莫大な遺産をめぐる三姉妹の愛憎劇:神酒クリニックで乾杯を

公開: 更新: テレ東プラス

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今注目の現役医師作家・知念実希人による異色のミステリー、土曜ドラマ9「神酒クリニックで乾杯を」(毎週土曜 夜9時放送)。腕は立つが一癖も二癖もある変わり者の医師たちが、密かに超VIPの患者を治療している神酒クリニック。この風変わりな病院では、治療のために患者が抱える悩みを、医師たちがそれぞれの特技を生かして解決していく...。

ここでは、3月16日(土)に放送された第8話を振り返る。

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今回の患者は、建設業界トップのワンマン社長・小笠原(森本レオ)。末期のすい臓がんを患う小笠原の治療のため、神酒らは小笠原の豪邸へ往診に向かう。

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人里離れた洋館では、長女・市子(安達祐実)、次女・二絵(池端レイナ)、三女・三洋(秋山ゆずき)とその婚約者・坂巻(夕輝壽太)など小笠原の身近な人間たちが看病にあたっていた。

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そこで神酒(安藤政信)は、小笠原から「愛人の息子に会いたい」という依頼を受ける。神酒が息子を探すため、勝己(三浦貴大)、ゆかり(松本まりか)、翼(板垣李光人)の3人が小笠原の治療にあたることになった。

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しかし、小笠原が何者かに毒を盛られ危篤に陥る事態に。パニックに陥った一同は、警察への連絡を試みるが電話が通じず、扉には「この家から出た者は死が訪れる」という不吉なメッセージが残されていた。扉は開かず洋館に閉じ込められてしまった一同。

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全員が白々しい芝居をしていると睨んだ翼は、「犯人はこの中にいる」と推理し、娘たちと坂巻を尋問する。娘たちは金銭トラブルや小笠原との確執を抱えており、坂巻も財産目当ての結婚を目論んでいる事実が判明した。全員がそれらしい動機を持っているにもかかわらず、犯人が誰だか見抜けず動揺する翼。誰もいないリビングで思考をめぐらせていた翼は、柱時計にヒントを得て、ある重大なことに気づく。

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しかしその時、何者かが翼を背後から襲う。頭を強く殴られた翼は、意識を失いその場に倒れ込んでしまう。

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勝己の治療により回復した翼は、「犯人の正体がわかった」と全員をリビングに集める。翼を襲った犯人は三洋だった。だが、「小笠原に毒を盛った犯人は別にいる」と翼はいう。

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翼が指差したのはなんと柱時計。「神酒さん見てるんでしょ?」と柱時計に呼びかける翼。

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翼と勝己に内緒で、隠しカメラを柱時計に仕掛けた神酒たちは、事件の一部始終を監視していたのだ。さらにこの事件は、小笠原が神酒に依頼し企てた自作自演だった。小笠原は、娘の中の誰かが書いた自分の遺書を発見したことで、自身の殺害計画に気づき、計画を止めるために一芝居打ったのだった。

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驚く勝己をよそに翼は、遺書を書いた犯人を見つけようと、一同の表情を観察。市子の表情の変化を見抜いた翼は、市子を追求する。

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翼の尋問を受けた市子の口からは、意外な真相が語られるのだった。

第8話は、現在「ネットもテレ東」で配信中(3月23日 夜9時53分 配信終了)。


3月23日(土)放送の第9話は...。

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神酒(安藤政信)らの捜索により、末期のすい臓がん患者・小笠原(森本レオ)の行方不明の息子が、バラバラ殺人事件の被害者であることが判明。小笠原はショックの余り倒れてしまう。そんな小笠原を思い、犯人探しを買って出た勝己(三浦貴大)は、亡き息子・川奈(勧修寺保都)の周辺を洗い始める。川奈と婚約していた久美子(逢沢りな)に辿り着くが、川奈は金に困っており、借金返済のために裏の仕事に手を染めていて・・・。

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