大人計画・三宅弘城が熱弁! “ととのうサウナ”ってナニ?

公開: 更新: テレ東プラス

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トラブルメーカーと噂される銀行員・原島浩美が、大胆な発想と行動力で業績不振のダメ支店を救う痛快ストーリー、ドラマBiz「よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~」を絶賛放送中。

「恐れながら申し上げます」の決めゼリフとともに真っ直ぐに仕事を進めていく浩美を、真木よう子が演じ、新境地を開拓している。

浩美が移動した台東支店には、唯一奮闘する営業課のエース・加東亜希彦(丸山隆平)、営業課で加東を慕い浩美を疎ましく思う矢野修(塚本高史)、浩美を疎ましく思う支店長・山田太平寺脇康文)、支店長のコバンザメである副支店長・奈良敬三(三宅弘城)といった個性あふれる面々が揃う。

そこで今回「テレ東プラス」では、副支店長・奈良敬三を演じている三宅弘城に直撃インタビュー! ドラマの魅力や仕事のポリシー、好きなものまでアツ~く語ってもらった。

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大人のドラマの出演に心でガッツポーズをしました

――奈良といえば腰ぎんちゃくですよね。そんな彼の魅力を教えてください。

「"弱い者には強い、強い者には弱い"まぁ長いモノに巻かれるコバンザメですね。ただ、意外とどんな組織にもいるタイプだと思います。頑張って副支店長にまでなったけど、どこかで何かを諦めている。絶対に支店長になるタイプじゃないですからね(笑)。彼なりの処世術でああなっている...そんな人物です。まぁコミカルに描かれていることもあり、悪い人物ではないですよ」

――本作は、大人たちへ向けた上質で本格的なドラマを送る"ドラマBiz"枠で放送中ですが、この枠だからこそ、リアリティのある人物と言えるのでしょうか。

「まさしくそうで、意外と身近にいたりすると思います。ちなみに僕は、イチ視聴者として、この枠をすごく楽しんでいたんですよ。50歳という年齢もありますが、最近は人間関係や仕事上のトラブルを解決していく大人のドラマの方が興味深くなってきて...(笑)。出演が決まったときは、テレビ東京さんのドラマの出演が初めてということもあり、心の中でガッツポーズをしました」

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――そんなテレビ東京に対して、何か"申し上げたいこと"はありますか? 浩美の決めゼリフである「恐れながら申し上げます!」にちなんで...(笑)。

「(だいぶ考えて...)実は僕、牛乳が好きなんですよ。今でも普通に、牛乳を飲みながら食事を頂いたりしています。さすがにお寿司はもう無理かもしれませんが(笑)。ただ、多くの大人はこの組み合わせは無理と言うんですよね。そもそも牛乳はカフェオレなどで使ったりしますが、そのまま飲んでいる大人は少ないのではないでしょうか。僕が普通に飲んでいたら驚かれますから。でも、これだけは皆さんに認めてもらいたいです! そして肝心の"申し上げたい"ことは、撮影現場にも麦茶、コーヒー、牛乳という並びで、普通に牛乳を置いてもらいたいです。僕しか飲まないかもしれませんが(笑)。そうなったら、僕にとって夢みたいな現場になりますよ!」

フィクションの世界でウソがないように演じたい

――三宅さんが仕事をする上で大切にしていることはなんですか?

「お芝居ってどこかつくられたモノじゃないですか。だからこそ、役に入るというよりも本当にその場所にいるという気持ちを忘れないようにしています。乱暴な言い方をすると、フィクションの世界にウソの人間がいると、その世界は完全にウソになっちゃうような気がして...。どんな設定でも"その場所には本気でいたいな"と常に思っています」

――では、今回の奈良を演じるために、リアルさを追及したことはありますか?

「彼自身が店頭に立っているわけではないので、銀行に行って何かを研究するということはしていませんが、人間関係については台本を読んでいろいろ考えたり、支店長役の寺脇康文さんとはたくさんお話をさせていただいています。いてもおかしくないというリアリティさえあれば、ちょっとくらいベースからはずれてオーバーなことをしても、"こんな人いねぇよ!"とはならないので。現実に"いるいる!!"と思ってもらえる人物を目指しています」

大好きなサウナでリフレッシュして撮影に臨みます

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――三宅さんといえばサウナ好きとしても有名ですが、そもそもサウナの魅力って何ですか?

