絶品カレールーをあてに飲む! アットホームなせんべろ赤ちょうちん:ワカコ酒

公開: 更新: テレ東プラス

ライターM、四十ウン歳。子どもが生まれてからというもの、毎日が仕事と育児で怒涛のごとく過ぎてゆき、ハッと気づけば十ウン年(笑)。夜の街で疲れを洗い流すためのお酒を一杯...なんて、最後にいただいたのはいつの日か...。たまには母もリフレッシュさせてもらおうと、夕暮れの街にひとり繰り出し、未経験だったひとり酒に初挑戦!

「ぷしゅー」でおなじみOLワカコが"ひとり酒"を楽しむ人気ドラマシリーズ最新作「ワカコ酒Season4」が、BSテレ東にて毎週月曜深夜0時から放送中。
「テレ東プラス」では、「私もひとり酒を楽しみたい!」と名乗り出たライター12名がワカコの訪れた店をレポートする連載「12人のワカコ」をお届け。

今回は、ドラマ第8夜でワカコが高架下の横丁でひとり飲みを楽しんだ、居酒屋「里」を訪問。ひとり酒はハードルが高いと思ってきたけれど、こんなあったかい雰囲気のお店なら、ビビりのMも安心して飛び込んで行けそう。

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JR山手線・高田馬場駅 早稲田口を出て、高架下沿いに緩やかな坂を下ること徒歩1~2分。すぐに、赤ちょうちんと黄色いのれんのお店が見えてきます。

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壁の落書きと手書きの看板メニューのコラボが、なんとも大衆的で渋い風情を醸し出しているではありませんか。開店は17時からですが、この日は16時半には赤ちょうちんに明かりが灯っておりました。この日の東京は、冷たい暴風が吹き荒れる極寒の1日。ああ一刻も早く温まりたい。

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ガラガラと扉を開けると、目の前にカウンターが! すぐに「いらっしゃい!」と、店主がにこやかに声をかけてくれて、ほっとひと安心。

店内はわずか6席のカウンターのみ。お客さんの年齢層は幅広く、最近は若い女性のひとり飲みや、子連れの家族も気軽に訪れるそう。

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こちらが店主の武田廣市(こういち)さん。昭和39年頃から7年間、東銀座にある日本最古の印度料理専門店「ナイルレストラン」で修業を積み、その後も14年ほど各中華料理店の厨房に立ってきた本格料理人。33年前、ひとりで始めたこの店「里」は、横丁の老舗店です。

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店主手作りの味が堪能できるメニューがずらり。お客様からリクエストがあれば、定番メニューにアレンジも加えてくれるそう。

お店のこだわりをうかがったところ、「ちゃんとしたものを出したいし、自分で納得した料理じゃないと出さないよ」と武田さん。

お酒も、ビール、焼酎、ウイスキーなど定番が揃っています。

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席に座ると、さっそく本日のお通しが。ワカコが食べたのはキュウリでしたが、本日は冬が旬のお野菜「春菊の辛し和え」。ぴりっとした辛さと、シャキシャキした歯ごたえがたまらない。次なるお料理への期待も刺激してくれる、そんな小鉢です。

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続いて、ワカコも感動した名物メニュー「自家製豚バラカレールー」がやってきました。

さっそくいただくと、さらっとした舌触りなのに濃厚なコクがあって、これは絶品! 「ナイルレストラン」の味はそのままに、酒のつまみに合うよう油分を控え、あえて薄味に仕上げているのだそう。小麦粉を一切使わず、調理鍋いっぱいの玉ネギを2日間炒め、薬味やスパイスを使って、完成まで1週間! 惜しみなく手間をかけるのが美味しさの秘密。

なるほど、じゅわーっと口の中に広がる旨みは、ぎゅっと凝縮された玉ネギの成分なんですね。病みつきになる人が多いのも納得。

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カレールーのスパイスは、もちろん「ナイルレストラン」と同じナイル商会のものをずっと愛用。

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続いて注文したのは、店主オススメの人気メニュー「自家製厚焼玉子」。玉子2個使ったボリューミーな厚焼の中に、刻みネギがぎっしり!

「ネギがないと、厚焼き玉子はやらない」という店主こだわりの一品で、ネギの食感がクセになってどんどん箸が進みます。しっかりした甘味と出汁が存分にしみ込んだ厚焼は、お酒のおつまみにもぴったりなんですね。

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ワカコも注文した「レモン酢ドリンク」。こちらは、レモンと蜂蜜を酢に漬け込んだ自家製シロップと、焼酎「金宮」を合わせた店主オリジナルのヘルシーなお酒。優しい甘みと酸味のすっきりした味わいで、ぴりっと辛いカレールーと相性抜群!

辛いルーと甘いレモン酢を交互に楽しむうちに、気づけばお酒が進んでいます。

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お店の大人気メニュー、続いてはアツアツの「インデァンポテト」も登場。カレースパイスで味付けされたポテトは、じゃがいもの皮をむくところから全て手作り。

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店主のスパイス加減が絶妙で、いくらでもいけますこれ。カレールー・厚焼・ポテト⇔レモン酢のループが止まりません。

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お話をうかがっていると、店主が手早く新たな一品を作り始めました。目の前が調理場なので、店主の箸さばきが気になってしまうのは主婦のさが(笑)。

さてボウルの中で混ざり合っているものは...。

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「千切り大根とホタテ貝柱のマヨネーズ和え」。店主が「ぜひ味を覚えていって、お子さんにも作ってあげて!」と、おうちで作れるようレシピも教えてくださいました♪

これはめちゃくちゃ美味しいです。ほっこり温かい心遣いが、心に沁みます。

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すっかり和んだころ、お店がオープンした当時からの常連客・小松崎さんがご来店。1、2年ぶりだそうですが、まるで我が家に帰っていらしたようにお気に入りの奥の席に座り、駆け付けにビールを1杯。お店の歴史をご存知なだけに、いろんな秘話も聞けました。

そうそう、かつてソフトボール選手として君臨し、2007~2008年の全日本総合女子選手権大会で大活躍をした杉山亜里紗さんも、女ひとり飲みによくこられるそう。

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最後にもう一杯! こちらもお店で人気の「ハイボール」を軽くいただき、締めとしました。ぷしゅ~!

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我が家のような居心地の良さに癒され、お腹も心もポカポカになったところで、ごちそうさまでした!

「バラ肉玉子カレー炒め」など、まだまだ食べてみたいメニューがたくさん。「次は子連れで夜ご飯を食べにきます!」と約束し、冷たい強風が吹き荒れる高田馬場を後にしました。

ライターM、四十ウン歳。私にとっての女ひとり酒の醍醐味は「美味しいものを、ゆっくりと食べて飲んでリフレッシュ」。これを機に、積極的に気分転換をしながら毎日をがんばろう!そう心に決めた夜でした。

【取材協力】

住所:東京都新宿区高田馬場2-19-4
営業時間:17時~23時頃
定休日:日曜日


次回3月4日(月)の放送は...?

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第9夜「新大久保で韓国料理」

昼休み、韓国のガイドブックを見ていたアベちゃん(渡部瑞貴)の影響で、韓国気分を味わえる新大久保にやってきたワカコ(武田梨奈)。
早速入ったお店でチャンジャと麦焼酎の水割りをオーダー。水割りが薄く感じてきたワカコは麦焼酎のロックも追加。ロックを舐めつつ、チャンジャを舐めつつ、水割りはチェイサー代わりに。チャンジャ沼を存分に楽しむ。
次の日、アベちゃんから壺漬けカルビのオススメのお店を聞いたワカコは再び新大久保へ...。

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