2月7日(木)夜10時~放送の「カンブリア宮殿」。今回は、林家三平が主演する「♪ニキ、ニキ、ニキ、ニキ、二木の菓子」のCMでも知られる老舗の菓子専門店「二木の菓子」。日本の地方菓子で世界に挑む!
地方に埋もれた名もなき菓子を発掘!
東京、上野のアメ横に長年客に愛され続ける店がある。それが、いつも客で賑わう「二木の菓子」だ。人気の理由は豊富な菓子の品揃え。実に10000種類に及ぶ。アメや柿の種などの定番物をはじめ、珍味や輸入物も充実。店はさながら「菓子のテーマパーク」のような空間になっている。
そして地方の銘菓を数多くそろえているのも二木の菓子の強さ。地方に眠る銘菓を探し求めて、毎月、300種類もの商品を試食する「仕入れ会議」を行い、厳選したものを商品として販売。それが、「他にはない本当においしいお菓子がある」とお客から支持を得ている。
お菓子で「人を幸せにしたい!」
1947年、創業者(二木源治)が、上野のアメ横にみかん箱一つ分のスペースで販売したのが二木の菓子の始まり。現社長の正人は源治の次男として生まれる。高度経済成長の波に乗り、菓子の販売だけでなく、喫茶店のチェーン化やパチンコ店、そしてゴルフ用品の販売など事業を多角化し成功。
しかし、1992年の大店法の改正でピンチに。巨大ショッピングモールが出来たことで、業績は落ち、次々と事業を撤退する羽目に。正人は創業者の原点でもある「お菓子でお客を笑顔にしたい」という思いから、地方の菓子に目を向け、差別化を図った店舗運営を行うことで事業を軌道に乗せている。
さらに5年前には、地方の菓子メーカと協力して、プライベートブランド「ふたつ木」も立ち上げた。
日本の地方菓子で世界に挑む!
ここ数年、二木の菓子は外国人客が急増している。メードインジャパンの菓子がお土産に喜ばれるのだと言う。そうした傾向を背景に、二木は、ある挑戦に踏み出した。
今年11月に、タイのバンコクに初の海外店をオープンしたのだ。タイ人からの評判も上々。タイを皮切りに、世界にメードインジャパンの地方菓子を売り込もうと二木は意気込む。