三浦貴大が人間ドッグ初体験?「自分の食生活に危機を感じています(笑)」

公開: 更新: テレ東プラス

mikiclinic_20190119_01.jpg
2018年本屋大賞第8位! 現役医師作家・知念実希人の作品を初の映像化。土曜ドラマ9「神酒クリニックで乾杯を」(BSテレ東 毎週土曜夜9時)を絶賛放送中。

主人公の九十九勝己は、医療事故で患者を死なせてしまった過去を持つ、ちょっとワケありの医師。そんな勝己が、VIP専門の医院「神酒クリニック」で働くことに。生真面目な勝己は、院長の神酒章一郎(安藤政信)以下、個性的なスタッフに振り回されながらも、患者のために奮闘することになる...。

そこで「テレ東プラス」では、民放初主演で、九十九勝己役を演じる三浦貴大を直撃取材。ドラマの裏話はもちろん、俳優としての価値観やなぜか気になる健康問題まで...貴重なインタビューをあますことなくお届けする!

神酒先生の一挙手一投足を追ってください!

mikiclinic_20190119_02.jpg
――まずは、作品をご覧になった感想から聞かせてください。

「撮影中は、実際にどういう風に映っているのか...あまりよく分かっていなかったんです。でも、いざ映像になると、神酒クリニックのメンバーのバランスが良くて、スピーディーに展開していくので面白かったですね。僕のイチ推しは、もちろん神酒先生! もうとにかく、神酒先生を重点的に見て欲しいです。安藤さんがいろいろと細かいお芝居をやってくださっているので、ストーリーとは違う視点でも楽しめるのではないでしょうか」

――あれ? 神酒先生はもちろんですが、勝己先生のみどころはないんですか?(笑)

「ないです!(笑) 実は、視聴者の皆さんと同じ目線を持っているんですよね。神酒クリニックに入って、『なんだこいつら!』みたいな。ですから視聴者の皆さんは、ぜひ勝己目線で見て頂ければと...。あっ、あと、翼さんも見どころです」

――16歳の板垣李光人さんが、見た目は10代だけど実年齢は32歳の精神科医・天久翼先生を演じていますよね。第1話でのリアルなお芝居を見て、たしかに「あれ? 板垣さんっていったい何歳なんだろう?」と不思議な錯覚に陥りました。

「まず、16歳で僕より年上の役をやっているのが信じられないし、僕があの年なら絶対に演じられない。16歳といったら、まだ物心ついていないですから(笑)。あれだけ役をちゃんと作ってくるなんてスゴイ人だと思うし、正直僕は、毎回混乱しています。板垣さん? 板垣くん? いったいなんて呼べばいいんだろう(笑)」

――記者会見では、安藤政信さんが「脚本は読まない」とおっしゃっていましたが、現場ではアドリブがスゴそうですね。

「そうなんです、大変なんです! 僕は、脚本を語尾まで変えないタイプの人間なので、安藤さんを見ていると、つくづくスゴい人だなと思います。よく思いつくなというのもあるし、脚本以外のところにセリフを付け加えるなんて、僕は怖くてできないです」

mikiclinic_20190119_03.jpg
――安藤さんのアドリブによって、三浦さんの演技が変わってしまうこともあるのでしょうか?

「それはあまりないですね。勝己は、基本的に振り回される役なので、お芝居を受けていくだけでいいんですよ。でもとにかく、安藤さんと女医・ゆかり役の(松本)まりかさんは本当に面白いです。2人のお芝居を見ていると、現場でいつも笑っちゃうんですよ」

mikiclinic_20190119_04.jpg
――現場のいい雰囲気が伝わってきます。安藤さんのアドリブで、具体的に印象に残っているシーンはありますか?

「もういっぱいありすぎて...。第3話で勝己は、神酒先生から急に"かっちゃん"と呼ばれるんですよ。神酒先生は、クリニックのメンバーをあだ名で呼ぶんですけど、実は脚本には一個も書いてない。すべては安藤さんのノリなんです(笑)。なんて自然体な役者さんなんだろうと...。本当に面白い方なんですよね」

毎日ピザを食べて、健康診断はあまり受けていません

mikiclinic_20190119_05.jpg
――さて、話はガラリと変わります。今回は医師役ということで...三浦さんは病院にはよく行く方ですか?

