“空調がついたイス”で快適なオフィスライフ!:WBS

公開: 更新: テレ東プラス

オフィスは、スーツ姿で暑がりの人、冷え性で寒がりの人など、さまざまなタイプの人が共に集う空間。それでも部屋の空調は一律で管理されているので、なかなか温度管理が難しい。暑い夏や寒い冬は特に悩む人も多いのではないだろうか。

toretama_20190212_01.jpeg
そこで開発されたのがこのイス。ごく普通のオフィス用のイスといった感じだが、こちらは送風機能と加熱機能を加えた"空調イス"。オフィス器具を扱う「オカムラ」と、空調器具を手掛ける「ダイダン」が共同開発した。

toretama_20190212_02.jpg
寒いときは、イスの座面にヒーターが内蔵されているのでポッカポカ!

toretama_20190212_03.jpeg
さらに、座面が空気を吸い込んでくれるので、太もも裏の汗の蒸れを防いでくれる。

toretama_20190212_04.jpeg
座面の両側には吹き出し口がついていて、ここから空気が出ているのでかなり涼しくなる。

toretama_20190212_05.jpeg
バッテリー内蔵で、送風やヒーターの出力は手元のリモコンで調節ができるし、風向きもこのように自由に変えることができる。

toretama_20190212_06.jpeg
そしてこのリモコンは、無線通信で空調とつながっていて、部屋内の多くの人がイスのヒーターを上げると、空調が弱から強に切り替わる。個人個人のリモコンの調節が部屋全体のエアコンの温度調節にもつながっているのだ。例えば、部屋が寒いということでイスのヒーターをオンにした人は、部屋が温まってきたら今度はそれをオフにするだろう。大多数がオフにしたと感知すると、部屋のエアコンが弱まっていく仕組み。

2~3時間の充電でおよそ8時間使えるので、帰るときに充電しておけば、朝来たときには充電満タンで、1日使える計算だ。

なぜイスにこのような空調機能をつけたのか? 開発に携わった「ダイダン」技術研究所の田中康信さんは「働く人たちがみんな快適な中で仕事をしてもらいたい。そうなると、寒さ暑さの好みを自由に変えてほしかった」と話す。

実際、偉い人が温度設定してしまうと、部下が変えるのは難しい。寒がりな人、暑がりな人が苦労するのが現状だ。この空調イスがあればどんな人でも快適に働くことができ、働き方改革につながるかもしれない。

【商品名】
空調イス「クリマチェア」(仮)

【商品の特徴】
バッテリー内蔵で、送風の機能と加熱の機能を備えた、自分好みに温度調節ができるイス

【企業名】
オカムラ・ダイダン 共同開発

【住所】
(オカムラ)横浜市西区北幸1-4-1-19F

【価格】
未定

【発売日】
20年3月までに発売予定

※その他、先週の「WBS」"トレンドたまご"では、以下のトレンドを紹介!

●紙で紙を切る!?"名刀 紙切丸"
紙でできたペーパーナイフ

●音で分かる装置"Sence Surface"
透明な板にマイクとスピーカーがついていて、上に載せられた物を音で見分ける

●紙がロール状に!"ペーパーラップノート"
ラップのようなノート

●静電気を有効活用"静電気を感知する壁紙"
人の静電気を感知できる壁紙で、防犯センサーとして活用できるように開発中

詳しくは「ビジネスオンデマンド」へ!

PICK UP