たとえばカフェなどで仕事をするとき...雑音が気になって集中できない、周囲にたくさん人がいて落ち着かない、人の視線が気になってしまうことはよくあるだろう。だがそんなとき、周囲の雑音を気にせず、自分の空間を持てるとしたら?
頭をぐるりと囲うこの変わったベルト。これは、まわりの環境をシャットアウトして自分だけの空間を作り出す、まったく新しいウェアラブルデバイスだ。中にはヘッドホンがついている。
早速、北村まあさキャスターが装着してみると、「視界がもう遮られてますね。横で手を振られてもわからない」とのこと。
実際どのように見えているかをカメラを使って再現した。このように、カメラにベルトをかぶせると、パーテーションで区切られたように左右の視界が遮られる。
さらにこのヘッドホン、まわりの雑音もおさえるということで、中にマイクを仕込んでみた。スマホから音を流し、ベルトをする前と後でその音がどのように変化するか試してみる。
北村キャスターがベルトをつけてみた。映像ではちょっとわかりにくいものの、周りの音量がおさえられて、水中にいるかのようにくぐもって聞こえるとのこと。
視界と音を制限し、集中力もアップ! ということで積み木で実験してみることに。
時間は1分間。ベルトをつけない状態とつけた状態で、どれだけ積み木を積み上げられるかを比較。あえて周りも騒ぎ、北村キャスターの集中力を削ごうとしたが...。「ベルトをつけると気にならない」とのこと。その結果、わずかながらベルトありのほうが積み上げるスピードが上がった。「一段分多く積み上げられました!」と北村キャスター。
開発したパナソニックの姜花瑛さんは、「いろんな会社でコワーキングやフリーアドレス化という働き方改革が進んでいますが、個室を作るのは数が限られる。こういうツールを使いながら仕事をすることをイメージしています」と話す。
つけることで集中できるのはもちろん、この状態を見れば、周囲の人も「あの人は今、集中しているな!」ということがわかるので、誰も話しかけることができない。発売は未定だが、「子どもの勉強用に欲しい」という声もあるそう。
頭に装着するだけでどこでも集中できるこのベルト、これからの時代に役立ちそうだ。
【商品名】
WEAR SPACE
【商品の特徴】
視界と音を遮り集中できる空間をつくる
【企業名】
パナソニック フューチャーライフファクトリー
【発売日】
発売未定
※その他、先週の「WBS」"トレンドたまご"では、以下のトレンドを紹介!
●ショルダーバッグ化"ダンボールフック"
肩に段ボールをかけて運べる器具(フック)を開発。両手が開くので便利
●捨てずに有効活用! "ZENB STICK/ZENB PASTE"
皮、芯、さやまで、まるごと全部食べられる野菜スティックと野菜ペースト
●警察とも連携"歩行者等支援情報システム"
青信号を延長させるシステム
●小さなカメラマン!? "インテリジェント・コンパクト・カメラ(仮称)"
カメラマンの代わりに撮影をしてくれるカメラ