑)。まぁ、お互いちょうどいいぐらいの役設定だったかな。入りやすかったですね」

松尾「僕は苦労しましたけど」

和田「どの口が言うてんねん!(笑) 僕は松尾さんに身を委ねていました。だいぶわがままにやらせてもらったような気がします。お酒を飲みつつ、いっぱい相談もしましたし」

松尾「撮影の期間中、京都でウィークリーマンションに住んでいて部屋が隣だったんです。2人ともお酒が好きなので、外で一緒に飲んで帰ってきて、和田くんはお酒が長いから自分の部屋に入れないようにしようと思ってたんですけど、ドアをこじあけて入ってくるんですよ(笑)」

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和田「フフフ......」

松尾「一度、和田くんがアツく語ったことがあって。こっちはそんなに酔っぱらってなかったから、ちょっと照れくさいところもありながらもいろいろ語って。で、次の日現場で会ったら、和田くんは『俺、昨日どうやって帰りました?』って。覚えてないんかい!(笑)」

和田「覚えてないですね(笑)。それぐらいわがままに振る舞っても受け止めてくれる、懐の広い俳優さんなんですよ。"松尾さんと共演した若手女優は売れる"というジンクスがあるので、僕もそれにあやかろうかなと」

松尾「若手でもないし女優でもないやろ(笑)。僕の顔がデカいせいで、女優さんと一緒に並ぶと、相手の顔が小さく映るらしいんですよ」

和田「ジンクスの話、ネットニュースにもなってましたよ」

松尾「ブレイクしてない人もいるよ」

和田「誰? 教えて?」

松尾「えっと......って、言うかぁ!(笑)」

和田「ハハハッ!」

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プライベートでの相棒は?

――ドラマではお互いが"相棒"ですが、ご自分にとっての"相棒"は?

松尾「まぁ......(何かを言い掛け、ちょっと照れてやめて)いやいや」

和田「今、松尾さんが言いかけたこと当てていいですか? "奥さん"ですよ」

松尾「ハハハッ!」

和田「本当に愛妻家で子煩悩で。この作品に松尾さんがひとつだけ恨みがあるとすれば、第二子が生まれた途端に撮影で京都に数ヶ月行かされたということだと思います(笑)」

松尾「恨みはないです!(笑)」

和田「酒の席でずーっと言ってました」

松尾「和田くんは結婚したばっかりで『羽が伸ばせる』って喜んでいました(笑)」

和田「喜ぶかぁ!(笑) お互い家庭を大事にしていますから。京都はずっとこの人と一緒やったから、楽しい街に遊びにいったりすることも一切なく、撮影所とウィークリーマンションの往復、松尾さんとの飲み、それだけで終わりましたよ。役とはかけ離れてまじめな2人でした」

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――それは奥様もご安心でしたね。

和田「撮影中に僕が誕生日を迎えて、ちょうど松尾さんのご家族が京都にいらしたときだったので、一緒に焼き肉をごちそうになりました。こう見えて、すごく相棒思いの優しい人です」

松尾「"相棒"でもある妻に、ドラマで"相棒"の和田くんを紹介したほうがいいかなと思って」

和田「ご家族をとても大事にしているんだなと思いました」

――では和田さんにとっての"相棒"とは?

和田「アホなことを平気で言ったり、酒飲んで自分の弱いところをさらしながらアツいことをぶつけたりできる人かなぁ」

松尾「えっ、俺?」

和田「松尾さんももちろんそうだし、ほかの友達もね。安心してそばにいられる人は、そういう人が多いですね。"相棒"と言うのは、こっぱずかしいですけどね」

相手の答えを予想できるか!? 【相棒度チェック】

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――お2人に【相棒度チェック】に挑戦していただきます。まずは、質問に対して2人の思いが同じかをチェック!

1問目:撮影を通じて「相棒感が深まったな」と思った瞬間は?

