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3月1日（金）に公開された第7弾（特別編）では、福島県の動物園で育てられているホワイトライオンのセラムくんに密着。母親の育児放棄に遭い、人工保育で育てられたセラムくんは数ヵ月後に沖縄の動物園へと旅立つことが決まっていました。馴染みの飼育員さんとお別れし、新しい環境に慣れることができるのでしょうか？ ホワイトライオンの赤ちゃんの激動の数ヵ月に密着します！

雪がちらつく福島県のサファリパーク。ここで生まれたのが、ホワイトライオンのセラムくんです。まだ生後1ヵ月。ホワイトライオンは、世界中でも300頭ほどしかいない希少な種類。でも、どんなに小さくてもやんちゃなのは同じ。今日も元気に遊んでいます。

セラムくんの大好きなミルクの時間ですが、ここは池田さんの家。夜中にもミルクをあげなければいけないので、毎晩池田さんが連れ帰っていたのです。そして、寝るときは同じ布団。厳しい寒さでも、池田さんのぬくもりを感じながらぐっすり眠ります。

年が明けた頃、ぬいぐるみのプレゼントをしてみると、最初は警戒気味だったけど、興味は持ったみたい。新しいお友だちを気に入ったようで、一緒にゴロゴロ。でも、しばらくすると夢の中へ...。まだ赤ちゃんだもんね☆

2月になり、生後3ヵ月になったセラムくんを訪ねると、かなり大きくなっていました。顔つきもすっかり少年のよう。でも、まだまだ池田さんにべったり。

この日向かったのは雪が積もった広い庭。セラムくんはここで走り回るのが大好き。冷たいのが不思議なのか、雪の上を歩くのもお気に入りです。でも、こんな風に雪の上で遊ぶのもこの春が最後。

そして旅立ちの日...。なごり雪が舞う中、池田さんがセラムくんのもとへ。雪国福島から南国沖縄まで、1,700kmの大移動が始まります。まずは仙台空港まで車で1時間半。飛行機に乗っている間の3時間はセラムの顔も見られず、同行する池田さんも気が気ではありません。

沖縄に到着したときの気温は26度。福島とは20度以上も差があります。到着してすぐに、池田さんは貨物のある場所に直行。セラムくんも元気そうです！

空港から1時間の道のりをかけて動物園に到着すると、大勢の人たちの大歓迎が待っていました。およそ9時間の長旅でしたが、よく頑張ったね☆

初めて来たホワイトライオンをひと目見ようと飼育員さんが集まってきました。新しい担当となる飼育員さんは、キャリア33年の島袋さん。しかし、セラムくんは池田さんから離れようとしません。

長い一夜が開けて、今日からは島袋さんが新しい担当飼育員さんに。池田さんがリードを渡して、バトンタッチ。最初はしらんぷりを決め込んでいたセラムくんですが、島袋さんはベテランの手腕を発揮し、徐々にセラムくんとの距離を縮めていきます。

沖縄の気候に慣れてきたお昼頃には、セラムくんが島袋さんにお腹まで見せ始めたのです。その様子を見届けた池田さんは、セラムくんに姿を見せないようそっと立ち去ります。

それから1ヵ月後、セラムくんの歓迎セレモニーが行われ、5,000人ものお客さんが集まりました。セラムくんはすっかり人気者に。みんなに可愛がってもらってね☆

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