「う~ん、逆に質問したいですが、サウナは好きですか?」

――えっ? 私ですか?(笑) あまり行かないですけど、一度入ったら、けっこう長く耐えて入るタイプです。

「ふむふむ、耐えることはしていると...。では、水風呂には入ってます?」

――実はそれが苦手で...。

「あれは完全に慣れなんですよ。サウナって"水風呂のためのサウナ"なんです。サウナに入って水風呂に浸かり、そこから出て休憩していると、体の表面がチリチリしてきて、一瞬なんか体がブワーッという感じになるんですよ。それをサウナ好きの中では"ととのった"と表現しますが、これが実に気持ちがいい! "ととのう"ためにサウナに入っているといっても過言ではないです。それからいいサウナだと、我慢しなくても気持ちよく入れたりするものなんですよ。心地よい柔らかい熱さが体を包んでくれるというか...。ってごめんなさい! なんかついアツくなってしまっていました...(笑)。でも、"サウナに入るときは教会に入るときと同じ気持ちで"というフィンランドではことわざにもなってるらしく、サウナって神聖な場所なんですよ」

――三宅さんのサウナに対する熱い想いが伝わってきます(笑)。こだわりの入り方などあるのでしょうか?

「だいたいの目安はありますが、やっぱり体調にも温度にも左右されるので、特に決めてはいないです。水風呂に入りたくなったらサウナを出る、というのが僕のやり方。サウナと水風呂のセットというのは無限ですからね~。スーパー銭湯やサウナ施設に行くと、休憩所やご飯を食べるところがあったりするので最高! あそこに住めちゃいますよ(笑)」

――ドラマの撮影中にも行かれたりするんですか?

「もちろん! 時間が空けばいつでもという感じですね。仕事でこの場所に行く、とわかったらすぐ検索をしてサウナを探します。今回もサウナに入ってリフレッシュして、奈良を演じ切りますよ(笑)」

現場の雰囲気がいいので打ち上げで泣いてしまうかも...

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――以前出演された「チマタの噺」(毎週火曜 深夜0時12分)では、涙もろいという一面をお話しされていましたが...。

「45歳くらいから涙腺が崩壊してきたような...。特に動物ものが弱くて、番組や動画などを見ていると泣けてきちゃいます。あと、圧倒的なものを見たときも泣けますね~。"クジラとか自然の偉大さには勝てないな~"と気づかされて...。本当にすぐ涙が出ちゃうんですよ(笑)」

――なるほど。じゃあ今回の現場でも涙を流す、なんてことはあるのでしょうか?

「この現場は楽しいから、どうなんだろう? ただ、打ち上げで泣けてきちゃうことはあるかもしれません。以前、現場がすごく楽しかった作品で泣いてしまったことがありますから(笑)。僕の涙に慣れている人は面白がって見てるんですけど、初めての人は驚きますね。大の大人がびーびー泣くわけですから」

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――最後に、今後のドラマの見どころを教えてください。

「原島浩美という人物はすごくスカッとさせてくれるので、見ていてカタルシスを得られると思います。女性では、いそうでいなかったキャラクターじゃないでしょうか。すごくまっとうだし、わからないことはわからないとキッパリ言える...そんな力強さが魅力です。自宅にいるときの浩美のギャップも楽しいですよね。あと、浩美だけではなく、営業課の粒だったキャラクターもすごく面白い! 僕的には奈良の腰ぎんちゃくぶりを楽しんでもらいたいです。怒ったりへいこらしたり、コロコロ変わりますから(笑)。月曜日はこのドラマを見て、笑ってスカッとして1週間をお過ごしください!」

原島浩美をはじめ、キャラの濃いメンバーが織り成す人間ドラマを、存分に楽しんでください!

そして、ドラマBiz「よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~」(毎週月曜夜10時)の気になる第4話の内容は...。

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永松隆司(林泰文)が、不況のため人員削減に踏み切ると宣言。業績不振の台東支店から対象者が多くなるのは否めないと、原島浩美(真木よう子)らにプレッシャーをかける。最も可能性が高いのは、成績最下位の吉田剣(森永悠希)。担当先のディスカウントショップ社長・田端章夫に顔を出しても、いまだに暗い表情でオドオドした立ち振る舞いをする始末。「銀行員に向いていない」と罵倒された吉田は、翌朝失踪してしまう。

現在、第3話を「ネットもテレ東」で配信中です!(2月11日月曜 夜10時53分終了)

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