海の幸が満載! 鮭&イクラ&カキを使った超豪華お雑煮:昼めし旅~あなたのご飯見せてください

公開: 更新: テレ東プラス

毎日食べる「ご飯」、おいしいお店を紹介するグルメ番組は沢山あるけど、実際は一体どんな人がどんなものを食べているのでしょうか? ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉に、リポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分~)。時には観光スポット、時には田舎、そして地元の駅前や商店街など、芸能人や番組スタッフが様々な場所へ旅をしながら、その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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1月4日(金)の放送は、平成最後のお正月ということで新春開運SPと題して、新年の豊作や家内安全を祈願して食べられるようになったというお雑煮を日本全国大調査! スタジオの田中直樹(ココリコ)さん、萬田久子さん、尾上松也さんらがエントリーしたお雑煮を試食し、1位を決定します。果たしてどの県のお雑煮が第1位に輝いたのでしょうか?

鮭の町の豪華お雑煮! 新潟県村上市「鮭いくら雑煮」

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お次の舞台は日本海に面した新潟県の最北端、村上市。この町で有名なのは、三面川で秋から冬にかけて遡上してくるおよそ4万匹もの鮭。そんな鮭の町でお雑煮調査するのは、渡辺正行さんです。

三面川漁協組合長に紹介してもらった、地元の有名人だという本間キトさんにお雑煮を見せてもらうことに。

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1.鮭を開いて食べやすい大きさに切る。
2.鮭はグリルで焼いておく。焼くと生臭さがなくなり、香ばしくておいしくなるそう。
3.鍋のお湯に少量のめんつゆと鮭のアラを入れて煮込む。日本海にもまれた鮭は適度に脂があり、味がしっかりと感じられるのだとか。
4.鮭から出汁が出たら追い鰹つゆを入れてうま味をプラス。15分ほど煮込んだらアラを取り出す。
5.十字の入った角餅を焼いておく。

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6.3の鍋にまいたけとしめじ、焼いた鮭と長ネギ、最後に焼いた餅を入れ、ネギに火が通るまで軽く煮込む。
7.イクラを乗せたら完成!

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鮭の頭を酢漬けにして、大根おろしとイクラを和えた氷頭なますや、脂の乗った鮭のヒレの塩焼き、崩した豆腐を砂糖と醤油で味付けし、寒天で固めた豆腐寄せという村上市の郷土料理も並びました。

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というわけで、新潟からは鮭とイクラの贅沢な親子雑煮がエントリー!

瀬戸内海の旨味が凝縮! 広島県安芸津町「カキ雑煮」

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400種類以上の魚が生息する瀬戸内海。中でも有名なのが天然真鯛。豊富な餌と、強い潮の流れで育つことから、身の質・脂の乗りともに極上!そんな瀬戸内海に面する広島県・安芸津町のお雑煮を調査するのは、鈴木亜美さん。

実は安芸津町はカキの養殖もさかんな町。カキ直売所のマルミ水産にお邪魔しました。カキの仕事をして40年の、美野澄江さんにお雑煮を見せてもらえることに。

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1.大量のカキを塩で洗って臭みとヌメリを取る。
2.大根・ニンジン・ゴボウを水から煮ていく。
3.火が通ったらカキを入れて弱火で煮込む。
4.出汁の素・薄口醤油で味付けする。

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5.丸餅を焼いて、なるとと共に鍋に入れたら完成。

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さらに、カキを片栗粉で程よく揚げて、出汁の素・醤油・酒・みりんを合わせた出汁をかけた一品、牡蠣の揚げ出しも並びます。

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カキを殻付きのまま容器に入れてふたをし、電子レンジで6分半加熱するだけで簡単に蒸しカキも完成!

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こちらが美野家の晩ご飯。

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カキ雑煮を食べた鈴木さん、「カキがプルプル。ほんのりとした甘い出汁を感じる」と感動。
広島県からは瀬戸内海の冬の恵み、カキ雑煮がエントリーしました!

驚きの組み合わせ! 香川県三豊市「あんもち雑煮」

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続いても瀬戸内海に面した、香川県三豊市仁尾町。良好な漁港に恵まれ、豊富な種類の魚がとれ、車えびの養殖もさかん。城下町として栄え、風情ある建物が今でも残っているこの町で調査するのは、具志堅用高さん。

自宅の庭で孫と遊んでいた塩田佳代子さんに声をかけ、お雑煮を見せていただくことに。

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1.ニンジン・大根を細切りにし、ひと口大に切った里芋・豆腐と共に煮る。
2.カタクチイワシを使った煮干し・いりこの粉末を入れて出汁をとる。
3.あんこの入った丸餅を焼かずに入れる。
4.白味噌を溶き入れて完成!

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魚のすり身を揚げたじゃこ天に、白菜の塩漬けも並びました。

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白味噌にあんこの餅が入ったお雑煮は香川の定番。意外にも、「喧嘩しないですごくよく合う」と具志堅さんも絶賛。
お正月だけの贅沢として、お餅の中に庶民には手が出なかった高級品の和三盆で煮たあんこを詰めたのがあんもち雑煮の始まりと言われています。
香川県から、この絶妙な組み合わせのあんもち雑煮がエントリー!


以上、3つの地域からお雑煮がエントリーしました。これで5つの地域のお雑煮が出揃いました。
スタジオで試食した結果、グランプリはなんと満場一致で岩手県のくるみ雑煮に決定!
萬田久子さんは、「大人の味なんだけどお子さんにも喜んでもらえる味。正月に作ると話も盛り上がりそう」と理由を話しました。
でも、どのお雑煮も甲乙つけがたいおいしさだったようです。地域によってこんなにも違いがあるお雑煮、奥が深いですね。

「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。

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