「まったく行かないですね。外に出るのが嫌いなので...(笑)。病院が嫌いなわけじゃなくて、面倒くさがりなだけなんですけど...。でも、今度人間ドッグに行くことにしたんです!」

――えっ? 何か健康面で気になることがあったんですか?

「健康診断をあまり受けていませんでしたが、今の食生活からすると、確実にどこか悪いだろうという気持ちがあって...。だって、今の僕の生活でオールクリアだったら、お医者さんいらないと思うんですよ(笑)」

――そこまで言うなんて、どんな食生活なのか気になります。

「実は、週7でピザとか...」

――ジャンクですね~。でも、それはやっぱりまずいですよね(笑)。

「朝までお酒を飲んでいることもありますし、ピザ、ラーメン、カレーが好きなので、すぐに太ってしまうんです。役者なので"これ以上いったらまずいな~。痩せよう!"と思うと絶食みたいなことをしてみたり...。体にいいわけがないですよね」

――ぜひ、人間ドッグに行ってください!(笑) ちなみに、もしも「神酒クリニック」のメンバーの中から主治医に選ぶとしたら誰がいいですか?

「究極の人見知り医師・黒宮(栁俊太郎)さんです。だって、必要なことしか言わなそうでしょ? 話が長いのはあまり好きじゃないので、必要なことだけ教えてえてくれればいいんです。病名と余命をバンと言われたほうがスッキリするかな」

――「神酒クリニック」は、病気を治療するだけでなく、患者さんの人生そのものも救いますよね。三浦さんは、これまでの人生の中で「救われた!」と思った瞬間はありますか?

「俳優の先輩方からいろいろなアドバイスをいただくこともありますし、先輩方の現場でのたたずまいを見ることで学ぶこともたくさんあります。それだけでも、十分助けてもらっているなと感じます」

mikiclinic_20190119_06.jpg
――「俳優の仕事がつらくて辞めたい! 誰か救ってくれ!」と思うことはないのでしょうか?

「もちろんつらい時はたくさんありますが、芝居に関してはちゃんと真面目に向き合ってやっていこうと思っているので、現場がどれだけつらくても平気です。作品を作るという枠の中で苦しいのは全然いいんですよ。"人を楽しませる仕事をしているんだから、作っている人も楽しまないとダメ"と言われることもありますが、僕は絶対にそんなことないと思っています。仕事はつらいし予算もない、現場は少しも楽しくなかったのに、その結果、作品がとんでもなく面白くなることってあるんですよ。だから"いい作品を作ろう"という気持ちさえあれば、つらいのはまったく気にならないですね。きっと誰でもそうだと思いますが、役者は仕事なので、趣味でやっているわけじゃない。だからこそずっと続けていけるし、あまり深く考えてマイナスになることはないですね」

――"三浦さんは、俳優というお仕事に対してクールに向き合っているのかな?"と思ってここまでお話を聞いていましたが、実はとても熱い気持ちで臨んでいらっしゃるんですね。それでは最後に、「神酒クリニックで乾杯を」の今後のみどころを教えてください!

「第3話以降、この神酒クリニックの個性豊かなメンバーに一人づつフォーカスをあてた話が登場します。"それぞれがどういう人なのか""実はこんな人だった"と、キャラクターが輪郭を帯びていくような話がたくさん出てきます。そして最後は、九十九勝巳がいったいどういう人なのかにたどりつくので、皆様には、どうかそこまで耐えていただいて...(笑)。僕もまだ、第6話までしか脚本を読んでいないので、神酒章一郎という男の正体が謎なんです。皆さんもぜひ、今後の展開を楽しみにしていてください!」

そして気になる第2話の内容は...。

mikiclinic_20190119_07.jpg
椿山国交大臣(小林幸子)を襲った犯人を捜す事になった神酒クリニックメンバー。そんな中、収賄疑惑が報じられた大臣の秘書・中川が銃撃される。神酒(安藤政信)らは、大臣の番記者・小野の元に送られた収賄疑惑の映像から、中川が裏カジノに出入りしていた事を突き止める。真相を突き止めるため、一同は裏カジノに潜入。黒宮の高い知能や翼の読心術により大儲けするが、関係者であるヤクザに囲まれ絶体絶命のピンチを迎える...!

現在、第1話を「ネットもテレ東」で放送中!(1月19日土曜夜9時53分 配信終了)

PICK UP