和田「(松尾に)今ボケようって考えてたやろ(笑)? これ真面目に答えるやつやからね!」

松尾「わかった(笑)」

【松尾さんの答え】
松尾「僕の部屋に飯を食いにきたときですかね。相棒感が深まったなと思いました」

【和田さんの答え】
和田「お芝居していて息が合うところ。声を揃えてセリフを言う瞬間が何度かありましたが、ピタッと合う。松尾さんが合わせてくれているのか、お互いの間が同じなのか、しっくりくる瞬間が多々ありました」

和田「......と思ったけど、答え全然合ってないやん(笑)。しかもこの話、昨日もしたからね。昨日、一緒にお花見して、そのときこの話したやろ?」

松尾「言うてたけど......やっぱ飯食ったときやろ? 俺がご飯出して『いただきます』って言ったとき」

和田「一緒に『いただきます』って言って『あ、揃ったね』って。じゃあ、あのときのこと......です(笑)」

――力技で答えを合わせにきた感じがありますが(笑)。続いては、質問に対して相手がどう答えるかを予想してください。

2問目:相手が一番大切にしているなと思うものは?

【松尾さんが「和田さんが一番大切にしているもの」を予想】
松尾「友達ですかね。誰に対しても優しいし、邪険に扱ったりしない」

【和田さんの答え】
和田「自分が思う"大切にしていること"は、甘えん坊なところ。すぐ人に頼るので(笑)」

松尾「確かに甘えん坊。甘え上手」

和田「答えはハズレですけど......もっとけなされるようなこと言われるのかと思った。なに急にホメだして、ツンデレ感がすごい(笑)。松尾さんもめちゃくちゃ顔広いですからね。どこに行ってもみんな松尾さんを知ってるし、呼んだらすぐ来てくれるし」

松尾「人がいるのって楽しいじゃないですか。ひとりも楽しいですけど、やっぱり人と話すことって大事だなと」

和田「急に文化人みたいなこと言い出した(笑)」

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【和田さんが「松尾さんが一番大切にしているもの」を予想】
和田「飯です。"松尾諭といえば飯"と、誰もが思う。朝8時ぐらいから撮影が始まって、2時間後の10時には必ず『今日昼どうする?』って聞いてくるんです。まだ10時ですよ。その後、午後3時、4時ぐらいには『今日夜どうする?』って。もう飯のことしか頭にないんですよ。2時間前から口を合わせにいくらしいですよ。『昼は中華か。じゃあちょっと中華に調整していくわ』って(笑)」

【松尾さんの答え】
松尾「アッハッハ! ホンマや。思ってなかったけど、確かに"飯"が正解」

――自分が思い浮かべた答えより、相手が予想した答えの方が正解だったということは、相棒度100%ですね!

松尾「いやぁ......70%ぐらいですかね」

和田「中途半端!(笑)」

まるで漫才コンビのようなテンポのいい掛け合いを繰り広げる2人の姿は、これぞまさに"相棒"。お互いへの信頼が感じられるやりとりに、ドラマへの期待もますます高まりました!

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土曜ドラマ9『やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛』は、地上波ドラマとはひと味違った独特のドラマを放送してきたBSテレ東土曜9時枠、初の時代劇。映画、漫画、歌舞伎と多様な解釈でアレンジされてきた人気作品『東海道中膝栗毛』(作・十返舎一九)を、今回は原作の"破天荒な味わい"を忠実に再現してのドラマ化。かつてないハードルの低さを誇る、旅と友情の"相棒ブロマンス時代劇"の誕生です!

※「ブロマンス(Bromance)」=「兄弟(brother)」と「ロマンス(romance)」の合成語。男同士のあつい友情。

<衣装協力>

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やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛
【放送日時】BSテレ東 4月6日(土)スタート 毎週土曜 夜9時
【出演者】和田正人、松尾諭、竹中直人
案内人/語り:瀧川鯉斗
番組HP:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/yajikita/

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