売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時12分放送)。1月17日(木)の放送では、「業界の裏側大暴露スペシャル」をお送りしました。
そこまでする!? 最新・詐欺グループの手口
裏社会ジャーナリストの松永達也さんは、まだまだなくならないオレオレ詐欺の新しい手口について話してくれました。最近の詐欺グループは、アジトとして使っている部屋を1~2 週間ほどで引っ越してしまい、警察の手が届かないようにしているといいます。資金的な問題で引っ越しができないグループは、車をアジトにして移動しながら詐欺の電話をかけるなどしているそう。その車は、借金をした人が担保に入れたもの、つまり金融車が利用されており、もし警察が車を見つけてナンバー解析したとしても、詐欺グループとは全く接点のない人が持ち主として判明するだけなのです。
松永さんは、そのような車に限らず、詐欺に必要な道具を取り扱っているという"道具屋"と呼ばれる業者が存在していると話します。道具屋から入手できるのは、携帯電話や銀行口座、印鑑など、自分のものを使うと足がついてしまうようなもの。道具屋は、ホームレスなど低所得の人たちに銀行へ行って口座を作ってくるように指示。そうして作られた銀行口座が、犯罪グループに売られて詐欺などに利用されるのです。
しかし、ホームレスの数にも限りがあり、詐欺件数も増えて行くため、銀行口座を量産するのも困難に。そこで道具屋は、ホームレスと日本に住みたい外国人を入籍させてその外国人名義の口座を作るという手口を始めたそう。外国人も日本に滞在できるため、ウィンウィンの関係になってしまうのです。
また、詐欺グループは、大ボスの下に中ボス、その間に紹介者を挟んで下っ端(受け子)がたくさんいるという構図がほとんど。中ボスと下っ端は偽名を使っているため、たとえ警察に下っ端が捕まったとしても大ボスの正体まではわからない仕組みになっているのです。
下っ端はグループ内の人間の後輩、後輩の友人、友人の友人......と、身内からどんどん話が広がって集められた人たち。詐欺グループと直接コンタクトを取ることがある松永さんも、「他のグループの人を紹介してくれ」と言われたりするそう。
職質のスペシャリストが語る歌舞伎町の犯罪
高橋和義さんは、歌舞伎町で約1400人に職務質問を行ない、薬物犯を3年間で380件ほど検挙したことがある"伝説の職質警官"。「薬物を利用している人はだいたいわかる」という高橋さんは、薬物犯に見られる特徴を説明してくれました。
まずは「傷だらけの高級車に乗っている」。どんなに良い車に乗っていても、薬のせいでまともな運転ができず車体には傷や凹みがたくさんができており、さらにそれを直すという考えもないためにガムテープで押さえてあったりするようです。また、「吸い終わったタバコの長さがバラバラ」。タバコを吸っていても「いつ警察が自分の元に来るか」と不安になって落ち着かないため、まだ長い状態、もしくは短すぎる状態まで吸ってしまうのそう。また、昔から薬物犯が注射器などを隠しやすいとして使っていた銘柄があるといい、未だにその銘柄を愛用している薬物犯が多いようです。
もちろん歌舞伎町で起こる事件は、薬物がらみばかりではありません。高橋さんは、デリバリーヘルスの送迎車を職務質問したときのエピソードを語りました。その車に乗っていたのは女子高生で、高橋さんもなんとなく見覚えがある顔。警察署に連れて行き調べると、なんと高橋さんの後輩刑事の娘だったといいます。警察の仕事は朝から晩まで働く忙しいもの。お母さんはすでに亡くなっており、相談相手もいなかった娘は新宿で声をかけられそのままデリバリーヘルスの仕事を始めてしまったようです。その父親である後輩刑事は、そのことをきっかけに警察を辞めて娘のために生きると決めたといいます。
ハリウッド公認声優が月収を暴露!
森川智之さんは、ハリウッド俳優のトム・クルーズ出演作品で吹き替えを担当している「トム・クルーズ公認声優」。トム・クルーズの声を担当することが決まったオーディション秘話や、地獄のようだった初収録について、さらに森川さんが受け取った驚愕のMAX月収まで大暴露してくれました。
さらに、番組では現役の"おくりびと"も登場。自身の仕事について話してくれました。
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