3月18日（月）に放送した「家、ついて行ってイイですか？(明け方)」（毎週月曜深夜3時55分）では、東京・町田で出会った清水たぁーさんのおうちにお邪魔しました。

清水さんはモノマネ芸人さんで、この日は小岩にある劇場で仕事があり、その帰り。レパートリーは、出川哲朗、小堺一機、NEWS・増田貴久など。コージー富田やダブルネームなど名だたるモノマネ芸人たちがいる事務所に所属しており、清水さんもショーパブを中心に活動しています。

清水さんが住むお部屋は、家賃4万3000円のワンルーム。ベランダがないため、洗濯物はすべて室内干しになってしまいます。ロフトも付いていますが、寝室としてではなく物置にして使っているよう。

部屋の壁には、清水さんがモノマネをしている芸能人の写真が。その写真には「話術」「本気」「笑顔」など、本人から学べる大事なことが書かれていました。

せっかくなので、清水さんにネタを披露してもらうことに。出川哲朗モノマネは、ご本人から公認をもらっています。

またお部屋には「NEWSのファンの方からいただいた」というプレゼントが。以前、NEWSのモノマネグループ「NEWSO」としても活動していたという清水さん。それまであまりモノマネをされていなかった増田に着目したことをきっかけに、NEWSのファンから「モノマネしてくれてありがとうございます」と言われて応援してもらえるようになったそう。

3年ほど彼女がいないと話す清水さん。前の彼女は、清水さんにとって1番最初にできた追っかけだったと話します。「1番つまらない時期にできた追っかけだから、『この子が違うって言ったことは絶対違う』と思って...」と語る清水さん。自分のファンとして大事にしていた結果、お付き合いするようになったとのこと。

その彼女に、「最近全然キラキラしてないし成長が見えない。モノマネをプライベートでやっているときの方がキラキラしてるよ」と言われ、モノマネの世界に転身することを決意したそうです。ちなみにその元カノは、増田のファンだったとか（笑）。

清水さんはとても勉強熱心で、部屋には志村けんの舞台のDVDや、出川哲朗日めくりカレンダーなどが置いてあります。学生時代から文化祭でモノマネを披露することもありましたが、普段の生活ではいじめられっ子だったとか。友達が1人もいなかった高校時代を過ごし、大学でも周りと上手くコミュニケーションが取れず中退。自律神経失調症を患ってしまい、薬で治療していた時期もありました。

病気になってしまった原因は人間関係のゴタゴタ。友達がいなかった清水さんは、他人の気持ちを推し量ることができず、場の空気が読めなかったり余計なことを言っちゃったりで、周囲から嫌われる存在になってしまったといいます。

そんなつらい大学生だった清水さんに、中学時代の同級生が「お笑いが好きなら...」と子ども向けのボランティアでコントをするよう提案。そのコントライブがウケたことで、それまで休学していた大学を思い切って辞め、「やりたいことやっていこうかな」という決意に繋がったと語ります。

芸人を職業にすることに対しては、清水さんの両親も迷いがあったようですが、初めて清水さんが出ている舞台を観たお母さんが「あんなに自分の息子がキラキラしている顔を見たことがない」と感じ、お父さんに「大学辞めさせよう」と言ってくれたとか。お笑いの仕事をしていくうちに、気がついたら病気が治っていたという清水さん。「芸を磨くことに必死になっていたら、自然と軽くなっていきましたね」と話します。

また清水さんは「応援してくれる人が現れると心強い」とも語ります。増田のモノマネを見た中高生に「モノマネって面白いものだと思っていなかったので、清水さんのネタを見てイメージが変わりました」と言われたことがあるそうですが、実は中学生の清水さんがコージー富田や原口あきまさを見たときに全く同じことを思っていたそう。

「どんどん"若者のモノマネ離れ"が進んでいるように感じる」という清水さん。モノマネが見られる場はショーパブなどが多く、若い人が簡単に楽しめないジャンルになっていると考えています。「若い人にも見てもらえるモノマネを作っていきたい」と話す清水さん。これからも、楽しいモノマネが見られることを期待しています！

この放送は、現在「ネットもテレ東」で配信中です。ぜひチェックしてみてください！