福島発! 客も真心で包む まんじゅう屋さんの幸せ経営術:カンブリア宮殿

公開: 更新: テレ東プラス

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2019年4月4日(木)夜10時~放送の「カンブリア宮殿」。今回のテーマは「客に寄り添う商売の極意」。「日本三大まんじゅう」の一つに位置付けられている老舗和菓子店「柏屋」の薄皮饅頭。その5代目・善兵衛の奮闘と、客に寄り添う商売の極意に迫る!

客が絶賛する! 伝統の薄皮饅頭

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今や全国的に親しまれる福島の伝統和菓子「薄皮饅頭」。人気の理由は、十勝産の希少な小豆「えりも」を使用した絶品アンコと、沖縄産の黒糖が入ったしっとりした薄皮との絶妙なハーモニー。この薄皮饅頭は、地元福島では天ぷらで揚げて食べる家もあるという。

柏屋は和菓子だけではなく、洋菓子の商品開発も積極的に取り組む。フランス産のチーズを使った焼き菓子の「檸檬」(れも)は、薄皮饅頭に次ぐ人気商品に。伝統を守りながら革新にも挑む老舗和菓子店の挑戦を追った。

「心の縁側」を目指す憩いの場

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毎月1日、福島県郡山の柏屋本店で行われる「朝茶会」。早朝6時から薄皮饅頭をはじめ、茶菓子が無料で客にふるまわれる。これは、柏屋が45年前に始めた行事で、知らない人同士も気楽に話をし、絆を深める「町の縁側」としての役割を果たしたいという思いがある。

柏屋は江戸時代、奥州街道沿いに旅籠屋を営んでいた。初代の本名善兵衛は、見知らぬ者同士の旅人が饅頭を食べて語り合う「心の縁側」を目指そうと、薄皮饅頭を世に送り出したのが起源。以降、5代目に至る今もなお、客に愛される店、商品作りは受け継がれている。

子供の純粋な心を詩集に...

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福島県郡山にある柏屋の店舗に「青い窓」と呼ばれる部屋がある。その壁には、小学生が書いた詩が展示されている。これは60年以上も続く「青い窓」という文化活動。全国の小学生から詩を募集し、選ばれたものは冊子になったり、地元のラジオ局で紹介されたりもする。子供にしか書けない純粋な世界観は、5代目善兵衛の経営指針にもなっているという。

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