YouTubeやTikTokなどの動画投稿サイト・アプリが流行している現代。一般人でも気軽に動画投稿を楽しめ、多くのユーザーが日々たくさんの動画を公開している。そんな動画投稿の世界に新風を吹き込むアプリが誕生した。
北村まあさキャスターが踊っている動画。画面をなぞると、文字が出てきた。これは、指でなぞることで、話した言葉をスマホ画面に立体的に表示することができるアプリ。使い方はとても簡単だ。
画面右下の録画ボタンをONにしてから、その左にある音声ボタンを押す。
「今日はトレたまの取材です」と話してから、指で画面をなぞると......。しゃべった言葉が画面の中の空間に浮かんで見える。これはAR(各超現実)技術の応用で、他にもいろいろなことができそうだ。
「この道をまっすぐに行って左手に見える会議室に入ってください、そこで会議が行われます」と画面に向かって話した北村キャスター。録音した後、画面をタッチしながら会議室に向かって歩く。すると、文字がこんなふうに浮かんで並んで見えることに。それを追って進んでいくと、目的の会議室にたどりつくというわけだ。
こういった、道案内のような使い方もできるという。
このアプリを開発した三菱電機は、しゃべった言葉をなぞった画面に表示する技術はすでに持っていたが、今回、立体化することに成功した。「若者にウケそう」と北村キャスター。
三菱電機デザイン研究所の儘田大地さんは「僕たちもちょっと狙っています。最初はそういうみんなに使ってもらえるところから始めて、ゆくゆくはビジネスシーンにも展開できたら」と話す。
なぞった後、日本語でしゃべった言葉の下に英語やドイツ語などがポンと変換されて出てくるといった翻訳機能も。また、現在フォントは1種類しかないが、変えられるように開発中。商品化に向けて改良を重ねている段階だ。
自分が作った動画に立体的に文字を入れることで、さらに楽しく加工ができそう。動画投稿に新しい流行が起きそうな予感だ。
【商品名】
空中しゃべり描きアプリ
【商品の特徴】
話した言葉をスマホやタブレットの画面を指でなぞることでに立体的に表示することができる
【企業名】
三菱電機
【価格】
未定
【発売日】
未定
※その他、先週の「WBS」"トレンドたまご"では、以下のトレンドを紹介!
●食べると甘い!"飴でできた食べられる再帰性反射材"
プロジェクションマッピングの的になり、手持ちの菓子などに載せればそこに映像を投影できる
●カプセル植木鉢!?"プランツ プラネット"
竹でできた環境に優しいカプセルの植木鉢。カプセルのまま土に埋めても土に還る
●給与前払い専用支払機"ザ・給与"
従業員の給与を手数料ゼロで前払いできる支払機
●渋滞もなくせる!?"ジョリシール ホールメンテセット"
たった1時間で簡単に、アスファルトの道路に出来た穴やへこみを補修できる商品を開発