災害時に起きる浸水。家屋が浸水すれば、程度によっては避難生活を余儀なくされるし、その後の復旧もとても大変。できれば浸水被害には遭いたくないものだ。
では、もし大雨や洪水で家や施設が浸水しそうになったら? 少しでも被害を最小限にするために、私たちは何ができるだろうか。
こちらは玄関脇を彩るプランターだが、いざというとき玄関前に置くことで、家の中を水害から守ってくれるという。
プランターをドアの前に横一列に並べ、ホースで勢いよく水をかけてみる。そんな水やりの仕方をしたら玄関の中まで入ってしまう! と思いきや...。玄関をのぞいてみると、なんと全然濡れていない! どうしてプランターで水をせき止めることができるのだろうか?
プランターの底面にはスポンジがついており、これが軟らかくて復元性の高いものになっている。絶妙な硬さで地面と密着し、浸水を防いでくれるのだ。
組み立ても、連結部をカチンと止めるだけなので簡単。プランター自体は軽いので、砂利を敷き詰めて15キロ~20キロくらいの重さを出す必要がある。
せっかくなので水をかけるだけではなく、実際の水害に近い状態を作って実験をしてみた。
外はプールのような状態なのに、玄関の中を見てみると、少し水がしみ出ている程度。大惨事にならずに済んでいる。完全に水をせき止められるというわけではないが、あるとないとでは大違いというくらい、差ははっきりしていた。
開発したのは、町でよく見かける側溝のふた「グレーチング」というものを日本で初めて作った「ダイクレ」。
開発のきっかけは?
「ダイクレ」の川口隆尚さんは「今まで作っていたものとは全然違いますが、きっかけのひとつに西日本豪雨があります。災害を目の当たりにし、防災製品をどんどん作っていきたいということで開発しました」と話す。
普段使いができる防災用品として、オフィスの入口などに使ってほしいといのこと。
いつどんな災害に見舞われるかわからない。備えあれば憂いなし、玄関先の彩りにもなるこのプランターを、ぜひ置いてみてはいかがだろう。
【商品名】
プランター型 止水ボックス
【商品の特徴】
底面の特殊なスポンジで浸水を防ぐプランター
【企業名】
ダイクレ
【住所】
東京都江東区亀戸2‐18‐10住友生命亀戸駅前ビル6F(営業管理部)
【価格】
1個30,000円~
【発売日】
発売中
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